『ゼノサーガ エピソードII [善悪の彼岸]』の出発点となる第二ミルチア。「第二」の文字が示す通り、以前は別の場所に単なる「ミルチア」の名前で存在した。
前作『エピソードI』でも語られた14年前に起きたある事件(旧ミルチア レアリエン暴走事件(14年前)―俗に言う「ミルチア紛争」)が、『ゼノサーガ
エピソードII [善悪の彼岸]』では明らかになる。



 |
 |

原因は不明だが、殆どの機種のレアリエン(合成人間:知性、感情を持つ)が突如狂騒状態に陥り、市街の破壊活動を開始した。さる筋からの依頼を受けたケイオスとカナンは複座E.S.
ASHER(イー・エス アシェル)」を駆り、その調査に向かう。そこには無残に破壊された街並みが拡がっていた。
その光景を唖然と見渡す2人に、連邦のA.M.W.S.(エイムス)による攻撃が加えられる。味方識別コードの送信も虚しく、更に激しい砲火が
ASHERを襲う。―― 危機一髪の状況を救ったのは緑色に塗り分けられた一機の連邦A.M.W.S.だった。鬼神の如き攻撃力…A.M.W.S.用のカタナ1本で他のA.M.W.S.を一刀両断する様は、相当な手練れパイロットの搭乗を想像させた。
大方を片付け地上に降りた2人の前に、緑色のA.M.W.S.のパイロットが姿を現す。それはある使命を帯びてミルチアの地に降り立った、若き日のジン
ウヅキその人だった。それぞれに目的が違うとは言え、ミルチアの案内に明るいジンはケイオス、カナンに請われ同道を承諾する。3人が向かう旧ミルチアの心臓部には、おりしも雨が降り始める…。
ミルチアメインフレームの前に立ち止まり、ふとその建物を見上げる3人の前に立ちはだかる影。まだ顔に傷痕の無いマーグリス。そこで交わされる、どうやらジンとの間に深い因縁があるような会話。その様式的なやりとりに続いて、これもまた美しく、舞う様な殺陣が始まる――
結局ミルチア紛争によって旧ミルチアは壊滅、現在の場所にその機能が移され、「第二ミルチア」と呼ばれている。第二ミルチアにはヴェクター二局(シオンの属する企業、KOS-MOSを開発した会社)が在り、シオン一行はまずそこを目指すことになる。 |