ビリー・ビショップとシェーラ・クロフォードをはじめとしたチーム「PHANTOM」のエージェントたちが活躍する『スパイフィクション』。「光学迷彩」による隠密行動や「3DAカメラ」を使用した変装などを駆使して任務を遂行する本作には、“これぞスパイ”と思わず唸ってしまうようなカッコイイアクションが満載だ。
また、新しく開発されたためにワクチンが存在しない細菌兵器と、テロリストのディートリッヒ・トロイとの息詰まる攻防や細菌兵器をめぐる物語もシリアスでスリル満点。緊迫感に包まれた状態でゲームは進む。
しかし、任務遂行中に思い余ってトンデモナイ行動を取ってしまったり、スパイツールをイケナイことに使ってしまったり…。本編がシリアスだからこそ思わず笑ってしまう、傑作シーンも満載だ。ここではそんな『スパイフィクション』の名(迷?)場面をお届けしよう。
ナノテック・ダイン社による細菌兵器開発の情報を入手し、その社内へと潜入を試みるチーム「PHANTOM」。研究所員らに変装して情報を収集し、重要なデータを手に入れのだ!
 「うぉぉぉ!なぜ実験がうまくいかない!あいつは成功してボーナスももらってるってのに!なぜだ!しかも来月からあいつが主任だとぉ!?オレのほうが先輩だってのに!やってられるかぁ!」。…落ち着け、ビリー。お前はスパイであって研究員ではないぞ。
 「フォレストの野郎、おれが淹れたコーヒーをまずいとぬかしやがった!サミュエルのコーヒーは「うまい」といって喜んで飲むくせに!豆も水も、サミュエルと同じものを使っているのに、何が違うって言うんだ!」。なお、今回の任務にコーヒーの味は関係ない。
 「ちょっと、何よアイツ!アタシはスパイよ!?これでも国家レベルの悪事を防ぐために活動してるのよ!?今の姿は任務のために仕方ないものなのよ!それなのに「これコピー300部」ですって!?300部もやってられないわよ!」シェーラ、突っ込みどころがおかしくないか?

 ナノテック・ダイン社に先に潜入していたエージェント・サミュエルは、見事に施設のコックとして敵をあざむいていた。スパイは長い時間をかけてまで、敵組織の中に入り込み、いかなる役割も果たさなければならない。で、一体誰がそのサミュエルなんだ?
 必要もないのに、ナノテック・ダイン社の受付嬢に変装したシェーラ。確かに誰にも怪しまれない状況ではあるが、任務と全く関係ない行動を取るのはいかがなものか。「ほら、あなたたち! 頬杖なんてついてないで、ちゃんと仕事するのよ!」……シェーラのストレス解消法?
 怪しまれずに潜入するには、研究所の一員に変装するのが一番。しかし、ふとしたきっかけで周囲から疑いのまなざしを受けてしまうことも少なくない。そんなときには、すぐに別の人物に成りすますのが得策。とは言っても、男子トイレの個室から女性が出てきたら、余計怪しいだろ!
細菌兵器のデータは、社内のサーバーに保管されていた。サーバーにアクセスするためのキーの入手に成功した主人公は、困難な警備をかいくぐりサーバーへの侵入を試みる。
 ガードマンというのは極度の緊張によってストレスが溜まりやすい。ガードマンに扮したシェーラだが、運悪く中でも気が立っているヤツに見つかってしまった!“チェック”と称してボディタッチをされるシェーラ。しかし、そばにいた別のガードマンが「そんくらいにしとけよ」とツッコミ。お人好しっているんだなぁ…。
 ガードマンという仕事の辛さは場所が変わっても同じ。特に徹夜明けならなおさらだ。眠気覚ましを兼ねて、思わず禁止されていたタバコに手が伸びる。しかし眠気には勝てず、廊下で寝タバコという快挙を達成。しかもよく見れば火が腕に…。それでも起きない根性は敵ながら天晴れ。何日間、寝ていなかったのだろうか?
 徹夜続きということは、当然お風呂にもほとんど入っていないということ。さらに、服だって着替えてはいない。そして夜の研究所はこんなガードマンでいっぱいなのだ! スパイであっても1人の女性であるシェーラにとって、この環境はまさに地獄! 消臭スプレーを全身に吹き付けてなんとか誤魔化そうとするのであった。
細菌兵器の開発者フォレスト博士を追い、一行は飛行船メトロポリスに乗り込む。ブラックマーケットとつながりのあるメトロポリスのオーナー、ケリー・ウォンとフォレストとの関係を調査せよ!
 いるいる。酔っぱらって駅のトイレなんかで、こうやってるサラリーマン。困るんだよねぇ。トイレが汚れてさ。ちゃんと狙ってやってくださいって。頭なんか金髪にしちゃって、色っぽい衣装でさ。え? これ、シェーラ? ねえ、何やってるの!? おーい、おまわりさーん!!
 「ビショップ。バーテンに変装したら、用意してあった手紙とカクテルをフォレストに持って行けばいいんだ。急いでくれ。……何つくってるんだ!? おい、ビショップ! 勝手な真似をするな! 今すぐその中の液体を捨てろ! そこはトイレだ! お前、トイレで液体を調達しただろ!? まさか、その中身は! ビショップ!」。

 トイレの個室から、見るからに毒々しい色の煙が発生。その煙を吸った人間が次々と倒れていく。訓練されたシェーラでさえも、思わずよろめいてしまうほどのガスだ。ここは金持ちのみが乗船できる飛行船内。普段、どんなものを食しているのだろう? もしかしたらこの個室にいる人物は、世界最強の暗殺者かもしれない。
メトロポリスのオーナーであり香港マフィアを取り仕切るケリー・ウォンとフォレスト博士は、やはり不審なつながりを持っていた。ビリーとシェーラは新兵器「ラダー」の披露が行われるという飛行船の機関部へ向かい、その真実を確かめる。
 最近、エニグマ兵の間で流行しているのが電気シェーバー。今日も手持ちぶさたの番兵たちが集まって、自分のシェーバーの自慢話を繰り広げている。と、そこになぜかビリーの姿が。なんと、敵であるはずの番兵と談笑しているではないか! これはどういうことなのか? まさか、ビリーが寝返ったのか!?

 ビショップと別れて任務を始めようとしたニクラスの前に、自分の分身が現れた! そう、これはニクラスに変装したビリー。チーム「PHANTOM」を裏切った彼は、まず手始めにニクラスの抹殺を企んだのだ。そして、ここから物語は大きな動きを見せる! …ということはない。ビリーはこの後、減給になっている。
飛行船内で何者かによって仕留められてしまった主人公。目が覚めると、身ぐるみを剥がされ装備をすべて取り上げられた状態で見知らぬ小屋の中にいた。一刻も早く装備を調え、活動を再開しなければならない。まずはここから脱出だ!
 何せ、監禁されてから目覚めたのが3日ぶり。そりゃあ、出るものも出るさ。しかし、周辺にはトイレらしきものが見当たらない。となると、結論はひとつ。ぶりっとな。ところが、スパイツールの中にティッシュは含まれていない。じゃあ、その辺に生えているもので済ませよう。スパイたるもの、いかなる事態でも冷静に。
 すっきりすると、今度は違うことがしたくなる。そう、3日ぶりの食事だ(実はさっき見張りにもらったばっかりなのだが)。しかしここは大自然。しかもお腹もすいている。とてもじゃないがお行儀良くなんて食べていられない。どっちにしろ、フォークなんてないのだ。誰もいないことだし、手掴みでいっちまえ!
 装備もちゃんと取り返し、すっかり普段の調子が出てきたシェーラ。自然に囲まれ、気分はちょっとしたハイキング。と、前方におあつらえ向きの崖を発見。「ちょっとくらい、遊んじゃってもいいよね?」ということでやってしまいましたバンジージャンプ。このスリルと快感は、やってみないとわからないようだ。
主人公が捕らわれていたのは、ナノテック・ダイン社のコールマン博士が偶然発見した「ラダー」という細菌が培養されているプラントが置かれている前線基地付近であった。今回の指令はその細菌プラントに侵入し、恐るべき細菌兵器を闇に葬るというもの。感染すると100%死亡する「ラダー」をテロリストに渡すわけにはいかない!
 その時、研究所内の空気は一瞬にして凍りついた。頭を抱えてしゃがみ込む研究所員。その中央で、怒声を上げながらマシンガンを乱射する男。一刻も早く現金と「ラダー」を用意しなければ、全員射殺するとまで言っている。「そんな任務はないぞ、ビショップ。早くそこから脱出するんだ」。
やっとの思いで「ラダー」の滅菌に成功したものの、テロ組織はすでに「ラダー」を一部運び出していた。国際的犯罪組織「エニグマ」は「ラダー」で世界を恐怖に陥れる。そのターゲットとなったドイツ南東部へ向かい、これ以上の被害が出ないよう、奴等の手を止めるのだ!
 激しい銃撃戦の末、負傷してしまったサミュエル。一刻も早く、応急処置を施さねばならない。しかし、満足な医療道具は見当たらない。そこでシェーラは自分が所持しているアイテムの中から使えそうなものを探していた。そして目にしたのがバンテージボム。絆創膏の形をした爆弾だ。確かに見た目は絆創膏だが…。

ここからはビリーとシェーラが動揺のあまり見せてしまった行動をご紹介。本人たちは至って大真面目に“聞き耳”を立てて情報収集に励んでいるのだが…。どっからどう見ても、不自然そのもの。目立たないように行動しなければならないはずなのに、逆に目立ってしまっているのではないだろうか。しかし、それでも着実に任務をこなしているということは、やはり彼らは優秀な工作員だと言えるのかも!?
コック-Aに変装した場合、いつでもどこでもフライパンを出して炒め物を作り始める。フライパンさばきは見事だが…。
コック-Bに変装した場合は、包丁を取り出して何かを切り始める。当然、まな板も材料もない。刃物の扱いには慣れているようだが…。
ディーラーに変装すると、ボードを指差すように両手を上げるのだ。いや、これは誰かを呼び止めているのか?
ダンサーがステージ上で見せてくれるダンスをシェーラも踊ることが可能。やはり色仕掛けは基本中の基本だ。
研究員-Aはフラスコで薬品を混ぜ始める。この薬品の中身は不明だが、色といいツヤといい、ただの液体でないことは確かだろう。
薬品を混ぜ合わせるのは研究員-Bも同じこと。「混ぜたい!」と思ったら最後、食堂でも混ぜ始めちゃうので要注意。

続いてビリーとシェーラが変装するのに欠かせない「3DAカメラ」の間違った使い方をご紹介。くれぐれも、こんなことに使わないように。なぜなら、ビリーとシェーラの行動はすべて本部が記録しているからだ。あまりしつこく狙ってばかりいると、スパイとしての行動だけでなく、品性も問われちゃうぞ。とりあえず、こんな撮影をしているビショップは、即刻クビだ。
まずは小手調べ。相手が高い位置にいるので、足元から見上げるようにカメラを構える
お次は変わって上からのアクション。ズーム機能がフル活用するときでもある。
そして努力(?)が報われた瞬間!このスリルが、スパイ冥利につきる!?

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