『ルナ』シリーズは1992年に発売された『ルナ ザ シルバー スター』(メガCD)から、そのすべてが始まり、その2年後、1994年に『ルナ エターナル ブルー』(メガCD)が発売されたのだ。
 ストーリーとしては、繋がりはないものの、この2タイトルが『ルナ』の統一された世界観で描かれた正伝なのである。そして今回発売されるゲームボーイアドバンス用『ルナ ジェネシス』は、前2作品の世界観を継承している。そう、シリーズ11年ぶりの新作となっているのだ。


もちろんルナの歴史を語る上で決して外すことができない作品。RPGとしての堅実な作りと感動のストーリーで一斉を風靡した。
魔法の力に満ちたルナ。その片田舎の静かな村に住む少年アレス。アレスはドラゴンを自在に操る力を持つドラゴンマスターに憧れ、冒険を夢見る少年だった。その少年がとある冒険に出かける。ほんの少しだけ伝説の洞窟に入り込む。ただそれだけの、ホントに小さな小さな冒険。しかしアレスは、その洞窟で運命的な出会いを果たす……。

CDというメディアがまだ珍しかった時代、その特性を生かし45分ものアニメーションを挿入。映像の美しさを極めた作品。
砂漠のオアシスに住むヒイロは、考古学者である祖父と共に「青き塔」の調査をしていた。そこで彼は不思議な部屋へと迷い込む。そして、その部屋で謎の少女・ルーシアと出会う。 彼女の願いはただ一つ。「女神アルテナに会う」こと。この不思議な少女に惹かれたヒイロは、ルーシアのためにアルテナ探しの旅へと出かけるのだった。

正伝とされる2作品が発売されたあと『ルナ』は多様なメディアへと進出していく。小説、コミック、CD、果ては映画まで。特に映画はショート作品ではあったが、あの映画版「エヴァンゲリオン」の同時上映作品として制作された。また、外伝として、まったく別の世界観でゲームを制作されている。
これほどまでに人を惹き付ける『ルナ』。となれば『ルナ -ジェネシス-』を見逃す手はない。新作をプレイすれば、必ずルナの魅力に触れることができるはずだ。