港の美しい街ポート・セレーナ。この街である日、恐ろしい火災事故が発生する。街の人々が丁度家路につく頃の、突然の出来事だった。
 火災が発生すると、ただちに所轄の消防署に連絡が入った。現場から最も近いポート・セレーナ消防署第18分署ではけたたましいベルの中、署員たちが消防車に滑り込んで行く。だがひとりの消防士が、鳴り響くベルを見つめて立ち止まっていた。
「いくぞ、ディーン!」
呼び声に急かされたディーン・マクレガーは、もう一度ベルを見上げると、慌ただしく消防車に乗り込んだ。
 ディーンと、彼に声をかけたクレイグ・アンドリュースは18分署内でもトップクラスの実力者で、署員たちからの信望も厚い名コンビ。ただ、いつもは陽気なクレイグが今日は神妙な面持ちで「嫌な予感がする」と不安を口に出していた。ディーンも今日は彼の声を聞くともなく外を眺めている。
 現場はステートハイウェイ42の海底トンネル内、セレーナ通り入り口から北に2マイルという場所で、付近には早々とマスコミの中継が始まっていた。人気の新人レポーター、エミリー・アービンはマイクを握りしめ、インタビュー相手を探してやや興奮気味にあたりを見回している。ちょうどそこへ、急行したディーンが姿を現す。
「事故車両の数は? 火災の規模は? 死亡者の人数は?」
エミリーは脇を通ったディーンの腕をつかみ、まくしたてるように質問を浴びせかける。ディーンは苛立ちながらカメラマンに言い放った。
「このルーキーのお嬢さんを連れて、すぐにこの場から離れてくれ! 消火活動の邪魔だ!」
しかし、レポートを続けようとエミリーはディーンに食い下がる。彼女もまた、自分の仕事に責任感とプライドを持っているのだ。それでもディーンは、そんな彼女を一喝する。
「俺達は一人残らず助けるつもりでここに来ているんだ。死亡者だなんて口が裂けても言うな」
そう言うと、ディーンはエミリーを押しのけてトンネルの中へ消えて行った。
 火災現場の状況は、彼らが思っていたより遙かにひどいありさまだった。いたるところでぶつかり、横転し、爆発する車。その中にはスクールバスまで含まれている。トンネルは崩落によって完全に分断され、非常用通路を使わなければ奥に進めない状況だった。
 ディーンとクレイグの消火救出作業が続く。しかしこの先、ふたりはさらに危険な現場へと足を踏み入れることになるのだ。爆発火災は本当に事故なのか、それとも……? この惨事によって、ひとつの物語が幕を開けるのだった。


IFEX is a registered trademark in Japan, the USA, in Europe and South America, furthermore the design of the impulse gun
(outlet piece) is protected by a threedimensional trademark in the USA, in Europe and South America.

Original music composed by Norikazu Miura at KONAMI TYO
Music arranged by Klaus Badelt for Tweak Multimedia Inc.
Synth Orchestrations: Ramin Djawadi Technical Consultant: Ian