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Xbox360『デッドライジング』でゾンビを倒してきたぞ!
2005/09/17
 『鬼武者』シリーズのプロデューサーとして名を馳せるカプコンの稲船敬二氏が製作を行っているカプコンのXbox360参入タイトル『デッドライジング』。フリーの報道カメラマンのフランクは、謎のゾンビ大量発生事件に遭遇する。動き回る大量の死体たち。大スクープ間違いなしだが、それは生きて脱出できればの話。とてつもない数のゾンビが出現したショッピングモール内には、主人公のほかにも同様に取り残された人間が何人も残っている。彼らと合流し、脱出を目指す。Xbox360のパワーを堪能できるタイトルだ。

 今回触ったゲームは、東京ゲームショウ用バージョンで、まだまだ開発のほんの初期段階とのことだが、それでも大量の(本当に大量の)ゾンビに遭遇する。ゲームは、ショッピングセンター内にフランクが取り残されているところからスタートする。彼は、ちょうど移動式の売店の上から広場を眺めているところだ。眼下には、広場を埋め尽くさんばかりの“ゾンビ”たち。この死体の群れのど真ん中に飛び込み、たった一人で打ち倒さなければならない。
 プレイして最初に気が付くのは、攻撃のバリエーションの多さだろう。さまざまなものが落ちていて、それらを拾って攻撃をする。いくつかの武器やアイテムがもてるので、切り替えながら攻撃が可能。とはいえ、拾えるものの種類は多く、たとえば大きな“ゴミ箱”などを拾ってしまうと、切り替えるわけには行かないようだ。ちなみにこのゴミ箱、個人の家にあるような小さな物ではなく、ショッピングモールの中などに設置されているような、コンクリートで出来た巨大なもの。主人公フランクは、重たそうに踏ん張りつつも持ち上げて、そのままゾンビをひっぱたく!そう。フランクという男はかなりの巨躯で、屈強な男なのだ。長い鉄パイプを振り回そうものなら、周りに群がったゾンビたちはバタバタと倒されていく。数百ものゾンビの群れの中に飛び込んでいっても、ブンブンと振り回せば何とか切り抜けられる。周りにはどんどんゾンビの死体(?)が山になっていくのだ。
 さまざまなものが武器として使える。棚に並べられた缶詰やポリタンクなど、拾ったものでバカスカ殴る。ゾンビという生き物は、やはり腐りかけているからか、わりと脆い。缶詰で殴られただけでどんどん倒れていくのは気持ちがいい。どんどん殴って道を切り開いていくと、さらに強力な武器が手に入るようになっているので、どんどん“気持ちよさ”が増えていく。若干ゾンビが脆すぎるようで、ゾンビを殴った手ごたえが帰ってこない感じがするのが気になったが、今後の調整でより“気持ちよく”なっていくだろう。武器の中には“強すぎる”ものも。工具売り場にあったチェーンソーは周囲を一瞬で血の海に。調子に乗って振り回していたら、せっかく見つけた生存者の女性を惨殺してしまった!強力な武器の扱いは、ちょっと気をつけないと大変なことになりそうだ。
 このゲームでは(少なくとも現在のバージョンでは)自分以外のキャラクタは、敵・味方と明確に区別されていない。もちろん、敵意を持って襲ってくるゾンビと、主人公同様閉じ込められている人間は異なるのだが、人間を殴り続ければゾンビと同様に死んでしまうし、人間が撃っている銃の流れ弾に当たればダメージを受ける。このゲームの作り方は、異常な極限状態になった舞台の緊張感を高めていて、好感が持てた。(しかし、気をつけようと思ったのにもかかわらず、その後マシンガンを拾ったときも同じように殺してしまった…)
 ゲームは、ガイドされる指示に順番に従うことで進行する。最初は、ゾンビの謎を知っているかも知れないという女性を探しに行くのだ。ところが、その道中に生き残っている人間から、別の指示を受けることがある。たとえばはぐれてしまった夫を探してきて欲しい婦人に声をかけると、“はぐれた夫を探すミッション”が始まる。これは、それ以前に進行中のミッションと同時進行で行われる。その為、プレイの目的が常に複数になり、物語に厚みが出てきそうな印象を受けた。

 とにかく、大量の群れを掻き分ける気持ち良さが印象に残るが、そのビジュアルは要注意。カプコンブースでは未成年が入場できないようになっていたことからもわかるように、かなりグロテスクだ。赤い血はもちろん飛び散るし、その血の海に腐りかけた死体が浮かぶ。また、ゾンビの描写が細かい!これはXbox360ならではであろう。ただリアルな外見のゾンビ、というだけで無く、やたらと動く。なにか痒そうに体をかきむしっているゾンビがいれば、なにやらうつむいているやつ、きょろきょろしてるやつと、なにかやたらと芸が細かい。苦手な人は絶対に克服できないタイプのグロテスクさだ。
 現時点では、「本当に開発し始めたレベル」という『デッドライジング』。今後、もっと細かい演出やシステムが追加され、ゲームの完成度は何倍にもアップするだろう。しかし、少なくともグロテスクさにおいては、現時点でも驚くほどのレベル。先程苦手な人には…と書いたものの、好きな人にはたまらないものであることは間違いない。
(ジーパラ編集部)