| Xbox360で生まれ変わる『DOA 4』で遊んでみた! |
| 2005/09/17 |
Xbox360の本体同時発売タイトルである『デッド オア アライブ 4』は、年に発売された『デッド オア アライブ』から続く人気3D格闘シリーズの最新作。第一作から『デッド オア アライブ++』、そして三作目に当たる『デッド オア アライブ2』まではアーケードと家庭用ゲーム機で展開してきたが、前作の『デッド オア アライブ3』からXbox専用タイトルとなり、現在ではXboxの“顔”とも言えるほどのタイトルとなっている。ハリウッドで映画化され、2006年夏にはロードショーされることも決定しているほどの人気を誇る。非常に美しいグラフィックと派手なアクションが特徴だ。 テクモは、東京ゲームショウ2005の開催に合わせてマスコミ向けの特別試遊会を開催。そのときにプレイした感触を、レビュー形式にお届けしよう。
正直なところ、『デッド オア アライブ』は“キワモノ”的な格闘ゲームとしての評価からスタートしたゲームだ。バトルフィールドの周囲に、とても対人用とは思えない量の火薬を仕込んだと思われる“デンジャーゾーン”を張り巡らせたり、地面にたたきつけられたキャラが“あり得ない”高さまで吹っ飛ばされたり。人物の描写も極端にデフォルメされていて、その女性キャラの“体型”に目がまん丸くなった人も多いだろう。 そんな『デッド オア アライブ』が大きく飛躍したのは、『~2』が発表されてから。“当時としては”などという言葉はいらず、今見ても驚くほど美しく作られたゲーム画面とキャラクタに、多くの人の目が再び“まん丸く”なった。そして、フォトリアリスティックを追求して描かれたキャラクタが繰り広げる、やはり“あり得ない”ようなアクション。大理石で出来たテラスの手すりごと吹っ飛ばして、巨漢を階下に突き落とす華奢な少女や、大都会を飛び回る忍者装束の男。圧倒的な技術力で作り上げた、まるで新しい“エンターテイメント”となった。 その後プラットフォームをXboxに移したのは、『デッド オア アライブ』が目指した方向が、CG作品のような美しさを追い求める方向へ強く向いたからなのだろう。もちろん、格闘ゲームとしても大きく進化し、一瞬の隙をついて勝負が決まる独特の対戦のおもしろさも際だっていたが、開発のチームニンジャがもっとも追い求めたのは、そのビジュアルの美しさであったのだろうし、それを実現できるハードが、Xboxだったと言うことなのだろう。
今回プレイしたのは、まだ「完成度はよく言っても60%」とされるバージョンで、実際にかなりの部分が、まだ完成していないものだ。これからさらにバージョンが上がっていくことを理解して読んで欲しい。 すでに何度も報じられているように、Xbox360の最大の特徴はそのグラフィック性能だ。本体と同時発売となり、Xbox360でも再び“看板タイトル”の一つとなるであろう『デッド オア アライブ 4』は、その性能を極限まで引き上げ、世に知らしめると言う使命を帯びたタイトルとも言える。 実際にプレイした画面を見て分かることは、描画の精細さと動きの多さ。単純に美しいCGを作ったのではなく、それらが息づくことに力を注いだようだ。たとえば、すでに発表されている渓谷のステージ。ここは急な階段になっているので、戦闘中に下へ下へと戦いのフィールドが移っていく。背景にはニホンザルが遊んでいるのだが、それらの一匹一匹が、きちんと別の生き物として動く。市場のステージでは、逃げ回るニワトリや、奥で怯える屋台の主人なども一人一人が動くし、プレイヤーたちの戦闘にきちんと反応する。今までの、「前景に近いところで目立ついくつかが演出として動く」のとは次元が違う。様々なキャラクタ(犬やネコや人間、それどころか木々や花びら、屋台の商品の一つに至るまで)がすべてそのフィールドに存在する。描かれた“書き割りの背景”などは存在しないかのように見えるのだ。これらはXbox360のマシンパワーによって実現したことは明らか。もちろん現時点では作り切れていない部分が見られるが、これが完成したらどうなるのかと、少々恐ろしい気持ちにすらなるほどだ。 正直に言うと、現時点ではまだキャラクタの作り込みは出来ていないようだ。特にスカートなどの“ひらひら”した布や髪の動きは、ほかの部分に比べるとだいぶ不自然。ほかの部分が作り込まれていることを考えると、明らかに「仮」のものに見える。わざわざ「仮」のものを乗せていると言うことは、ウラでよほどスゴイものを作っているのではないか?たとえば髪の毛を一本一本描写する、布の動きを材質まで考えて表現する、などのクオリティに期待したい。
格闘ゲームとしての部分は、基本的に従来と同じシステム。室内などの極端に狭いフィールドでは、壁を使った攻撃が多く見られたり、高低差が大きなフィールドで下に落ちる、壁が崩れて移動するなどのギミックはかなりの数が確認できた。派手なアクションの華麗なコンボは健在だ。
このタイトル最大の特徴はXbox Liveによる通信対戦。ボイスチャット以外にテキストチャットも搭載するとのこと。残念ながら今回は通信対戦部分をきちんと見ることは出来なかったが、見知らぬプレイヤーと戦うのは、対戦格闘の醍醐味の一つ。リリースを楽しみに待ちたい。
なお、E3 2005のデモなどで何度か登場した、ラスベガスを思わせるフィールドだが、車の走る路上で対戦しているシーンを見た人はいるだろうか?気になっているかもしれないから報告しておこう。あの車に撥ねられるとダメージを受ける。結構痛い。画面奥から走ってくる車は、プレイヤーを見つけるとよけようとするので、普通に戦っていれば撥ねられないが、タイミングを合わせて相手を吹っ飛ばすと、撥ねられた方は見事に宙を舞う。車には気を付けよう。
(ジーパラ編集部)
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