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ジーパラ:先ほど、「心の根底」という言葉をおっしゃられましたが。それはタイトル名の「アビス」に関係があるのでしょうか?
吉積 :ええ、いつもタイトル名にはその作品の根本になるものを付けています。それは『テイルズ オブ ジ アビス』も同じです。「アビス(abyss)」という単語を直訳すると「深淵」とか「奈落」になるんですが、作中の「魔界」もタイトルに含まれた意味のひとつですね。そこに、先ほどの「心の根底」という意味も込めています。
ちなみに、「ジ」という定冠詞が付いているのは、海外のスタッフからの提案です。ゲームのストーリーや世界、そこから付けたタイトルの意味を伝えたところ、「じゃあ、定冠詞を付けたほうが良いよ」と言われたんですね。発音の響きも良い、とのことでしたので、それでシリーズ初の定冠詞付きタイトルにしました。
ジーパラ:以前、イベントで「ティアは巨乳」「アニスは二面性」などキャラクタの設定にまつわるお話をされていましたが。
吉積 :そうですねぇ(笑)。実は、藤島先生にキャラクタデザインをお願いするときにすでにストーリーラインがほぼ決まっていたんです。なので、先生には「このキャラクタはこういう性格で、こんな活躍をします。こんな役割です」といったようにお伝えしたんです。それを、先生の手でカタチにしていただいた、と。
ジーパラ:決定稿が出るまで、時間が掛かったキャラクタはいましたか?
吉積 :ルークとヴァンですね。最初、ルークはとてもかっこ良かったんです。それこそ、「あぁ、ゲームの主人公キャラクタ」みたいなかっこ良さでしたね。でも、ルークは普通の主人公とはちょっと違う。なので、「ワイルドさ」を先生にプラスしていただきました。そうですねぇ。全体のイメージというか、シルエットがなかなか決まりませんでしたね。僕だけでなく、スタッフからもいろいろ要望が出ていましたから。
ヴァンは、先生も「初めて描いたキャラ」とおっしゃられていましたね。僕をはじめとしたスタッフのイメージ、物語における役柄、性格などなど、それをうまく融合させるのが難しかったようで…。最終的には、先生のイラストを見て僕が判断しました。「これでいこう」って。正直、先生のイラストで僕の中のヴァンが少し変わったんです。「これがヴァンなんだ」って。
登場キャラクタのなかでは、個人的には「ジェイド」がお気に入りです。名刺にも載せていますし。外見も好きですし、わかっているんだけどちゃんと言わない、そんな大人な性格も好きです。 |