ついに正式サービス!『TANTRA』これからの見所を聞く
2005/04/27
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 2004年12月10日(金)よりオープンβテストを行ってきたネオ・オリエンタルオンラインRPG『TANTRA』。アジアンテイストに溢れた異色のオンラインRPGとして大きな盛り上がりを見せてきたこのタイトルが、いよいよ正式サービスをスタートした。ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)のMMORPGでは初となるアイテム課金方式の採用や、正式サービス開始後に用意されている大型アップデートなど話題が多いこの『TANTRA』。ジーパラドットコムはガンホーに潜入。『TANTRA』制作担当田口敏之氏(写真・左)と宣伝担当神崎崇氏(写真・右)にインタビューを敢行した。
 正式サービススタートまで、なんとあと20時間。まさにギリギリの修羅場と化したガンホー社内。制作の田口氏と宣伝の神埼氏は、すでに徹夜続きでフラフラながらも(必死に)笑顔を作ってあらわれた。

神崎氏: お久しぶりです、みなさん。いよいよ『TANTRA』が正式サービスを開始します。

ジーパラ:こんにちは。お忙しいところ申し訳ありません。今日は正式サービス後の『TANTRA』の見所についてお伺いさせてください。

田口氏: ええ、わかりました。これからの『TANTRA』の楽しみについてお話いたします。

■『TANTRA』のいままで。そして正式サービスについて

ジーパラ:いよいよ正式サービス開始となるわけですが、まずはここまでの『TANTRA』について教えてください。4ヶ月半ほどオープンベータを行ってきたわけですが…

田口氏: ええ。何はともあれ、プレイヤーの皆さんに支えられてここまでやってきたというのが本音ですね。『TANTRA』はみんなすごく積極的で。私たちはプレイヤーの皆さんを楽しませようと、イベントを企画したりいろいろな実装を行ったりして来たわけなんですが、いつしか私たちの方が楽しまされているような。そんな感じさえ受けました。『TANTRA』のプレイヤーたちは、みんな本当に楽しそうにプレイしてくれるなあと。みんなが“ロールプレイ”を行って、それで世界が広がる瞬間がとても多かったですね。

ジーパラ:和気あいあいとみんなで作っていく世界が出来ていた?

田口氏: そうですね。

ジーパラ:なるほど。オープンベータのスタート時にインタビューさせていただいた時にも、プレイヤーのノリが良いと語られていましたが、それがそのまま続いて世界を作っているんですね。

ジーパラ:それでは、これからのお話。正式サービスですが、この時期にスタートすることは―

神崎氏: ええ。最初から春にスタートすることは決まっていました。かなり前から5月の連休前にと考えていたんです。

ジーパラ:なるほど。計画通りなのですね。今回(ガンホーのMMORPGでは初となる)アイテム課金方式を選択した理由を教えてください。

神崎氏: (オリジナルである)韓国の『TANTRA』自体、アイテム課金方式で開発されているんですね。今回いろいろ検討したんですが、根本の部分を捻じ曲げようとするとなにかと無理が出てしまう。それであれば、元のものをそのまま提供したほうが、プレイヤーにも満足していただけるものになると考えました。他の国でプレミアムアイテムとして販売しているものをどうやって提供するか。いろいろ考えていくと、やっぱり無理が出てきてしまうんです。ゲームを100%楽しんでもらうためにはこれがいいと。それに、ガンホーとしては、新しい取り組みもやって行きたいなという事も考えました。

田口氏: こういう形式が(ワイワイとした『TANTRA』には)向いているだろうというのもありました。ゲーム自体の面白さを膨らませていくプレイヤーの性格に向いているだろうと。次に何が来るんだろうと期待感を持たせやすい、変化球も投げやすい。いろいろ検討しましたが、決めてみたらしっくりくるなと。プレミアムアイテムは課金手段であり、売り物であることは確かですが、どちらかというと『TANTRA』のゲームの一部、楽しみ方の一つと考えて頂ければ。

ジーパラ:なるほど。では、ガンホーさんにはいままで月額課金方式のノウハウがたくさんありますが、従来のタイトルと異なる課金方式を選択したことで、運営スタイル、イベント実施方法などに違いは生じますか?

神崎氏: 基本的には変わらないです。月額無料ではありますが、他のタイトルと同じようにイベントを重視した運営をしていきます。

ジーパラ:正式サービススタート直後からたくさんのイベントが用意されていますね。

田口氏: そうなんですよ。「大丈夫か?」って思ってますけど(笑)

神崎氏: おいおい。

田口氏: (笑)いや、大丈夫ですけどね。
(この時点ですでに徹夜が続いていると言う田口氏、ちょっとフラフラした笑顔をみせて笑っておりました)

神崎氏: 今回の(正式サービススタート直後の)イベントも6本用意しているんですが、新しく入ってきてくださった方向けと今までプレイしてくださっている方向けなど幅を持たせていきたいです。いろんな方に魅力を感じてもらえるように。

田口氏: 課金形式が今までと違うからと言って特に苦労している部分って言うのは、まだ無いです。むしろいろいろ出来そうじゃん?なんて考えてます。課金形態は関係無いです。『TANTRA』は無料だから楽しいってことは無い。もともと『TANTRA』は面白いんです。だからイベントはもちろん、いろいろな部分で『TANTRA』の楽しさを作って行きます。

■おもしろアイテム目白押し!? プレミアムアイテム

プレミアムアイテムで“変装”したガルーダ。がらりと雰囲気が変わった

ジーパラ:プレミアムアイテムはいろいろ用意されていますね。変装だったり…あと、これは性転換?

田口氏: ええ(笑)顔が変わったりとか。変装って言ってますけど、美容室があって好きなようにオシャレを楽しんで欲しい、みたいな。

ジーパラ:初心者がこれから買うのにおすすめのものを教えてください。

田口氏: 福袋、ですね。韓国で元々実装されていたものから中身をアレンジしてあります。初心者の方が、まずこれを買えば当面の旅がすんなり始められる、と言うものが入っています。

神崎氏: 福袋は三種類あって。プレイスタイルによって選んでもらえればと思っています。旅の助けになるもの、ステータスが上がるものなど、内容が異なります。

田口氏: その他にも、レベル制限のあるエリアにいきなり入れる「自由入場券」とか、フィールド中に告知が出来る「電光板」とか。プレイヤーが自分でイベントを開くのに便利なものもあります。遊びの幅も広くなると思います。

神崎氏: さっきの福袋などは30日間有効のものが多いですね。その他に(強化アイテムなどには)4時間有効のものなどがあります。これらは使い始めてから4時間たったら無効になるのではなくて、使っている時間が合計で4時間になるまで使えます。オン・オフのスイッチを入れるみたいに。

ジーパラ:時間がないプレイヤーでも使いやすいですね。

神崎氏: そうですね。今日は2時間しか遊べない、と言うときでも使ってもらえます。

ジーパラ:プレミアムアイテムはいくつあるんですか?

神崎氏: 当初は40アイテムでスタートします。

ジーパラ:これからもいろいろなアイテムが?

神崎氏: これから先どんなアイテムを登場させるのかは、プレイヤーの皆さんの遊び方をみながら決めていきます。要望の強いものを登場させたり。とはいえ、ゲームバランスを慎重にみながらですね。あまりにも効果の強いアイテムに関しては期間限定にするなど考えてます。

田口氏: 「わりとなんでもあり」な『TANTRA』らしく、いろいろ面白いアイテムが用意されてますよ。「不思議なランプ」とか。

ジーパラ:なんですか、それは

田口氏: (笑)こすると出てくるんですよ、なんかが。まだ詳しくは言えませんが。あとは精錬関連のものとか…。プレイヤーがびっくりするようなものがたくさんありますよ。特定のアイテムに絡めたイベントなんかも考えてます。

ジーパラ:うーん。『TANTRA』っぽい。プレイヤーのサイズが大きくなるものとかありそうですね。

神崎氏・田口氏: 大きくなる?

神崎氏: いやあ、それは考えたこと無かったなあ(笑)

■いよいよ主神戦解禁!本当の『TANTRA』が姿を現す

ジーパラ:さて、とうとう「主神戦」が導入されます。この「主神戦」の意義、楽しみなどを教えてください。

神崎氏: 「主神戦」の導入で、作品発表の時に述べた要素はすべて入って、いよいよ『TANTRA』の全貌が見えてきたと言うところですね。ここから『TANTRA』はさらに面白くなります。

田口氏: プレイのしかたも変わってくるかもしれません。今まで(モンスターである)マーラと戦って、マーラを倒すためにスキルを上げたりしていたのが、(対人戦となる)「主神戦」では必要なスキルも変わってくる。よりキャラクタを育てる楽しみが増えてきます。「主神戦」は、実はチャトランガと呼ばれる上に浮かんでいる城とセットになってるんですね。「主神戦」で勝ったらそこにいける。そのために「カーラ」の取り合いをして。勝つためにはどうしたらいいだろうとみんなで考える。そこら辺が「主神戦」のおもしろさなんです。ところがチャトランガに行って戻ってきたら「カーラ」を奪われていたりして。

ジーパラ:防御も必須?

田口氏: ええ。チームワークが重要になります。エキサイティングですよ。ある種のスポーツのような楽しみがあります。主神ごとの連帯感、アシュラム同士のつながりも強くなっていくでしょうね。

ジーパラ:チャトランガにはなにが?

中空に浮かぶ城、チャトランガ。ここを目指せ。

田口氏: おいしいですよ(笑)アイテムもたくさん出ます。しかし、行ったら行ったで大変でしょうね(笑)先日、チャトランガにいる敵が出現するイベントをやってみたんです。プレイヤーの皆さん、結構強くなってると思ってたんですが――阿鼻叫喚の地獄となってしまいました(笑)チャトランガでは、本当にパーティープレイが重要になります。一人では生き残れない。敵が結託してくるって今まで無かったと思うんですね。密集地でリンクしてくるのではなく、組織だって攻めてきます。これに対抗するのには、一にも二にもチームワークです。

神崎氏: 圧倒的に人数が多くても、チームワークが悪いと負けてしまいます。プレミアムアイテムの中には、命令を出せるものなどもありますので、有効に活用してもらえると思います。

田口氏: とはいえ、全員でチャトランガに入ってしまうと、その間に「カーラ」を
奪われてしまったりね。

ジーパラ:その他にも多くのアップデートがありますね。

田口氏: ええ。アシュラム内のランク付けが導入されたり。それから「カーリーの奈落」ですね。

ジーパラ:どのようなものになりますか?

田口氏: どちらかというとイベントに近いんですが、一定時間だけ開く門をくぐって中にはいり、制限時間内で強力な敵を倒していきます。(田口氏、ここでペンを取り)先ほどのチャトランガは、迷路のようになってるんですが(と、図を書き始める)カーリーの奈落はこのように一直線なんです。

ジーパラ:撃破しながら進んでいく?

田口氏: そうです。やっぱりパーティープレイが重要ですね。一人でやっていたら絶対無理。その代わり見返りも大きいです。ここもおいしいですよ(笑)「今まで登場したマーラが再登場!」のような楽しみもあって、グラフィック的にも楽しめます。

神崎氏: その門は2分間しか開かないんだよね?

田口氏: あ、さっき長くしました(笑)2分間じゃ厳しいと思って。

神崎氏: えー!?

田口氏: たとえば9時に開いた門には、9時3分まで入れます。

神崎氏: 1分伸びただけかよ!

田口氏: そうだよ(笑)そこから一時間、中に居ることが出来ます。倒されたらおしまい。追い出されちゃう。

■フラグシップ、オンラインRPGに参入!衝撃の連携の舞台裏

ジーパラ:ゲームシナリオ会社のフラグシップが担当するイベントが実装されると言うニュースには驚かされましたが、どのようないきさつだったのですか?

 

皇帝の墓を守る護衛兵。強敵だろう

神崎氏: オンラインゲーム全般と言ったら乱暴かもしれないのですが、シナリオ部分とか背景設定とかってどうしても弱いっていうのがあると思ったんですね。そこをどうしようか、と考えて、それだったらゲームシナリオを書いているところに頼んでみるのは面白いんじゃないのかと。

ジーパラ:ガンホーさんのほうから声を掛けて?

神崎氏: そうですね。こちらで企画してアプローチしました。フラグシップさんもオンラインゲームは初めてで、それは面白そうだと。

ジーパラ:いままでも聞いたことがない取り組みですよね。

神崎氏: そうですね。(オンラインゲームのシナリオを依頼するのは)おそらく日本初かと思うんですが。韓国の方でも驚いてました。ぜひこちらでも使わせてくれと(笑)

ジーパラ:まずは『A3』のイベントですね。

神崎氏: そうです。『TANTRA』のイベント「TANTRA千夜一夜」は、そのあと6月に。これは一連のシリーズとして今後も続いています。月一本くらいを目安に、年内の予定はもう決まっているんですよ。

田口氏: 千回くらい続くのかな?

神崎氏: (笑)千夜一夜だから?わからないけど、長く続けたいですね。

田口氏: 6月のイベントは、もう準備は万端です。

神崎氏: こういうスタイルをとるのも、一つの試みですね。もちろんガンホーが企画するイベントも続けて行きますが、楽しみ方の一つとしてこういうことをやっていきたいと。内部だけで企画するものとはちょっと違った切り口で、世界を見せることが出来るんですね。面白いですよ。

田口氏: 乞うご期待です。

『TANTRA』チームの守り神「ナタラージャ」くん。シヴァ神のこと。通販で購入したとか。

ジーパラ:では最後に、これからの『TANTRA』の見所を教えて下さい。

田口氏: そうですね…。よりエキサイティングな(笑)。この後はアシュラム戦も始皇帝陵も入って、世界はどんどん広がります。(日本風マップの)「Kathana III」も楽しみの一つです。始皇帝陵はすごいですよ(笑)。まだお見せできませんが、実際に見てびっくりしました。すごく作り込まれています。敵の攻撃パターンやグラフィックなども。今後も、『TANTRA』はひと味違うと感じてもらえるはずです。

神崎氏: 「主神戦」の導入で、最初に発表した要素はそろったんですが、まだまだ皆さん疑問に思っているところがあると思うんですよ。主神貢献値って?とか、カーストってなに?とか主神スキルって?とか。これらが徐々に明らかになってきます。

田口氏: アシュラム戦も、ただのGvGではなく、ストーリーに絡んできたりもしてきます。設定やストーリーも、より見えてきます。ようやく『TANTRA』の揺籃期が終わりました。これから真の姿が見えてきます。

神崎氏: 最初に発表した内容はすべて入って、『TANTRA』は完成しました。ここまでで、一通り遊ぶことが出来ます。でも、これだけでは終わらないんです。これからもいろいろ驚かせていきますよ。楽しみにしてください。

 

『TANTRA』のプレイヤーたちが持つ一体感、盛り上がりを強く感じている様子の両名。プレイヤーたちを愛し、楽しませることに一生懸命になる様子が強く伝わってきた。「我々も楽しめなければプレイヤーも楽しめない」と言っていた言葉が非常に印象的だったインタビューとなった。
正式サービス開始直前というタイミングでインタビューに応じてくれた両名に感謝しつつ、ガンホーを後にした。
『TANTRA』は、いつでも無料でゲームを始めることが出来る。これを読んで少しでも興味を持ったならば、一度『TANTRA』の世界を旅する旅人として彼の地に降り立ってほしい。このゲームの持つノリの良さ、バカバカしさ、元気の良さ。これらの心地よさに気がつけるはずだ。


MMORPG 
TANTRA
品番    
メーカー ガンホー・オンライン・エンターテイメント 定価   (税込)
ジャンル MMORPG 発売日 2005.04.27
備考