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最大の課題は「レゴ」だった!?『レゴ スター・ウォーズ』インタビュー
2005/07/29
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[『レゴ スター・ウォーズ』公式サイト]
 映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」の公開にあわせるようにアイドスから発売された『レゴ スター・ウォーズ』。世界中で販売されているブロック「レゴ」で表現された「スター・ウォーズ」の世界を舞台にしたアクションゲームだ。

 キャラクタからオブジェクト、背景まですべてがレゴのテイストで描かれており、見た目はコミカル。しかし、ライトセイバーによる攻撃やフォースを使った謎解き、スピード感溢れるポッドレースなど、ゲーム内容は非常に充実。
 また、「エピソード1」から「同 3」までのストーリーを完全網羅。映画の物語を忠実に再現している。ネタバレ注意だ!
 さらに、2人協力プレイも可能と、まさに盛りだくさん。「スター・ウォーズ」ファンはもちろん、手軽にアクションを楽しみたいと考えているユーザーにもオススメの1本だ。

 しかし、世界各国でブームを巻き起こしている「スター・ウォーズ」とは、ちょっとイメージが違う『レゴ スター・ウォーズ』。このゲームの見所はどんなところだろうか? ジャイアント・インタラクティブ開発部長兼『レゴ スター・ウォーズ』プロデューサーのジョナサン・スミス(Jonathan Simith)氏にインタビューを行ったぞ。

■「レゴ」の創造性で新しいゲームを作る!

ジーパラ:世界が「レゴ」ということもあって、ずいぶんコミカルな作品になっていますが、周囲の反応はいかがでしたか?

スミス氏:プレイしてくれたユーザーの多くが「このゲーム、おもしろいよ」と言ってくださっています。僕ら(スタッフ)は、今プレイしてもらっている世界中の人の反応を聞いて、とても光栄に思っています。

ジーパラ:そもそも、なぜ「レゴ」なのでしょう? “リアル”ではない「スター・ウォーズ」に反発はありませんでしたか?

スミス氏:僕らは以前から、ゲームを楽しむには「レゴ」の世界は完璧だと強く信じていました。「レゴ」は国境に関係なくみんなが楽しめるし、遊びの質も高い。それに驚きや創造性もある。だから「レゴ」を題材にすれば、良いゲームを提供できると考えていました。
 そして僕らの考えは間違っていなかったと思っています。イギリスでは販売本数がNo.1になったこともありますし、それがコミカルな「レゴ」への反発がないことも示しているでしょう。

ジーパラ:プレイさせていただいて感じたのですが、ライトセイバーを振り回して気持ち良く進めるシーンがある反面、ヒントが少なくて謎解きが難しいシーンもあるようです。このあたりは子供には厳しいのではないでしょうか。

スミス氏:僕らは純粋に「誰もがプレイできるゲーム」を目指していました。各年代層に向けてマーケティングを行い、それぞれのニーズに応えられるように注意を払いました。しかし最終的には子供を強く意識するよりも、大人を中心に「誰もがプレイできるゲーム」を基準にすることにしました。その結果、子供から若者、そしてその子供の親の層まで、幅広い方に楽しんでいただいています。親子でプレイすれば、子供だけでは難しい謎解きもクリアできますから。そうしたコミュニケーションも良いものです(笑)。

ジーパラ:なるほど。確かに、謎解きも難しすぎるということがないですし、アクションもほとんどボタン連打で何とかなりますよね。こうしたバランスが、プレイした際にちょうど良く感じました。何よりも、声を掛け合いながらの協力プレイが編集部で盛り上がりました(笑)。

 

■音源は映画と同じ!名シーンも「レゴ」で再現!

キャラクタはこんな姿だが、SEは映画と同じ。ちなみに、やられてしまうとブロックがばらばらになる

ジーパラ:プレイしていて疑問に思ったのですが、キャラクタが倒されたときの声は、もしかして映画と同じですが?

スミス氏:そのとおりです。映画の音響を担当した「スカイウォーカー サウンド」が、本作に全面協力してくれました。彼らが所有している、映画の音源を『レゴ スター・ウォーズ』に使ってくれました。

ジーパラ:R2-D2がやられたときの「ぴゅぅ~」という音も?

スミス氏:同じです(笑)。もちろん、キャラクタだけでなく、ライトセイバーの音、ブラスター(銃)の音も同じです。すべてのSE(効果音)が映画と同じです。

ジーパラ:ファンにはタマラナイですね(笑)。ですが、セリフは入っていませんよね?

スミス氏:はい。セリフはまったく入っていません。それは僕らが開発を始めたときに決定しました。アニメーションとSEのみで、各キャラクタを“再生”させること。セリフではなくアクションのみでストーリーを語らせたいと思ったんです。

ジーパラ:確かに、ゲームの随所にイベントシーンが盛り込まれ、ストーリーを伝えてくれますね。ただ、映画には存在しないシーンも含まれていたようですが?

スミス氏:まず、映画の名シーンをすべて再現しています。たとえば、「エピソード1」のダース・モールとの遭遇、ならびにシード宮殿の戦い、そして「エピソード2」ではドゥークーとヨーダの対決など。もちろん、「エピソード3」のラストも入れてあります。物語が途中で終わらずに、完結しています。
 そのうえで、ゲームオリジナルのシーンを加えてあります。なぜなら僕らにはそれができたからです。「レゴ」はユーモアと一緒に、違った方法で物事を想像できる自由さを持っています。だから「スター・ウォーズ」だけじゃなく、その「レゴ」の自由さも入れたかったんです。それは僕らにとってはとても重要なことでした。みんなが微笑んでくれるゲームを作るうえではね(笑)。

■最大の障壁は技術よりも「レゴ」だった!?

ジーパラ:プレイ中にいつでも2Pが入ってこれたり、操作するキャラクタを好きなときに変更できたりと、従来のアクションゲームにはあまり採用されていなかったシステムが採り入れられていますよね。開発で苦労した点などはありますか?

スミス氏:ええ、多くの障害と挑戦がありました。特に、ゲーム中にすべてのキャラクタが使用できる「フリープレイモード」や、いつでもどこでも参加・離脱が可能な「2人プレイ」については、技術的な問題や、ゲーム設計上の問題がありました。これらを解決するはかなり大変でしたね。
 でも僕に言わせれば、それはたいしたことではありませんでした。最大の問題は何と「レゴ」だったのですから! すべてを「レゴ」で作らなければならない! 開発スタート当初、スタッフはこの点でノイローゼになりました。これを乗り越えるのが大変でしたね。

ジーパラ:本作の最大の魅力である「レゴ」が、同時に最大の壁でもあったのですね。では、スミスさんのお気に入りのシーンやステージはありますか?

お互いの意思の疎通が大事な協力プレイ。特に謎解きは会話なくしてクリアは不可能

スミス氏:個人的には、「エピソード2」のクローン工場にセットされた、「カミーノでの発見」のステージが好きですね。
 すべてのステージの中で、このステージだけが「ジャンゴ・フェット」と“1対1”で戦うステージになっているからです。また、このステージの雰囲気がとても良いんですよ。
 それと日本のプレイヤーの方々には、ぜひとも「フリープレイモード」を試していただきたいです。他の「スター・ウォーズ」映画に登場するキャラクタも含めて、いろいろなキャラクタを自由に使うことができます。「ストーリーモード」とは異なるキャラクタを使うことで、クリア方法も変わります。映画とは違った演出を楽しめますよ。


 

 映画とは姿かたちがまったく違うけれど、原作の雰囲気が大いに伝わってくる『レゴ スター・ウォーズ』。映画のファンなら思わず唸っちゃうようなシーンが満載のゲームだ。
 ところでスミスさん、次回作の予定は? 「はっきりしたことは言えません。でも、また「レゴ」のゲームを作りたいと思っていますよ」。うーん。「エピソード4」から「同 6」のゲーム化は未定の様子。少し残念。みんなのフォースで念じ続ければ、発売されるかも!?
 スミスさん、ありがとうございました。

アクション 
レゴ スター・ウォーズ
品番 SLPS-20423    
メーカー アイドス 定価 6090 (税込)
ジャンル アクションアドベンチャー 発売日 2005.07.07
備考



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