 |
(※1)4月の大きなアップデート
2005年4月21日に実施。
約2ヶ月半振りのアップデート。高Lvキャラクタ(Lv51~)のレベルアップに必要な経験値の軽減された他、プロマシアストーリーの拡張、NM(ノートリアルモンスター)やマジックアイテム等の追加等、大規模なアップデートが行われた |
---- :ちょうど5月16日で3周年ですね
田中氏 :4月(※1)にも大きなアップデートを行いました。今回は3年目で初めて経験値テーブルも緩和したので、中~高レベル帯でのレベルが上がりやすくなりました。
---- :その3周年の記念すべき日にXbox 360版『FF
XI』の発表。
サンディ氏:カンファレンスやE3での反応を見る限り、非常に喜んで下さっている印象を受けました。恐らくですが、Xbox
360によってPCとの性能差が縮まることが多少なりとも意識されているのではないでしょうか。
---- :Xbox
360リリース以降、多数の新規ユーザーの参加が想定されますが、今後も大きなバランス変更は考えていく予定は?
田中氏 :開発チームでは各担当者毎に、その時々で常時コミュニティー全体、あるいはプレイヤー動向の観測などの調査を通じて、バランス調整を行ってきています。毎年“ヴァナ・ディール国勢調査”(※2)という形でも発表させて頂いていますが、このような調査を常時行っており、そのデータをもとに、その時々で一番どこのユーザー層にてこ入れしていくかと言うことを議論しています。新規ユーザー数は、Windows版の発売時や、北米でのサービス開始時など、節目節目で一気に伸びており、それ以外の時期は基本的に水平状態です。だから今回Xbox
360という新しいプラットフォームでリリースすることは、今まで何らかの理由で入れなかった人たちが新しいユーザーとして入ってくれる可能性があり、特に欧州地域では今までWindows版のみでしたから、家庭用機では初のリリースとなりますので、僕らも期待しています。
 |
(※2)ヴァナ・ディール国勢調査
2005年5月9日に発行。
スクウェア・エニックスが、『FF XI』の世界ヴァナ・ディールのコミュニティを分析し、公式サイトで紹介している。
紹介内容は、プレイヤーLv、合成スキル、フェイスタイプ、種族別人気ジョブランキングなど。今のヴァナ・ディールを知ることができる |
サンディ氏:私はプレイステーション2から始めて、Windowsでプレイするようになったのですけれども。PCはそのままにしておいて、それこそリビングでXbox
360、自分の部屋ではPS2という使い方もあると思うんですよね。
結局使っているのは同じコンテンツという考え方なので、同じ人が来ることも考えられるでしょう。しかし当然のことながらXboxというブランドを好きな人もいますから、Xbox
360からも増える。結果的にユーザー層は広がっていくと考えています。
---- :PS3に向けての構想はすでにあるのですか
田中氏 :これまでのソニー・コンピュータエンタテインメントさんのメディア等での話をお聞きしていると、PS3にはハードディスクが付かないようなことをおっしゃっていたので、じゃ『FF
XI』は無理なのかなとあきらめていました。『FF XI』のようなサーバー型のMMORPGは、全てのデータパケットをデータセンターのサーバー経由で通信する必要があるために、全体の通信量を考えると、クライアント側にどうしてもハードディスク等の書き換え可能な大容量メディアを必須とするコンテンツですので。でもソニー・コンピュータエンタテインメントさんのカンファレンスで発表された取り外し可能な2.5inchのHDDがあるのであれば、物理的には可能性はありますし、僕らもまだ詳しい情報を聞いていないので、日本に帰ってからどのぐらいの容量があるのか、どういうコンセプトなのかお聞きして、検討を始めるというところです。
---- :新機種の登場により、オンラインゲームの作り手としては、常に新しくて良いものを作りたいという思いもあると思うのですが、現状のPS2などのユーザーもサポートして行かなくてはならないわけですよね?
田中氏 :『FFXI』は世界初の、PCと家庭用機両方で遊べるクロスプラットフォームのMMORPGだったわけですが、PCってシームレスでどんどん進化していきますけど、家庭用機は5年前後というある程度決まった期間で大きく次世代機に交代してしまう。『FF
XI』が家庭用機専用ゲームであれば、この瞬間旧世代のコンテンツになってしまうわけです。しかし『FF
XI』はオンラインゲームだから、元々ゲーム本体は機種に依存しないサーバー側にあるために、クライアント側の表示部分をある程度PCの連続的な進化に常に合わせていれば、比較的少ない労力でスムーズに次世代機に移植してその後も進化し続けるということは可能なわけです。『FF
XI』を遊んでくれるユーザーさんがいる限り、今後も可能な限り開発を続けていきますが、それとは並行して、新しい技術も研究していかなければなりません。この先1年後、あるいは2年後、もっと先かも知れませんけれども、全ての家庭用機の世代交代が終わったとき、既存のゲーム全体が何かしらの転換期を迎えることは確かです。その時にどういう形で挑むハードなのか、今から作り始めておかなくてならない。そういう意味で、Xbox
360のカンファレンスの最後に、『FF XI』ではない近未来の新しいMMORPGを想定したコンセプト映像を流したんです。次の世代のMMORPGとして、どういう表現が可能になるのか?という技術実験プロジェクトの映像なのです。今後このプロジェクトが『FF
XI』の次に来るものになるのか、『FF XI』と並存するものになるのか、それとも『FF
XI』をも内包するものになるのか。いろんなパターンが考えられると思うんですが、今『FFXI』の運営や拡張を行いながら、並行してスタッフ達が作っているところです。
|