Elebitsたちがいる世界では、彼らがエネルギーそのもの。たとえば部屋の中の照明や電化製品などもすべてElebitsの力がエネルギー源となっている。そんなElebitsたちが突然言うことを聞かなくなり、街中が停電、沈黙してしまった。プレイヤーはElebitsたちをキャプチャー銃で捕まえて、街を元に戻さなくてはならない――。
『Elebits(仮)』はそんな風にしてスタートする。プレイヤーはWiiのコントローラを、まさにゲーム内に登場するキャプチャー銃のように構えながら、まずはキッチンに隠れるElebitsたちを捕獲していくのだ。ステージクリアの方法は捕まえたElebitsに応じたワット数が規定以上になればOK。赤いElebitsは恥ずかしがり屋で、すぐに隠れてしまうがエネルギー数値が高いといった特徴もある。また、彼らは電化製品に隠れていることが多いので、それらのスイッチを入れて動かすことで一斉に飛び出してくるといったギミックもある。わらわらと飛び出してきて物陰に逃げこんでいくElebitsたちが非常にユーモラスで可愛らしい。ステージ中に隠されているアイテムを使うことでElebitsたちを一網打尽にできるなど、見た目以上にゲーム性が高いことも、夢中にさせる要因のひとつと言える。なお、先のステージではワット数を稼ぐ以外にも様々な条件が課せられるということだ。もちろん、ステージが進めば家を飛び出して街へと出ていくことになる。一方で、キャプチャー銃の性能はだんだん強化されて、持ち上げられるモノの重量も上がっていく。なんと家ごと持ち上げることも可能になるのだ。重いモノを持ち上げようとしたときはコントローラが振動し、その手応えをプレイヤーにさせる機能もある。また、持ち上げたモノはすべて物理シミュレーションされ、コントローラを放せば、その状況に応じた軌道で落下していく。この物理シミュレーションのおかげで、花瓶を投げる、戸棚を勢いよく開けるなどのアクションが納得のいく動きになっているのである。まだまだこれからいろいろな要素が追加されていく予定だというので、続報にも期待したい。
| Wiiと『Elebits(仮)』に「とにかく一度触れてください!」 |
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ジーパラ:現在の開発状況はどのくらいでしょうか?
向峠氏:そうですねぇ……パーセンテージで言うと30%程度だと思います。
ジーパラ:発売時期はWiiの本体発売と同時でしょうか?
向峠氏:合わせたい……とは思っていますが、ちょっとまだわかりませんね。できる限り頑張りたいと思います
ジーパラ:Wiiのコントローラに密接なゲームに感じられますが、企画自体はWiiに合わせたものだったんでしょうか。
向峠氏:実は任天堂さんでWiiのコントローラのサンプルを触らせてもらったときに、開発チームが衝撃を受けまして。今までにないような斬新なハードだと思ったんです。ならば、このハードに合わせた企画をイチから起ち上げましょうということで始まりました。逆にWiiとそのコントローラがなかったらこのゲームは誕生しませんでしたね。
ジーパラ:ひねる動作や、奥へ押す、手前に引くといった動作が驚きでした。
向峠氏:手前・奥への動作は、一番悩んだことでもありました。しかし、逆にそういったものをどう使うか。それを考えるのは面白かったですね。
ジーパラ:(Wiiの)コントローラでできることというのは、この『Elebits(仮)』ではほぼ使っている感じでしょうか。
向峠氏:んー、ま~だ隠れているんじゃないでしょうかね(笑)。
ジーパラ:むむ。それは『Elebits(仮)』の先のステージに隠れているという意味でしょうか?
向峠氏:ああ、もちろん『Elebits(仮)』でも、まだどんな仕掛けが作れそうかというのを模索していくつもりではあります。でも、それ以上に(Wiiの)コントローラ自体にも僕らの知らない力がある気がします。スピーカーに関してもまだ未知数ですしね。
ジーパラ:ああ、たしかに、コントローラにスピーカーも内臓されていますよね。
向峠氏:そのへんをどう開発していくかは、これからさらに考えていくところになると思います。もちろん、『Elebits(仮)』も、まだまだこれから膨らんでいくところです。あとは時間との勝負になると思います。
ジーパラ:今後、発売時期が決定したあとなどには、試遊会などを行ったりする計画はあるのでしょうか。
向峠氏:ぜひやりたいですよね。実際ゲームに触ってもらって、この新鮮な感覚というのを味わってもらいたい。いろんな人に触ってもらいたい。そういう機会を作りたい……作りたいんですけどねぇ……。ちょっと今の段階では、どうなるかわかりません。
ジーパラ:新しすぎるものなので、プレイしてもらえないと100%伝わらないんじゃないかと思います。
向峠氏:そうですね。画面だけを見ても想像できないかと思います。
ジーパラ:記事にするのに悩みます(笑)。遊んだ感覚というのが今までのゲームとは決定的に違いますからね。向峠さんは今後、Wiiでもう1作品作るとしたら、どんなタイトルを作ってみたいですか? いや、作っている最中にそんなこと聞くなと言われそうですが(笑)。
向峠氏:ははは。うーん、それは秘密にさせてください。
ジーパラ:ところで、任天堂さんからは「この機能はぜひ使ってくれ」というような指示などはあったのでしょうか。
向峠氏:いや、特になかったですね。「このコントローラではこんなことができますよ」ということは見せていただきましたが、「この機能はこうやって使用してください」的な指示は一切ありませんでした。むしろ「自由に使ってください」と。
ジーパラ:それはプレッシャーもあったのでは?
向峠氏:プレッシャーというか……んー、悩みましたね(笑)。
ジーパラ:なるほど(笑)。では、最後にプレイヤーさんへのアピールがあればお願いします。
向峠氏:「ゲームに触ってみてください」と一番言いたいですね。その触れる機会を作らないとどうしようもないと言われればそれまでですが……。
ジーパラ:たとえばWiiと『Elebits(仮)』が発売されたら、持っている友達の家に押しかけて触ってみてほしいとか(笑)。
向峠氏:あ、そうですね。とにかく一度は触ってほしい。本当に新しい感覚のハードだと思いますし、『Elebits(仮)』はそれを最大限に活かしていると思います。新しい遊びを提案している作品と言えますので、ぜひ一度体験していただいてほしいと思います。