セガが2008年春に発売を予定しているPS3『戦場のヴァルキュリア』。本作をTGSのセガブースでプレイしてきた。
『戦場のヴァルキュリア』は、架空のヨーロッパを舞台にしたアクティブ・シミュレーションRPG。プレイヤーは西と東の二大国に挟まれる小国・ガリア公国の義勇軍となって、侵略してきた帝国軍と戦う。
セガブースの試遊スペースでは、まずプレイの前に本作の設定と状況を紹介したプロモーション映像と、簡単な操作方法およびシステムを解説した映像を見ることになる。なんでも、我々が義勇軍として戦いに参加するにあたって、基礎知識を教授してくれるというのだ。なんだ、すぐにプレイできるわけではないのか…と、思うところだが、この映像、ちゃんと見ておいたほうが良い。前半部分はともかく、後半の操作説明はとても分かりやすく、とてもタメになる。実際の試遊前にチュートリアルがあるのだが、ここで映像をちゃんと見ておけば、チュートリアルはすっとばしてもOKだ。ちなみに、ここでの映像は15分程度。退屈せずに見ることができるぞ。
なお、基本操作以外に覚えておきたい要素は下記のとおり。
- ユニットは「兵士」「戦車」「対戦車兵」の3種類。
- さらに「兵士」は「偵察兵」「狙撃兵」「突撃兵」に分かれる。
- 兵士<戦車<対戦車兵<兵士の3すくみ。
- 敵と自分は青・黄・赤のどれかのラインで結ばれる。
- ラインの青は「安全」で、赤は「危険」。赤い場合、敵が撃ってくる。
- ラインが黄でターンを終えると、敵が次のターンで撃ってくる可能性大。
- 草地のほふく前進は、障害物に隠れているのと同じ効果。
- 戦車は兵士の銃弾にダメージを受けない。
- ただし、戦車の背面のエンジンは弱点となり、ダメージを受ける。
- 仲間が隣にいるときに攻撃すると、援護射撃をしてくれる。
と、いろいろあるが、今回の試遊ではそんなに頭に叩き込まなくても優秀な教官(セガのスタッフ)が横で教えてくれるので、まぁ大丈夫。ただし、TGSバージョンは制限時間が15分、そして7ターンで終了、という条件が設けられている。あまり、のんびりはしていられない!
ここで、プレイヤーに与えられたユニットは「偵察兵」「狙撃兵」「突撃兵」「対戦車兵」「戦車」の5つ。中央に建物があり、平地がU字型をしているマップの敵を殲滅するのが、今回の任務である。
基本的な戦術は、戦車を先行させて銃撃からみんなを守る盾とし、裏道や屋上に狙撃兵や対戦車兵を派遣し、物陰から敵兵および戦車を狙い打つ、という形になる。ところが、これがなかなか難しい。各ユニットで移動できる距離が異なるし、なによりある程度の距離に近づかないと、敵がいる場所がわからない。うかつに進めるとお互いの射程距離内に入ってしまい、逃げることもままならない、なんてことになる。どこに誰を動かして、そのあとどうするか。小隊長として部下の命を預かるという重責とは、こういうことなのか…。
実際、ユニットの動かし方は、本当に悩みどころ。ユニットの3すくみが確立されているため、敵兵の位置を見れば、誰をどこに、というプランはすぐに立つ。しかし、そこまでに障害物があるのかないのか、隠れられるところまで一気に走り抜けられるのか。気がついていない進軍ルートが他にあるのかないのか…。マップをにらみつつ、熟考する必要がある。しかし、これが本作の面白いところでもある。戦車だけをある程度まで突っ込ませて、あとから仲間を呼び込んでも良いし、戦車や突撃兵を囮にして狙撃兵を建物の屋上に配置しても良い。ひとつの戦場で、選べる作戦は無数にある。そのなかで自分なりに最良な戦略はどれなのか。深い思考性が秘められたタイトルだと言えるだろう。…ほんと、油断していると撃たれちゃうんだよ…。でも、おもしろい。「考えなければならないこと」は少ないんだけど(基本、配置だけだから)、「決断の種類」は非常に多い。この悩み加減が、やっぱりおもしろい。たった数分のプレイではあるが、わたくし【まろん】は、本当におもしろいと感じたであります!
ちなみに、今回の試遊では、時間切れとなって任務途中でゲームオーバーの憂き目に。15分間での成果は敵兵3人、戦車1台のみ。なお、スタッフによると早い場合は7分程度で任務を遂行できるという。優秀な小隊長への道は遠い…。







