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イベントレポート  

【東京ゲームショウ2007】
新曲収録決定!『涼宮ハルヒの約束』スペシャルステージ

2007.10.04


 「東京ゲームショウ2007」パブリックデイ初日である2007年9月22日(土)。事実上、東京ゲームショウ最初の大型イベントである「『涼宮ハルヒの約束』スペシャルイベント」が行われた。これは、バンダイナムコゲームスが12月20日(木)に発売を予定しているPSP用アドベンチャー『涼宮ハルヒの約束』出演声優陣によるステージイベント。『涼宮ハルヒの約束』は、人気アニメを原作としているだけではなく、最新のCG技術を使い、キャラクタの表情をリアルタイムに変化させるなど、さまざまな期待が寄せられている。TGS2007で発表された「日本ゲーム大賞2007」のうち、今後発売が予定されているTGS2007に出展されたタイトルから期待されるタイトルに贈られる「フューチャー部門」を受賞した。
 開演は午前11:00。場所はゲームショウ内イベントステージを予定している。そもそも東京ゲームショウ自体の開場は午前10:00。この開場と同時に、多くの人々がイベントステージへと一直線に向かっていった。ステージ前に集まった人々は、開演30分前時点でざっとみて2,000人を軽く超え、そこから先は数えようと試みるのをやめることにした。



 さて、『涼宮ハルヒの憂鬱』主人公のキョンこと声優の杉田智和氏の(ワルノリ気味な)MCで観客席の空気が和らぐと、間髪入れずに涼宮ハルヒ役の平野綾さんが「冒険でしょでしょ?」を歌いながらステージに飛び込んでくる。もちろんその瞬間客席は総立ちになりいよいよステージスタート。当然のように大合唱。
 その後は、杉田氏と平野さんのトーク。シリーズ初のゲーム化となる『涼宮ハルヒの約束』について、さまざまなことを語ってくれた。ちなみに杉田氏が印象に残ったシーンは「ザンスカール帝国との戦い」…そんなバカな。それは「機動戦士Vガンダム」に登場する、マリア主義者たちが興した恐怖政治を行っている帝国ではなかったかと記憶しております。と、トークはこんな(再度、ワルノリ気味な)調子で進み、客席はずっと笑いっぱなし。
 披露されたゲーム制作時のエピソードでは、大変多くのセリフを収録したことを明かしてくれた。なんと、全ボイス合わせて2万ワードを超えたとか。その中の多くを担当することになった杉田氏。「プレイしている人が音声をオフにしたくなるほど喋りました」(会場・笑)と。相当熱も入っていたようで“みくるフォルダ”(朝比奈みくる先輩の写真をまとめた、ご存知キョンの大事なフォルダ)を見られるシーンで叫んだときは、「やりすぎ。それはキョンじゃなくてお前だろ」と演出家に怒られたとか。杉田氏のテンションが揚がるのもそのはず、今回のゲームは北高祭前日の出来事を描いたものということで、「ぜひ、文化祭前の“高揚感”を楽しんでもらえれば」とのこと。あのお祭り前のテンションがステージにもにじみ出ていたようだ。
 平野さんも、「アニメでは見られなかったシーン…夜の学校とかに注目して欲しい」とコメントしていた。夜のシーンといえば、ゲーム紹介ムービー中に現れた、崩壊した夜の校舎にも注目が。ハルヒとキョンが閉じ込められた“閉鎖空間”が連想させられるカットだが、今回は大勢が閉じ込められるという。詳しいことは「小野さん(古泉一樹役の声優・小野大輔氏)が、クドクド説明してくれます」と杉田氏。今回はかなり複雑なストーリーが用意されているとの事で、「シナリオを読んで驚きました。これは予想できませんでした。今まで皆さんが知っている物語の裏側がわかります」と平野さん。とにかくシナリオが良いと何度も強調していた。



 さて、ゲーム『涼宮ハルヒの約束』は、ストーリーやキャラクタボイスのほかに話題になっているポイントがある。過去にジーパラでも紹介したように、“モーションポートレート”という最新技術の導入である。これは、一枚の写真を取り込むと、その画像を元にまるで3DCGのようにキャラクタの顔や表情を動かすことが出来るというもの。この技術で、ゲーム中ではCGのキャラクタたちが“シームレス”に語りだすという。そこで、これを説明するためにゲストが登場。「WAWAWA~」と現れたのは谷口役の白石稔氏。自分自身の顔を取り込み“モーションポートレート”で顔を弄られた。いや、デモンストレーションを行ってくれた。
 『涼宮ハルヒの約束』の公式サイトにも掲載されているように、もともとイラストであるハルヒたちの表情が自由に変わるのも凄いが、白石氏の写真までもが自然にさまざまな表情をするのには、会場から感嘆の声が漏れた。また、自然に変な顔をさせられるのには、会場から笑いの声が漏れた。

 続いて、このステージで最大の発表が。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディングテーマで、その映像とともに大ヒットを記録した「ハレ晴れユカイ」の作詞を行った畑亜貴氏、作曲の田代智一氏による新曲が、ゲームのエンディングテーマとして制作されるという。歌うのはもちろん、「ハレ晴れユカイ」と同様に平野綾さん(涼宮ハルヒ役)茅原実里さん(長門有希役)後藤邑子さん(朝比奈みくる役)の三人。しかも、用意されるのは二曲で、グッドエンディング用とバッドエンディング用。ステージではそのうちの一曲「世界が夢見るユメノナカ」が披露された。SOS団の三人のモノローグ的な歌詞で、一人ずつ各パートを歌うような構成の曲。エンディングらしくしっとりしたフレーズもありながら、「VIVA! VIVA!」と楽しくはじけるフレーズもあり。平野さんによると「だんだん難しくなってきている」と言う涼宮ハルヒの楽曲。今回の曲も相当の難度だったとか。もう一曲も含め、読者の耳に届くときを楽しみにしよう。



 イベント終盤、会場には来られなかった後藤邑子さんと茅原実里さんからのビデオレターが。「(ゲストで出演とは)白石、偉くなったな」と、ゴットゥーザ様こと後藤邑子さん。「今回のみくるはとてもがんばっていろいろな一面を見せてくれている」とのこと。なお、「セリフは聞いていても意味がわからないところもあるだろうけれど、言っててもわからないから気にしないで(笑)小説とか一生懸命読めば何を言っているのか雰囲気くらいはつかめるかも」とのことだ。もちろん、何か良くわからないけれど雰囲気で判ったような気になるところが魅力でもある同作。会場も「わかってます」と言う空気。また、茅原実里さんは「いつもの有希からは考えられないくらい積極的なセリフや行動があって驚いた。」と言う。どのようなストーリー展開が待っているのか、客席の全員が発売が待ちきれなくなってしまいそうなコメントだ。さまざまな展開が気になるところだが、杉田氏のコメントによる最新情報によると「古泉ルートでのエンディングがある」とのこと。もちろん、最初から最後まで“ワルノリ気味”な杉田氏のコメントなので、信憑性についてはなんとも…。ゲームを手に取るそのときを楽しみにしよう。
 イベントの最後だが、ドラマCD「サウンドアラウンド」に収録されていた「First Good-bye」を平野さんが熱唱。ライブ初披露となる一曲を歌い上げ、ステージは幕を閉じた。

 発売まではまだ少々時間のある『涼宮ハルヒの約束』だが、一刻も早くその姿を見たい、新たな物語を知りたいと思わせてくれたこのイベント。観客の多くが、このあとバンダイナムコブースに同タイトルをチェックしようと向かったことは言うまでもない。

東京ゲームショウ 2007 特設ページ

 
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