■テレビゲームと玩具の微妙な位置づけ?
また、2006年度における玩具業界においての業績も、日本玩具協会常任理事 見本市委員会委員長、神下英弘氏より発表された。
2006年の玩具の国内市場規模は6,400億円(前年度比93.7%)となり、玩具の中核を占める10分野(本来玩具と位置づけられる分野)では3,821億円(前年度比88.4%)と発表された。世間一般においては、近年のオモチャ人気は高いように感じるが、実際の玩具業界はまだまだ厳しい状況であるようだ。
一方、ゲーム産業においては社団法人コンピューターエンターテインメント協会の調べによるとソフトウェア、ハードウェア合わせて6,799億円となっていると発表された。玩具、ゲーム産業を合わせると1兆3,199億円(前年比111.9%)となり、エンターテイメント産業自体においては産業に対するニーズの広がりは十分感じられる。
ちなみに、現在“流行のおもちゃ”ジャンルと思われる玩菓(食玩)、フィギュア、カプセル玩具、また500億円市場とも言われる『甲虫王者ムシキング』に代表されるようなアーケードカードゲーム(ゲーム扱い)は厳密にいうと玩具の中には入らず上記の計算の中には入っていない。
2006年度においての玩菓は479億円(出荷ベース)フィギュアは265億円、カプセル玩具は305億円の業績を残している。年を追うごとに下がりつつはあるが、まだまだ十分な売上げを誇っているといえよう。
このような背景の一部に、WiiやニンテンドーDSにおける次世代機の登場にあるという。先日行われた次世代ワールドホビーフェアでも見られたように、年々キッズ向けイベントでもゲームの出展が非常に増えている。子供達の間でも、ゲーム再人気のために玩具の売れ行きに陰りが見えているという。しかし、次世代機大ヒットの同時期に、ぬいぐるみ、知育・教育、ホビー(インテリア系玩具やハイテク系トレンドトイ)や男児玩具などが市場を伸ばしてきているという。特にぬいぐるみ、ジグソーパズル、鉄道模型やRC商品の売れ行きがよく、これらは次世代ゲームによって、大人たちに改めて玩具が再認識された結果、また趣味の世界でゆっくりと時間を過ごしたい。という大人層が増えている表れがある。と発表された。
■7つの注目おもちゃキーワード
続いて見本市委員会専門委員 伊吹文昭氏によって、現在トレンドとなり「おもちゃショー」で注目されるであろうおもちゃのキーワードがあげられた。
今回キーワードに沿ったおもちゃが出展されていたので、その写真と共に紹介する。
 |
 |
「親子で遊べるおもちゃ」
「親も子も楽しめるおもちゃ」 |
「大人層を対象としたおもちゃ」 |
 |
 |
| 「新しいメディアとの連動」 |
「新機軸・新機構」 |
 |
 |
| 「環境・自然・木製」 |
「世界との連動」 |
掲載された玩具の数百倍ものおもちゃが一同に集まる東京おもちゃショー2007。全部見て回るには1日だけでは足りないかもしれない。一般の入場は6月30日(土)、7月1日(日)の2日間なのでたっぷり玩具に触れてみて欲しい。きっと楽しい週末になると思う。
「東京おもちゃショー2007」
開催日(一般入場日):2007年6月30日(土)9:00~17:00 ・7月1日(日)9:00~16:00
会場:東京ビックサイト西1~4ホール
入場料:無料 |