ガンホー・オンライン・エンターテイメントは4月29日(日)、有明コロシアムにて『ラグナロクオンライン』(以下『RO』)のファン感謝祭を開催した。大イベントながら入場は無料で、同時に対人戦の決勝トーナメントRJC2007や、RJC2007を記念したアイテムカードの販売、また新パッケージ商品、RJC2007メモリアルパッケージの先行販売などが行われ盛況を博した。当日は朝から長蛇の列が形成され、人気商品はお昼過ぎには完売という状態だった。
入場者はなんと約5,000人を数えたこのイベント。今回のレポートはRJC2007決勝戦のレポートを中心にお届けしよう。
■コスプレあり!『ROII』試遊台あり!盛りだくさんのイベント
会場では協賛各社によるブースも出展されており、各社ともに『RO』に関連するグッズなどを販売。また、話題の『ROII』の試遊台が設置されており、15分という時間制限ながらも実際にプレイすることが可能になっていた。ステージやサブステージではプレゼントの争奪戦ジャンケン大会「ジャンケンポリン」が頻繁に開催され、また会場内でコスプレコンテストも実施。掲載されたコスプレイヤーの写真に投票し、優勝をその場で決定するという形式だった。優秀賞に選ばれたのはMVPボスのオシリスとゴブリン、そして女性クリエイター。優勝したのは当然ながら(?)クリエイターに扮した女性だったが、2~3位が着ぐるみタイプのコスプレだったのはそれだけネタを理解したノリのいいプレイヤーが多く集ったという顕れだろう。
■ステージのメインはやっぱりRJC2007決勝トーナメント!
ステージイベントでは目玉であるRJC2007の決勝大会が行われた。メインイベントだけあって、やはり注目度はダントツで、対戦開始前になると会場内の人々が観客席やステージ前に集まってきた。残念ながら棄権ギルドがひとつだけ出てしまったものの、白熱した対戦が繰り広げられた。傾向としては、RJC2006で猛威を誇ったモンクの阿修羅覇凰拳とクリエイターのアシッドデモンストレーションを中心に構成したタイプと、アサシンクロスのエンチャントデッドリーポイズンなどを主軸にした新戦法が目立った。決勝トーナメント1回戦では昨年の優勝ギルドであるCafeteriaと同様の戦法(ランドプロテクターをガンバンテインで崩し、そこへ残影で移動したモンクが阿修羅覇凰拳を叩き込む)を使うRememberもいたが、対戦相手のNorthan Codeはランドプロテクターの貼り直しが非常に上手く、同種の戦法に対する訓練がみっちりと行われている様子だった。
続くステージでは、らぐな☆がーるずのライブとらぐな☆がーるずVSメディア連合によるエキシビジョンマッチを開催。実は、エキシビジョンマッチには我がジーパラ編集部も参戦。他メディアの方々といきなりのチーム結成となったが、いずれもやるからには本気モード。らぐな☆がーるずの実力がわからないだけに、手加減して(普段記事を書いている面々としては)あっさり負けるわけにもいかないという判断だったが、結果的には圧勝してしまうという“空気を読まない”状態に……。言い訳をさせていただくとすれば、壇上での試合はさすがに緊張して“遊ぶ”余裕もなかったりしたのである。逆に、決勝トーナメントに出場し、勝ちあがっていったギルドのメンバーたちの精神力の強さを改めて感じさせられた。
さて、続く準決勝第1試合。6人というハンデを負いつつも不戦勝で勝ちあがったDark Horseが、アサシンクロスのソウルブレイカーとクリエイターアシッドデモンストレーションの攻撃を主軸にした珍しいギルド、Ruf Prismに果敢に挑むも敗退。少ない人数をカバーしようとモンクが先行してハイディングで潜むも、相手を倒しきれずに、逆に守りの要であるクルセイダーをソウルブレイカーとアシッドデモンストレーションの集中砲火によって落とされ、攻め込まれてしまった。
準決勝第2試合はNothan Codeと☆★★STAR DUST☆★☆(以下、STAR DUST)。STAR DUSTもRuf Prismと同様にアサシンクロスを主体にしているが、こちらはエンチャントデッドリーポイズンを利用したソニックブローをメインにしている。一見火力が足りなそうなのだが、プリーストがレックエーテルナ(受けるダメージを次の1回だけ2倍にする)をかけた相手に的確にソニックブローを叩き込むことで各個撃破を行っていた。
■決勝戦はアサシンクロスを擁するギルド同士の熱い戦い!
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『RO』のアップデート全般に関するカンファレンスを挟んだあと、いよいよ決勝戦。奇しくも同じアサシンクロスとクリエイターを主軸に、異なる戦法を使うギルドの対決となった。決勝戦は3試合行われ、2戦を先取したほうが優勝となる。1セット目はRuf Prismがわずかに出遅れたところにSTAR DUSTのロードオブヴァーミリオンが炸裂。ヒットストップで一瞬怯んだ間にダンサーのスクリームが効果を発揮し、Ruf Prism側のプリーストがリカバリーによる防戦気味に。STAR DUST側はその間に着実にレックスエーテルナ+ソニックブローのコンボを決めて勝利をつかんだ。
続く2戦目は逆にRuf Prism側がSTAR DUST側のクルセイダーを集中攻撃。ソウルブレイカーとアシッドデモンストレーションを同時に決めて沈める。次にSTAR DUSTの攻撃の一翼を担うアサシンクロスに集中攻撃でこれも撃墜。追い詰められたSTAR DUSTだったが、クリエイターのアシッドデモンストレーションを使って猛反撃。最終的にRuf Prismのクリエイターとアサシンクロス以外を撃破してしまう。2vs1まで粘ったものの、わずかに及ばず、アサシンクロスのソウルブレイカーの前に散った。大会後のインタビューで判明したことだが、このとき、Ruf Prism側のクリエイターにはアシッドデモンストレーションを温存するように指示が飛び、逆にSTAR DUST側ではアシッドデモンストレーションをどんどん使って逆転するように指示が出ていたらしい。どうやらこの2ギルドは、戦術・状況的には似ていても、根本から対称的なギルドのようだ。
さて、最終戦となる3試合目は、Ruf Prismのギルドマスターの言葉を借りるならば「予想できないような戦法を使おうと思った」ということで、Ruf Prismは通常、ランドプロテクターを展開する序盤のセオリーを無視し、敵のランドプロテクターを利用して混戦に持ち込むという奇襲戦法を敢行。これが好を奏して、STAR DUSTのアサシンクロスを撃破。ムチャな作戦だけにRuf Prism側も無傷というわけにはいかず、バードを欠きながらも、敵の攻撃の主軸を撃破したことで波に乗って勝利をつかんだ。こうして激戦は終わり、RJC2007はRuf Prism(IRISワールド)の優勝で幕を閉じた。
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結果的に今大会で目立ったアサシンクロスの起用について、大会終了後のインタビューにおいて、両ギルドにアサシンクロスを使った理由を尋ねてみた。Ruf Prism側はアサシンクロスというよりもアシッドデモンストレーションを軸に構成し、アサシンクロスは補佐的な役目として投入したと語り、STAR DUST側は、以前アサシンクロスにボコボコにされた体験を元に投入を決めたとのこと。勝因に関してはRuf Prism側のマスターが冷静に「作戦勝ちですね」と語る一方で、表彰の際、壇上で森下氏に抱き付くなどのパフォーマンス(?)を行ったRuf Prism側は「作戦負けです」と笑いを取っていた。
ガンホーの廣瀬氏は今大会を振り返り、ルール変更により阿修羅覇凰拳一辺倒になりがちだった試合に幅が出たことが面白い試合展開を生んだと語った。また練習用ワールドで自由に練習試合を行えるようにしたことも事前の作戦などに影響を与えたとのこと。また、来たるRWCに関しては詳細が決まり次第募集を呼びかけ、再び予選を行うことになるだろうとのこと。決勝大会に向けて、個人的には強化合宿を組むなどして全力で支援をしていきたいと熱く語った。
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