2007年6月4日(月)、カプコンが行ったPC用オンライン専用アクションゲーム『モンスターハンター フロンティア オンライン』(以下、『MHF』)のプレスカンファレンス後に、優秀な『MHF』ブログ作成者を招いたファンイベント、ハンター懇親会が同会場にて実施された。
こちらのイベントでは、開発統括本部 オンライン開発部 部長 小野義徳氏、運営開発プロデューサー 杉浦一徳氏、ディレクター木村幸一氏の3名が登壇し、『MHF』のファン向けに改めてサービス形態やアップデートスケジュールを発表した。その後、『MHF』ファンに向けに、同作のクローズドβテスト時で判明した様々なプレイデータの公開や、『MFH』ファン達からの質問に開発者、運営者から答えるQ&A、『MHF』タイムアタック大会と、盛りだくさんの内容のイベントが行なわれた。会場に訪れたファンは満足した様子で楽しんでいた。
先に行われたプレスカンファレンスでも明らかにならなかった情報をメインに、イベントの内容をお届けする。
■気になる情報が多く飛び出したユーザー向けカンファレンス
ファン向けに行われた発表は、ほとんどの情報がプレスカンファレンスと同様の内容であったが、プレイヤーに向けた補足事項となる発言があったのでピックアップしていこう。
新マップとなる「樹海」は、既存のマップ「密林」の奥にあると設定され、さらに「樹海」の奥にあるのが「塔」になるのだという。今までの『モンスターハンター』シリーズにおいては、「塔」は後半のマップとなる。その手前が「樹海」となるならば「樹海」に生息する新モンスター「ヒプノック」は中盤ランクのモンスターなのだろうか?
バランス調整の発表では、武器・防具の数値の大幅な変更があるとアナウンスされたが、これは文字通り“かなり”ステータス値を変更した装備品が多いという。また戦局を左右する「スキル」にも変更を行うと発表された。スキル仕様自体が変更されるわけではなく、よりスキルの個性がでるように数値の調整が行われるようだ。モンスターの強さも序盤は優しく、後半はより強敵となるようなバランスを常に考えているとのこと。
また、様々なメーカーとのタイアップとしてオリジナルアイテムが手に入る限定クエストが、イベントコードとして商品に付属が明らかとなっている。これらで手に入る装備品は、どれも強さに重点を置いたアイテムではなく、あくまで見た目がユニークなアイテムとし、「商品を買ったハンターだけが勝ち残れるといった事にはなりません」小野氏から発表された。
■最長プレイタイムは517時間!? 世界で1本の武器?βテストユーザーデータ
続いて発表されたのが、本作で実施されたクローズドβテスト(計34日間)から集計した様々なプレイヤーデータが公開された。人気武器のランキング、テスト期間中1名しか装備しなかった武器や、最も長時間接続していた時間など、ファンが興味をそそる情報が紹介された。詳しくは以下の写真を参照していただきたい。
■Q&Aで判明した村クエ廃止、PSPインターフェース導入は未定、ちょっと残念…
プレイヤーからのメールと、本イベント参加者による質問に答えるQ&Aコーナーが設けられた。気になるいくつかの質疑応答を掲載する。
Q:バランスの調整は今後も行っていきますか?
A:もちろん行っていきます。まず言えるのはオープン時には、クローズドβよりもかなり違った印象を受けるかもしれません。楽しみにしておいてください。
Q:ジャンボ村(シングルクエスト)は実装されますか?
A:実装しません。理由はオンラインゲームとして多人数のプレイを重視しているからです。ただし、シングルに入っている要素に関しては、現在のオンラインモードに導入されるように現在進行中です。
Q:マイギャラリーの家具は追加されますか?
A:モンスターの素材をストレートに使った家具とかも追加します。毎月追加されるよう予定を進めています。
Q:どれくらいサービスの年月を見据えてゲーム開発をしていますか?
A:簡単にいうと、現時点で2,3年を見据えています。もちろん以降にどんどん新たな要素は追加されますので、3年後に終わってしまうなんてことはありません。
Q:既存モンスターのモーションや行動の追加などは考えていますか?
A:現状ではいえませんが、当然、視野には入っています。
Q:『MHF』を海外のプレイヤーと一緒に楽しめるようにはなりませんか?
A:最初の段階では、国内のサービスのみとさせてもらっています。理由して一番大きいのはセキュリティー面です。技術力を高め、課題を乗り越えた上で、今すぐとは言えませんが、近い将来必ずなんらかの形で答えを出せると思います。
Q:現在は最大4人パーティーまでですが、増えることはありますか?
A:現段階ではこの4人パーティーの形式が完成形だと思っています。まずはその他の+αから追加していこうと考えています。
Q:PSPの操作性は実装される予定はありますか?
A:プラットフォームが違うため少し難しい事ですが、PSPの操作性が優れているのは認識しています。極力近い形でなんらかの対応を行っていきます。
■第2の『MHF』オリジナルモンスターを目撃!! その姿は超巨大な…
最後に発表されたのは、本イベントのお土産として公開された、本作のオリジナルモンスター「ヒプノック」に続く第2のモンスターのグラフィック。
残念ながら画像の掲載は絶対厳禁と強くアナウンスされた為、お見せする事ができない。見た限りをテキストで説明させてもらうと、ぱっと見は魚竜種。生きた化石「シーラカンス」が、紫色の堅い鉱石を思わせる外皮に覆われているようなイメージ。さらには所々の節目からは真っ赤に燃えたぎった肉質が見えていた。2枚目に公開された画像はハンター達に襲いかかる姿。覇竜や祖竜と呼ばれるモンスターに引けを取らない迫力に、参加者達は驚きの声をあげていた。
舞台となっていたマップは終盤マップとも言える「決戦場」のように見えた。水辺が無い所か、辺りはマグマが吹き荒れる危険なマップに魚竜種とは一体どのような生態、強さを秘めているのか?続報に期待しよう。
そして、イベントの締めくくりとして、ゲーム大会、ハンター懇親会闘技演習「大鎌将軍を対峙せよ!」4メンバータイムトライアルが実施された。そこでは「ショウグンギザミ」をランダムで選ばれた4人一組チームで一番早く討伐できるかが競われた。用意された4種の武器から、それぞれ違う装備を選択するというルールの下、作戦を立てたり、狩猟中にお互いに声を掛け合いながら楽しんでいた。
この度の発表会、イベントを通して感じたのは、『MHF』が発表された際、様々な場所で「こういうサービスだったら遊びたいのに…」といった要望や、「こうなったらやりたくない」そんな意見をきちんと取り入れたようなサービス展開であったこと。『モンスターハンター』という家庭用ゲームのブランドにあぐらをかかず、焦らず、ユーザーと共に歩む未来をしっかり見据えたサービス展開を行うように思えた。ここまで堂々とした発表を見せられてしまうと、同業他社のオンラインゲームの行く末が心配になってしまうほどだ。この発表通りに展開されれば、オンラインゲームのあり方を大きく変えてしまいそうな作品となりうるかもしれない。
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