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カプコンは2007年6月4日(月)、PC用オンライン専用アクションゲーム『モンスターハンター フロンティア オンライン』のプレスカンファレンスを開催し、正式サービスまでのスケジュールと、気になる課金形式、プロモーション展開などの発表を行った。
最初に登壇したのは、常務執行役員 稲船 敬二氏。『鬼武者』や『ロスト プラネット エクストリーム コンディション』を送り出した同氏が、今回カプコンが運営を行う本格的なオンラインゲーム第一弾として『MHF』を選択した経緯を語ってくれた。
「カプコンとしても、PC、オンラインゲームに遅ればせながら参入できたことを非常に嬉しく思っています。カプコンがオンラインゲーム事業を始めるにあたり、強力なタイトルを持って来ようと思っていました。それは一番自信があるタイトルをオンラインに持ってきて、もしダメだったらしょうがないと諦められるから。もちろん、『モンスターハンター』はダメじゃないですが…」と、自信を浮べた笑顔を見せた。
また今後のオンラインゲーム事業について「『モンスターハンター』は第一弾です。今後、オンラインゲームの核となるタイトルが次々出て行く予定です。まずは皆さんに、最初のタイトルを気に入ってもらえることを期待しています」とコメント。絶好調のPSP版『モンスターハンターポータブル 2nd』が120万本を突破したことについて、「この勢いを『フロンティア』にも付けて行きたいです」とした。
■課金形態は月額!その金額とは・・・
次に登壇したのは、開発統括本部 オンライン開発部 部長 小野 義徳氏。注目を集めた、サービス開始スケジュールと課金内容について発表が行われた。
5月10日(木)から5月21日(月)まで行われるクローズドβファイナルの後、無料プレイ開放期間として、オープンβテストが実施される。期間は6月21日(木)16時から6月28日(木)10時まで。
その後正式サービスを6月28日(木)16時から実施するとのこと。
正式サービスにおける課金方式は、基本的に月額課金方式で全部で3種類。詳細は以下となっている。
■トライアル(無料)コース
・ダレット会員登録を行うことで無料プレイ可能
・無料期間の日数制限なし
・ハンターランク(HR)2までクエストは全てプレイ可能
■ハンターライフコース
・ハンターライフ30日コース:1,400円(税込)
・ハンターライフ60日コース:2,660円(税込)
・ハンターライフ90日コース:3,780円(税込)
■公認ネットカフェ
・ネットカフェ利用料金のみで、ハンターライフコース
『モンスターハンター』は、通常のRPGにあるような経験値は存在せず、クエストをクリアすることで得られるアイテムを用いて、様々な武器や防具を合成。それを身に着けることで、自らを強化していく。
しかしキャラクタには「ハンターランク(HR)」と呼ばれる格付けがあり、クエストをクリアしていくと、ランクを上がるためのクエストが登場。これにクリアすると、HRがアップし、さらに難易度が高いクエストに挑戦することが可能となる。
無料期間であるトライアルコースはHR2まで。その後は、ハンターライフコースによる課金となるが、決済手段として、クレジットカード、WebMoney、NETCASH、Edy、携帯決済が用意されている。
正式サービス時には、アップデートが行われ、新しいマップ「樹海」やそこに登場するボス「ヒプノック」が追加されることは、以前お伝えしている。詳しくはコチラを確認して頂きたい。
またプレスカンファレンスでは、『MHF』の長期的なスケジュールが発表された。
7月下旬
「リファイン」アップデート
8月下旬
大型アップデート第1弾(HR51以上開放)
9月下旬
「リファイン」アップデート
11月下旬
大型アップデート第1弾(HR100以上開放)
大型アップデート追加要素については、ざっとであるが以下の項目が公開された。
・『モンスターハンターポータブル 2nd』のモンスター・武器・防具
・HR51以上のランク開放とHR51以上の新要素
・HR100以上のランク開放とHR100以上の新要素
・新武器・防具
・猟団専用ルームの実装、拡張
・第3のオリジナル新モンスター
・今までにない武器・防具の生産ルール化
・新マップ
・マイギャラリー・マイガーデンに続く新コンテンツ
小野氏はアップデートのスケジュールを「リファイン」と呼ばれるバランス調整とシステム追加などを含むアップデートを交互に行うことについて、「クローズドβテストを行った時の反響から、ハンターの皆様の声を、積極的に吸い上げることが大事と考え、要素の追加だけでなく、調整を挟むことで、ゲームを充実していく」とした。
■多彩な提携業種からアイテムが同梱された商品が発売
スケジュールや課金形式が発表されたあと、運営プロデューサー 杉浦 一徳氏から、「新規ユーザーが常に降り立つ、活気のあるワールド作りを目指します」というテーマのもと、『MHF』における様々な提携関連などのが発表された。
インテルは、『MHF』推奨パソコンにオリジナルゲームアイテムが入手することができる「インテル Core 2 Duoクエスト・イベントコード」を同梱。このコードを『MHF』に入力することで男性、女性用のハンター用装備がプレゼントされる。
またインテル Core 2 Duo プロセッサー拡張パソコンで、2ウィンドウ化を実装する。これにより、ひとつのPCで2人同時プレイを可能となる。
お菓子やアイスなどを製造・販売を行う江崎グリコは、「アイスの実」「スパークタイム」という商品に期間限定で、『MHF』のアイテムコード付きで販売される。
このアイテムはまるでアイスキャンディーのような丸い玉が先端に付いたハンマー「スリープボール」。両商品とも先端の玉のカラーバリエーションが4種類用意される。
エンターブレイからは『MHF』の攻略本「MHFルーキーズカイド」を販売。男性は執事に、女性はメイドとなる防具のアイテムコードが同梱される。
このほか宅配ピザチェーン「ピザハット」では、オンライン注文をすると、「ピザピール」(太刀)が、三井住友カードでは、「モンスターハンター フロンティア VISAカード」に入会すると、「ハンターライフ30日コース利用クーポン」と防具「ゴシックメタル」をプレゼントする。
このほか既に発表されているエレコム、エクサーからゲームパッドが発売されるほか、エルザジャパンからグラフィックチップの発売される。
さらに無料でボイスチャットが楽しめる「Skype」を正式に推奨することが決定。ロジクールからヘッドセットの販売はされる予定。
推奨PCについても現在12社から発売がされることが決定しているが、今後も随時増やしていくと、杉浦氏から発表された。
■スペシャルゲスト登場!あの決めゼリフは封印???
他業種との様々なコラボレーションを行う『MHF』。更なる展開として、スペシャルゲストが登場した。その人は人気お笑い芸人の長州 小力さん。アメリカザリガニ、劇団ひとりなどを起用してきた『モンスターハンター』シリーズだけに今回も、お笑い芸人を起用。
カンファレンスでは、「『モンスターハンター』は芸人仲間から借りて少し遊んだだけですが、面白かったです」と小力さん。イベント前に『MHF』を挑戦した映像が公開された。
慣れないオンラインゲームで、まず試したのはコミュニケーション。女性のキャラクタに対していきなりナンパをしてしまう。
もちろん、あっさり振られるも、懲りずに別の女性キャラに・・・これにはカプコン 小野氏も「ぜんぜんゲームしていないじゃないですか」とツッコミを入れる場面が見られた。
実は小力さんは『MHF』とのコラボ企画として、初心者向けの動画を公式サイトにて配信を行う。6月29日(金)から毎週1話ずつ、全6話が公開される。
さらに小力さんにちなんだゲーム内アイテムも登場させる企画も進行しているとか。詳細は後日発表される予定。
小野氏は「ゲームの中で小力さんを登場させようと思っています。いろいろなものを見せて、ハンターのみんなに楽しんでいただきたいですね」とコメント。「いづれは、長州 力さんや猪木さんも登場して頂きたいな」との言葉には、小力さんは「そしたら、オレ必要ないじゃないですか」とキレキャラぶりを見せて、会場から笑いを誘っていた。
小力さんのキメゼリフ「キレてないっすよ」の言葉は、聞くことが出来なかったものの、ゲームの中でナンパしていた時には、「昼間はこんなですが、夜はモンスターです」や「ゲームの中にはいい出会いが必ずあります」と意味あり気にニヤリと笑うなど、小力節がチラホラ見ることができた。
■アイテム課金、データ移管は?質疑応答
ひと通りプレスカンファレアンスにて、行われたことをレポートしてきたが、最後に質疑応答の中で飛び出した、追加情報をお伝えする。
まずはこれまで、家庭用版であったデータ引継ぎについて。小野氏からは「家庭用ゲームタイトルからのデータ引継ぎは、今の段階では考えておりません。理由としては、レベルの高いユーザーをそのままの形でオンラインに取り込みたくないといういうことと、そもそも家庭用とオンラインは別ものとして頂きたいから」と回答を行った。
また月額制と発表されたが、アイテム合成を行うための素材となるアイテムの販売については、「現段階では、ありません。しかしながら、リファインなどを行った際、必要か否かを再度検討して、見極めたい」と小野氏はコメントした。
さらにこれまで家庭用版にいたボスモンスターについては、「大型アップデートを行うことで、次の目標となるようなものを用意していきたいです。家庭用ゲームのように終わりが見えてしまわないように、ゲームを長く遊べるような施策を行っていきます」とした。
海外展開についても、質問が出たが、「まずは国内の運営に注力していきます」という回答であった。
今回、様々な企業やタレントとのコラボ施策、半年スパンでのスケジュールの発表など、家庭用ゲームの大作をオンラインゲーム化しただけでなく、それを成功させるために様々な準備が整えられていたことを、強く感じることができたカンファレンスであった。
小野氏は「120万本という売上を記録したPSP版の半分くらいの人が、無料プレイを登録してくれれば」と抱負を語っていたが、それも不可能な数字ではなく、目の前にある目標のような印象を受けた。家庭用からオンラインゲームとなった『モンスターハンター』がどのような飛躍を見せるのか、注目していきたい。
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