China Joy レポート  

中国最大のゲームショー「China Joy」レポート

2007.07.13
 
当日の会場前。入場制限により一時は群衆が暴徒と化しそうな一幕も…
  2007年7月12日(木)より、中国・上海の「上海 新国際エキスポセンター」にて、中国最大のゲームショー“China Joy”(チャイナジョイ)が開催されている。ジーパラ編集部は、このイベントを取材するために中国へ急行!会場の様子をお伝えしよう!
  まず、“China Joy”とは何かをご存知だろうか。2003年より毎年開催されている、中国国内のゲーム事情を知ることの出来るゲームショーであり、今年で五回目の開催となる。動員数は毎回開催されるごとに増えており、前回は30万名を越えたと発表された。中国全土から人々が集まってくるイベントであり、今回も、非常に多くの動員が見込まれている。また、東京ゲームショウやE3など異なり、主催者が中国政府であることも大きな特徴だ。
今年の開催は、7月12日(木)から7月14日(土)の三日間。出展されるゲームは、やはりオンラインゲームが中心。中国国内のパブリッシャーはもちろんのこと、日本の企業も出展を行っているのだ。とは言うものの、やはり国内の読者からはなじみの少ない会社名が多いだろう。まずは主な出展メーカーのブースの様子をお伝えしよう。

会場前。正直、アドバルーンと言うものを久しぶりに見た
開会式。ものすごい数の報道陣。ご覧の通り「五周年」である
今回の注目はやはり『DOAオンライン』か… 初日は平日で人は少ない…とはいえ、大行列が


『コンチェルトゲート』は出展無し

『ファンタジーアース』のみのスクウェア・エニックス


  まずは皆さんよくご存知のスクウェア・エニックス。こちらはブース上の垂れ幕にこそ『コンチェルトゲート』のロゴがあるものの、あとは映像が流されるのみ。試遊機はすべて『ファンタジーアース ゼロ』が動いていた。
  スクウェア・エニックスブースはかなり小さめの面積。ステージ両脇に試遊機を並べたら、もういっぱいいっぱいの大きさだ。
  『ファンタジーアース』試遊機は、ほぼすべてが常に埋まっている状況。



PS3中国展開はどうなるのか。SCEIブース


 続いて、SCEI。コンシューマ機のみの展示となるブースは、実は会場中ではここだけ。展示のメインは、もちろん「プレイステーション3」だ。ジーパラ取材陣がブース内に入れた時は一般来場者の入場をまだ許可していない状況だったため、ブース内の人の数はまばら。しかしその後一般解放されると、一時は入場制限を行うほどに。しかしその後人は減り始め、さほど並ばずに次々プレイ出来る状況にもなった。  会場内の様子では、中国では全体に気軽に遊べるタイプのPCゲームが人気の様子。現時点で正式販売のアナウンスのないプレイステーション3は、まだ現実的な魅力を感じさせることが出来ていないのだろうか。
  ブース内は、壁面にずらりと試遊機が設置されていた。プレイ出来るタイトルは、日本の読者から見るとそれほど珍しいものではないかもしれない。注目出来るのは、欧州のプレイステーションストアでダウンロード販売されている『Super Rub-a-Dub』。これは「プレイステーション3」発表時の“アヒルちゃんのデモ”をゲーム化したもの。そしてもう一点は『home』のデモムービー。こちらは以前公開されたものと同じものだ。


映画最新作公開間近『ハリー・ポッター』がイチオシ(?)のEAブース

  続いてエレクトロニック・アーツ(EA)ブースは、PC、コンシューマ機と共に出展。映画・小説ともに最新作の公開間近となるハリー・ポッターの展示が目立つ。また、Xbox 360の試遊機を用意している数少ないブースのうちの一つ。『FIFA 06』や『Need For Speed Carbon』を、多くの人がプレイしていた。

  また、PCのオンラインゲームとしては『Warhammer Online: Age of Reckoning』を展示。日本での展開も予定されているファンタジーMMORPGだ。ブース内に用意された個室で、同作のシニアプロデューサー ジェフ・ヒックマン氏自らゲーム内容の説明をしてくれた。  『Warhammer Online』は純ファンタジーの世界観を持つMMORPG。この世界では、ドワーフ・ヒューマン・ハイエルフ。そしてグリーンスキン・(ダーク)ヒューマン・ダークエルフと言う6つの種族が、常に戦いを行っている。プレイヤーはこの世界での種族間戦争を体験する。ゲーム自体はRvRがメインとなっているが、同じフィールドのプレイヤーが同時に参加するクエストや、所属するプレイヤーが得た経験値によって成長するギルドシステムなど、さまざまなユニークな要素を含んでいる。



多くのタイトルを擁するのパブリッシャー、the9 第九城市

 さて、ここまでは日本の読者にもなじみ深いメーカーばかりだったが、中国で活躍するメーカーにも目を向けてみよう。the9は、非常に多くのタイトルを持つパブリッシャーで、そのタイトルは日本でも名前の聞こえて来ているものも多い。ブース内を見回すと、バンダイナムコゲームズが国内サービスを予定している『Helgate:LONDON』が大々的にプレイアブル出展。WebZenの『SUN』や『World of War craft』『グラナド・エスパダ』などにも多くのプレイヤーが集まっていた。また、タイトルのみの展示だが、『ラグナロクオンライン2』のタイトルも見ることが出来た。



中国の浜辺で彼女たちと出会ったぞ!盛大ブース

 先日、Tecmoと共に『デッド オア アライブ ONLINE』の展開を行うことを発表したばかりの盛大。20本ものタイトルを運営し、全タイトルのIDが、4億を越えると言う、中国屈指の巨大パブリッシャーだ。  今回特に目を引いたのは、やはり『デッド オア アライブ ONLINE』関連。浜辺のように実際に砂を敷き詰め、その中央に巨大なプールまで用意した。もちろん、本物の水が張ってある。そして水着の美女が、その中で微笑んでいると言う楽園だ。
ブース内では、『デッド オア アライブ ONLINE』についてのこれ以上の情報は、まだなにも公開されていないが、『デッド オア アライブ ONLINE』のプロジェクトマネージャーにお話を聞くことができたので、こちらについては後日詳しくお知らせすることにする。
  なお、中国でのスケジュールは2008年のオリンピックまでにオープンベータを開始することが目標であること、日本を含む中国以外の国での展開は、現時点では未定ではあるが、(あったとしても)中国でのスタートの後となる予定であることはお伝えしておこう。また、ブースは南国気分でいっぱいだが、ゲームの方はまずは純粋な“格闘ゲーム”として開発していると言うことも、お伝えしておきたい。



 以上が、主だったブースの様子となる。一見すると日本とそれほど大きな違いは無いように思える部分も多いだろう。しかし実際に会場に立つと、中国のゲームプレイヤーの嗜好、空気に、日本との微妙なギャップがあることを感じる。
これらは実際にその場にいないとなかなか伝わりにくいものではあるが、少しでもそれを感じることが出来るように、その他会場内を回った写真を見てほしい。そんなわけで、例によって会場内で見つけた変なものを中心に集めて来たぞ。

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