イベントレポート  
ファン感涙のイベントが久々に復活!「ギタドライブ」レポート
2007.12.05
関連URL:「THE GITADO LIVE ~BEMANI 10th Anniversary memorial event~」公式サイト
 
  KONAMIは12月2日(日)、「THE GITADO LIVE ~BEMANI 10th Anniversary memorial event~」(以下ギタドライブ)をZepp Tokyoにて開催した。
  このイベントは、2005年8月に開催されたものと同じく同社の音楽ゲームシリーズ『GuitarFreaks』と『DrumMania』に収録された楽曲が同ゲームに曲を提供するアーティスト本人によって演奏されるライブで、今回が2回目となる。参加人数が250組500名限定だった前回から規模が拡大。抽選で選ばれた1,000組2,000人が参加した。開演前から熱気に包まれ、そのテンションのまま3時間があっという間に過ぎていった。その熱狂のライブの様子をお伝えしよう。

2,000人もの人が参加するということで、開演の5分前くらいまで入場列が絶えなかった
会場内は隣の人と肩が触れ合うほど超満員。3~4割くらいが女性と、意外に多い
会場内でコナミスタイルの出張所(?)が開設され、長蛇の列ができていた
このイベントを記念し、限定のTシャツやマフラータオル、サイリウムが販売された

■ハード系からキュートなガールズモノまで!豪華メンバーが披露

開始直後から、フロアには拳とサイリウムが入り乱れる。ここから至福の3時間が開始!
  開演前に最近のBEMANI関連イベントでは恒例となった(!?)、担当広報である白鳥 音乃嬢が注意事項をアナウンス。この時点で観客は歓声を上げるなど、ボルテージは高め。その後、PAが鳴らすギター音や、会場空中を移動するカメラにも手を振って応えるなど、場がすっかり温まったところで照明が落ち、ドラムインとともに2年ぶりの「ギタドライブ」がスタート! ステージ上の幕が降りて現れたのは、シリーズ初代から多くの楽曲を手がけてきた泉 陸奥彦氏を中心とした面々。そしてこの日のライブ最初の曲は、氏の手がけた楽曲の代表的シリーズの最新作「MODEL DD8」。最初から最高のアーティストの登場と選曲に、フロアはいきなり爆発。続く初期の名曲「FIRE」で、観客を完全に「ギタドライブ」の世界に引き込んだ。
泉 陸奥彦氏の超絶ギタープレイは今回も健在。超カッコいい音と指裁きでファンを魅了
  泉氏の「これからもすごいゲストが来るので、楽しみに!」という言葉どおり、今回のライブは、多くのミュージシャンが入れ替わり立ち代わりでステージに現れるという形式。ドラムの菅沼 孝三氏と“こうぞう”つながりで、という呼び出しで登場したKozo Nakamura氏や、この日最初のボーカルとなったNinezero氏がステージ上のバンドに加わって、自身の楽曲を披露した。
  途中、泉氏とともにシリーズの初期から関わっている肥塚 良彦氏がベースとして加わって結成された、幻のユニット(?)Trick Trapによる「Purple storm」が前半戦のハイライト。ここでゴリゴリのハードロックを展開してきた泉氏が退場。以降は肥塚氏を軸にギターの96ちゃん氏や千本松 仁氏などが中心となって、フュージョン調の「PRIME LIGHT」やメッセージ色が強いRay-ZY氏によるボーカル曲など、幅広いジャンルの楽曲を鳴らす。若いミュージシャンとともに、比較的最近の楽曲を奏でた肥塚氏は「僕たちベテランも若作りをして頑張ります!」と観客の笑いを誘った。

長身でギターがサマになるKozo Nakamura氏。ツインギターで「Slang」などを演奏
「INSIDE-OUT」から加わり、「FIRE IN THE DARK」でも盛り上げたNinezero氏と96ちゃん氏
Ninezero氏はシャウトとヘッドバンキングで煽る! 特にこのブリッジ&シャウトが秀逸!
『ギタドラ』には最近のメンバー入りながら、この日かなりの曲で演奏をしていた96ちゃん氏
安定したベースで、この日の大半の演奏を支えた肥塚氏。観客からは「王子~」という声も
96ちゃん氏らと並び、肥塚氏に「これからの『ギタドラ』を引っ張る」と紹介された千本松氏
ボーカルもさることながら、Ray-ZY氏はMCでも沸かせた
新旧世代(!?)がギター&ベースで競演。ライブではこんなアツいシーンが目白押し!

  前半戦ラストを飾るのは、ボーカルに石阪 久美子さんを迎えるポップでロックなユニット、ピンクカプセル。「こたつとみかん」など、シリーズでも人気の楽曲を、特大風船による演出を交えて演奏。手振りなどのパフォーマンスによって会場と一体となり、前半を熱くハッピーな雰囲気に。

ピンクカプセルのボーカル、石阪さんの激キュートボイスとポップな楽曲が実にキャッチー
ピンクカプセルのキーボードのひとり、ショッチョー氏はアフロ装備
前半のラスト「こたつとみかん」の開始とともに4つの巨大風船がフロアに舞い降りる
割れた巨大風船から出現した風船を手に、「こたつとみかん」で前半が終了!

■後半ではあのバンドが復活!ボーカル曲多めでクライマックスへ!!

数々の名曲を生み出してきた亜熱帯マジSKA-爆弾。この日はこのライブのために一夜限りの復活をとげた
他のBEMANIシリーズに楽曲を提供する猫叉Master氏も、後半ではパーカッションで参加
  休憩時間を挟んで、後半が開始。そのトップバッターは、ある意味今回のライブへの参加がもっとも意外だったであろう、亜熱帯マジ-SKA爆弾。そう、彼らは2006年4月に一度WEBサイト上で解散宣言をしていたのだ。しかしこの日のライブには、サックスのJimmy Weckl氏、トランペットの小野 秀幸氏、DokiDokiDokky氏という基本メンバーに、トロンボーンのもこさんを加えたスペシャルな編成で一夜限りの復活参戦。彼らにとって最後の曲となった「七福神」から始まるメドレーのあとには、ともにアルバムもリリースした盟友のMAKIさんも登場し、“昭和歌謡”+“ジャズ”という唯一無二の音楽でフロアにいる観客を再点火した。
 盛り上がりはまだまだ続く。ボーカルがMAKIさんからHandsome JET氏に引き継がれると、パンクな楽曲と幾度も続くコール&レスポンスでフロアはふたたび沸点へ。特にシリーズ初期から長い人気を誇る「P.P.R.」では、観客からの「P!P!R!」という声が会場を揺るがすほどの大きさとなり、演奏者と観客が直接交わる、ライブならではの熱気を生み出す。そしてその熱は、キーボードのTOMOSUKE氏やふたたび登場した亜熱帯マジ-SKA爆弾を加えたメンバーへとバトンタッチ。ステージ上の8人で炸裂させた、独特のスウィング感を持つ“禅ジャズ”「明鏡止水」で頂点を迎えた。

ソウルフルに歌い上げるを歌うMAKIさん。右はサックスのJimmy Weckl氏
「10周年だよお祭りだ!」など、フロアとのコール&レスポンスを繰り返すHandsome JET氏
Handsome JET氏による「JJ-Road」時にはJimmy Weckl氏が“もうひとりのJ”として登場
TOMOSUKE氏の「ここからはスケベですねぇタイム」というMCにフロアの男性は大盛り上がり

  ここで一旦アップテンポの曲は小休止。Frances Mayaさんによるソウルフルな「星にちなんだ2曲」、これまで演奏に徹してきた肥塚氏がボーカルを務めたバラード「Dreams in the night」をしっとりと聴かせた。この流れは泉氏を中心としたバンド編成にチェンジしても変わらず。ボーカルのあーたんさんは、謎の動物ポン太が母を求めるロックバラード「三度笠ポン太」シリーズを圧倒的な声量で歌い上げた。
  いよいよステージはフィナーレへ。舞台上の泉氏中心のバンド編成はそのまま、まずはボーカルのBrad Holmes氏が登場して「Not So Bad」、「USED TO ROCK'N' ROLL」というハードロックナンバーでラストスパート開始。さらに新生『ギタドラ』シリーズにおける難曲で、明るく勇ましいギターが鳴りまくる「Fairy Tales」と「MODEL FT2」のメドレー。そして後半最後は『GuitarFreaksV2』、『DrumManiaV2』の最難関曲「over there」。この楽曲ではピアノソロからイントロが始まってドラム、ギターが順に絡んでいき、一気に爆走開始! 圧巻はツインギターとなる泉氏と96ちゃん氏がステージ前方に並び立ち、互いに持てる技量をぶつけ合うギター対決。観客は何度も歓声をあげ、万雷の拍手が鳴るなか、本編が終了した。

Frances Mayaさんは「Reaching for the Stars」、「Twinkle Star」の2曲で魅了する
あーたんさんはポエトリー・リーディングを交えて「ポン太」の冒険を歌いきった
Ninezero氏とはまた違った迫力を持つBrad Holmes氏。こちらは正統派パワー系ボーカル
新旧ミュージシャンによる、鬼気迫るギターソロ対決が行なわれた「over there」

■ラストはやっぱりみんなで「JET WORLD」!!

 最高の盛り上がりを見せたあとも、フロアからは当然のごとく「アンコール」の声が上がる。ゲームと同じように、最高の演奏のあとにはさらなるステージを求めているのだ。その期待に応えて出てきたのは肥塚氏、千本松氏、96ちゃん氏など。ツインギターにツインキーボードという豪華な編成で、楽曲を披露するも……まだライブは終わらない。
  彼らが去ったあとも「アンコール」がやまず、今度はこの日ボーカル以外のパートが全員登場。なんと16人もの大所帯で「三毛猫ロック」、そしてそれぞれのソロパートへ。全ミュージシャンによる素晴らしい演奏でフロアを埋める観客のテンションが最高潮に達したあと、ボーカル担当者も全員ステージに現れて、ラストナンバーがスタート。曲はもちろん前回の「ギタドライブ」でも最後に演奏された、『ギタドラ』シリーズを代表する名曲「JET WORLD」! 亜熱帯マジ-SKA爆弾のホーンと、泉 陸奥彦氏のギターリフがせめぎ合い、そしてステージとフロアがひとつとなって完全燃焼。拍手と歓声と笑顔に包まれて、全部で3時間以上、36曲にも及ぶ「ギタドライブ」が終了した。

2回目のアンコール時の様子。なんとこの時点でギターが4人
「三毛猫ロック」後のソロパート。特にツインドラムによるバトルは迫力満点!
ラストの「JET WORLD」と言えば泉 陸奥彦氏のギター。最後まで激しくクールに弾きこなす
演奏終了後にカーテンコール。燃え尽きたフロアの観客は「ありがとう!」の声で応えた

 アンコールのMCでも少し触れられたが、閉演後には白鳥 音乃嬢から、この日のライブがDVD化されることがふたたびアナウンスされた。12月3日から予約が開始され、2月22日に発売される予定だ。これまで何百にもおよぶ楽曲が作られてきた『ギタドラ』から、選りすぐりのナンバーが最高のテンションで披露された今回の「ギタドライブ」。この日参加した観客はもちろん、残念ながら参加できなかった人も含めて、このDVDはすべての『ギタドラ』ファンにとって逃せないグッズになりそうだ。
 
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