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■原点回帰PS3はゲーム機
ラインナップの充実が目下の課題
PS3に関しては、「全世界同時発売ができず、残念ながら一気呵成の立ち上げはならなかった」と、その反省の言葉でスピーチがスタート。「PS3がゲーム機であると位置づけ、原点に帰り、いかに楽しいゲームを提供できるかに注力していく。その上で、ブルーレイディスクプレイヤー機能を持つPS3を、ありとあらゆるデジタルホームエンタテインメントの中核をなすシステムとして可能性を広げていくとしている。
平井氏が語るゲーム機としてのハード台数を牽引するための施策を以下の4項目。
1)パートナーとのより深い関係を構築
2)タイトルの内部制作の一層の強化
3)コストダウンの実現
4)VOC
欧州における高い人気を誇る開発スタジオ2社を買収。『MOTOR STORM』や人気ラリーゲーム『WORLD RALLY CHAMPIONSHIP』を手がける「evolution studio」とその子会社「bigBIG studios」を獲得したことを明らかにした。才能豊かな外部スタッフの内包し、その能力を新しい作品に生かし、PS3を牽引する力に変えていくと言う。
そして「VOC」。消費者の声をいかに製品、コンテンツにいかに反映していくかである。そのひとつの答えとして、今回用意された新商品が「DUALSHOCK3」。6軸センサーと振動機能を兼ね備えた新しいコントローラである。振動機能の復活を望む消費者の声を反映させたものだと言う。振動機能が加わったにもかかわらずデザインはこれまで通り。現時点の発売予定は2007年秋。
さらに、この機能を会場で実際に体験できる。
体験できるのはタイトルは、『忌火起草』(セガ)、『ジーワンジョッキー4 2007』(コーエー)、『真・三国無双5』(コーエー)、『Devil May Cry 4』(カプコン)、『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』(コナミ)、『METAL GEAR ONLINE』(コナミ)、『ラチェット&クランク FUTURE』(SCE)、『アンチャーデット エル・ドラドの秘宝』(SCE)、『echochlome 無限回廊(仮)』(SCE)、『TOY HOME』(SCE)。
また、これまでリリースされた作品に関してもパッチ等で対応する。
さらに話は「PLAYSTATION Network」におよび、待望の最新作『グランツーリスモ 5 プロローグ』の話に。12月13日(木)、パッケージに加えダウンロード販売を開始する。ゲームだけでなく、情報番組「グランツーリスモ TV」や自動車メーカーによるオンラインサービス「オンラインディーラーズ」等も同時に展開されるとのこと。
また平井氏は、PS3を介してPSP用のコンテンツがダウンロードできるサービス「PLAYSTATION Store」において、9月20日(木)よりPCからでも利用可能にしたとコメント。PSPタイトルのダウンロードゲームや体験版、PSフォーマットタイトルがPSPでプレイできる「ゲームアーカイブス」、ゲームの追加データやカスタムテーマなどの「追加アイテム」やプロモーション映像などがPS3なしでもPC経由でコンテンツが提供される。
一方で残念なニュースも報じされた。年内のサービスを予定してたPS3オンラインサービス「Home」の延期が発表された。ワールドワイドで展開する本サービスにおいて、各国の嗜好に適うべく、充実したないようにするために来年春のスタートに持ち越された。ただし、スケジュールより「より楽しく」が大命題ということなので、お披露目まで若干時間がかかりそうである。
平井氏が重ねて述べていたのは「原点」「ゲーム機」「ラインナップの充実」。今年7月に米国で行われたE3のSCEカンファレンスのキーワード「Games, games, and more games.」から一貫した、SCEの主張が読み取れる講演内容だった。
これまで数々の新しいサービス、デジタルエンターテイメントの未来像が見え隠れし、どこか「PS3=なんだか分からないもの」になっていた感もある。「PS3=ゲーム」というブレのないSCEの思い、ソフトラインナップの充実が図れれば、その不安は一掃されるであろう。
PS3が発売されてまだ1年経っていないにもかかわらず、今週末、会場では40本以上の新作を、実際に触れることができる。 |