イベントレポート
 
堀井雄二からPUFFYまで
豪華絢爛! コ・フェスタセレモニー
2007.09.19
関連URL:「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル」公式サイト
 
 
 2007年9月19日(水)、東京国際フォーラムにて、「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル」(以下、「コ・フェスタ」)グランドオープニングセレモニーが開催された。

 コ・フェスタとは、ゲーム・アニメ・マンガ・キャラクタ・放送・音楽・映画などと言ったコンテンツ産業に関わる各種イベントに連携した、世界最大規模の総合コンテンツフェスティバルとなる。
  明日、9月20日(木)より幕張メッセにて開催される「東京ゲームショウ2007」を皮切りに、「東京国際映画際」「CEATEC JAPAN」「APT賞テレビグランプリ」などといった様々なイベントが開催される期間40日間を、今年より総合して「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル」という名称で統合する運びとなった。

※各写真をクリックすると、拡大版がご覧になれます。

■各業界の著名人が一同に会したセレモニー

▲草野仁氏 知花くらら氏
▲役所広司氏
 第1回目となる本イベントでは、『ドラゴンクエスト』シリーズを世に送り出した堀井雄二氏、「機動戦士ガンダム」のアニメーション監督・富野由悠希氏、「SLAM DUNK」や「バガボンド」の作者・井上雄彦氏、『ポケットモンスター』の生みの親である石原恒和氏、「北の国から」シリーズなどの演出家として知られる杉田成道氏、日本国内のみならず世界規模で高い人気を誇るアーティスト「PUFFY」、「男はつらいよ」シリーズ、「たそがれ清兵衛」など数々の名作を撮り続けている映画監督・山田洋次氏という、先に挙げた各ジャンルを代表するトップクリエイターが集結した。
 また「コ・フェスタ」メインキャラクタとして役所広司氏を起用。そして司会を草野仁氏、知花くらら氏が務めたほか、さらに「コ・フェスタ」のアートデザインを佐藤可士和氏、本イベントテーマ曲を久石譲氏が作曲するという、大変豪華な著名人達が固められていた。

 さらに本イベントでは、内閣府特命担当大臣・岸田文雄氏が賛辞を述べ、経済産業大臣・甘利明氏が開催宣言を行った。
▲内閣府特命担当大臣・岸田文雄氏 ▲経済産業大臣・甘利明氏
▲佐藤可士和氏 ▲久石譲氏

 司会の草野氏が各クリエイターに質問を行い、その質問に応える形で、各クリエイターは自身の生み出すコンテンツへの思いや感想をコメントした。
Q:ゲームコンテンツの魅力とは?
A:インタラクティブ性です。プレイヤーが操ることで様々な反応を見せられるという点が面白いです。(堀井雄二氏)
Q:アニメという媒体の可能性をどのように感じていますか?
A:子供向けのカートゥーンに、映画的な大人の感性を付け加えたいと思って作品をつくり上げてきました。子供のカルチャーと大人のカルチャーをミックスできるのが、アニメの面白いところだと感じています。今後もカルチャーミックスの時代が続くと思います。( 富野由悠希氏)
Q:発想の源は何ですか?
A:作品によって違いますが「SLAM DUNK」ならば、バスケットボールのプレイ経験、またプレイヤーを実際に見聞きして描いていました。剣に生きる男を描いた「バカボンド」は身体を実際に動かし、筋肉の動きを見たものをインスピレーションの源としています。(井上雄彦氏)
Q:未来のクリエイターに一言お願いします
A:もの(コンテンツ)作りに形は決まっていないと思います。これまでの作り方、やり方にこだわらないで、新しい発想で創造していって欲しいです。(石原恒和氏)
Q:日本のコンテンツの魅力を教えてください
A:考え方でいえば、「心」です。人の心の痛みを無言のうちに感じるような目線が、日本独自のものだと思っています。
( 杉田成道氏)
Q:ライブなどで、日本と海外では反応が違いますか?
A:例えばアメリカのステージにあがると、見に来てくれる人のノリ方がうまいので、お客さんに助けられるライブになったりしていますね。 (吉村由美さん PUFFY)
Q:これからの映画監督にアドバイスをお願いします。
A:コンテンツという言葉はビジネスという言葉に繋がるかと思います。映画が誕生した時は「見世物というビジネスであった」ことを強調したいです。人を描くような芸術になったのは、それからずっと後のこと。ただ、映画におけるビジネス性と芸術性は、対立しつつも共存する不思議な関係。そこが映画の面白いところです。
(山田洋次氏)

 国内における各エンターテイメント作品において、世界に誇れる、高い評価を得ている作品が多いのは周知のとおりだと思う。しかし、日本で行われているエンターテイメントに関する発表会、コンベンションでは、世界の人達が注目する祭典という点においては、今ひとつパッとこないのが現状だ。

 今回の「コ・フェスタ」も、日本がコンテンツ産業のメッカであること、情報発信地であることをより大きく世界にアピールする為に発足したとのこと。その施策が成功することを切に願う。

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