ハドソン『エレメンタルモンスター』は 6枚デッキのTCG
2007年3月18日(日)、東京・原宿にて、ハドソン新作タイトル『エレメンタルモンスター(仮)』の新作発表会が行われた。『エレメンタルモンスター』は2007年夏に発売が予定されているトレーディングカードゲーム。メインプラットフォームとして、ニンテンドーDS用のゲームが用意され、そのほかケータイアプリ、Webコミック、フィギュア玩具など、さまざまなメディアミックスで展開される作品だ。今回の発表会では、ハドソン、協力企業としてKDDI、講談社、ユージンなどの代表者が登壇し、それぞれの展開を発表した。
続いてカードバトルの概要も説明された。火、水、森、光、闇といった5つの属性の概念、コスト=マナとよばれる制限ポイントの中でバランスよく自分だけのカード構成を行うなど、基本的には聞きなれたトレーディングカードバトルのルールだ。しかし、本作最大の特徴は、デッキ(手札)構成が、最大でわずか6枚となっている点だ。カードを対決させる場は3箇所用意され、 その3箇所内に“表3枚”“裏3枚”設置することで最大6枚の構成となる。 トレーディングカードゲームのデッキ構成をする場合、大概は数十枚で構成される。そこからパワーバランス、引き出すカードの確率などを計算していくものだ。そこがトレーディングカードゲームの醍醐味の一つ。とはいえ、いかんせん枚数の多さにより、初心者はこの部分で少々慣れるまで時間がかかってしまう。本作は最大6枚という少数のデッキということで、名人の言うとおり初心者でもすんなりと入り込めそうな内容になっている。 バトル方法は、カードに描かれたキャラクタを召喚し、それぞれ固有の技をもちいてポイントを奪いあうという点しか明らかになっていないが、それ以外にもアイテムカードなど様々な要素も用意されている。裏表の概念を用いた「一発逆転リバースシステム」では様々な駆け引きが行えるという。例えば、表には弱いカードを表示し、裏には自爆するようなカードを用意しておけば、弱いカードをわざと倒させて、即座に出現する自爆キャラカードで逆転撃破が可能だ。こういったトラップテクニックを用いるなど、シンプルながらも奥が深いカードバトルが楽しめるようだ。
トレーディングカードでルールと同様に重要な要素であるカードイラストには、「高村英彰氏」、「獅子猿氏」、「ノッツォ氏」、「一徳氏」など数々のトレーディングカードイラストとしても著名なイラストレーターが手がけ、カードの種類も160種類以上用意されていると発表された。また本作では5人の主人公が用意され、こちらのデザインをしているのは、『スペクトラルフォース』や『ファイヤーエムブレム』などをデザインしている「日野慎之助氏」が起用されている。
また、auのEZアプリ(BREW)でも『エレメンタルモンスター』の配信が決定されている。ゲーム概要はDS版同様で、他のユーザーのデッキをダウンロードすることでの対戦プレイも可能。追加データ配信など携帯アプリ版ならではの要素も構想されている。残念ながらDS版とauアプリ版の直接連動は予定されていないが、何らかの形で連動できれば…と高橋名人はコメントした。
ゲストに、関西出身のガールズロックユニット「ハレンチ☆パンチ」も登場。DS版『エレメンタルモンスター』の主題歌となる「MONSTER DRIVE」を提供する。本作の絵コンテを元に世界観をイメージしながら作詞も行ったという「ハレンチ☆パンチ」の3人は「『エレメンタルモンスター』の壮大なストーリーと共にMONSTER DRIVEも一緒に楽しんでもらいたいです」とアピールした。
「メディアミックスとはこのことだ」というくらいに様々なメディアとクロスオーバーを狙う『エレメンタルモンスター』。パスワードなどを用意するだけで、1枚のカードデータの容量であれば、簡単にデータ配信も可能であろう。データ通信中に発生してしまうユーザー間のタイムラグといった、オンライン対戦のネックも、カードゲームという特性によりさほど問題にならないといえ、様々な意味でもTCGは携帯ゲームにはうってつけ。初めてタイトルを聞いたときは『エレメンタルモンスター』?なんて安易そうなタイトルなのだろうと思ったものだが、百聞は一見にしかず。シンプルなバトルルールゆえに、このタイトルが仮称となるのも頷ける。カードゲームファン以外にも『エレメンタルモンスター』で初めてトレーディングカードゲームに手を出しますといったユーザーが増えそうなタイトルだ。
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