ピックアップニュース  
歌姫の腕前は?
宇多田とファンが『テトリスDS』対決
2006.08.14
『テトリス DS』メインページ
『テトリス DS』公式ページ
 
  人気アーティスト 宇多田ヒカルとゲームファン30人がンテンドーDS用『テトリスDS』で対戦するイベントが、8月12日(土)に都内で行われた。

 これは任天堂の無料会員サービス「クラブニンテンドー」のキャンペーン企画。CMに登場した宇多田さんと直接『テトリスDS』で対決できるというイベントとなっており、当日抽選で選ばれたラッキーなゲームファン30人が歌姫と戦った。
 
  普段のコンサートステージと打って変わって、取材陣のカメラが近く、しかもゲームイベントとあって、宇多田さんはかなり緊張した面持ちでステージに登場。挑戦者となるゲームファンと1対1の対戦を行っていく。
  対戦のルールは、『テトリスDS』のオーソドックスなプレイスタイルの「スタンダード」で、ハンデ1、アイテムなし。

 「『テトリス』を始めて遊んだのは、たぶん5歳くらいだと思います。その後いろいろなゲーム機で遊んでますが、対戦ではなく、一人もくもくとプレイしてます」と、宇多田さんは『テトリス』の腕には自信アリ。
  しかし最初の挑戦者にあっさりと負けてしまい、続けて2人目の挑戦者にも簡単に負けてしまう。これには「ありえな~い」「いつもと違う」と宇多田さんはくやしさを隠すことができない様子。
  実は今回の対戦イベントは、普段使用しているニンテンドーDSを使ったものでなく、イベント用の試遊台によるもの。使い慣れたゲーム機と違う操作感覚に、だいぶ戸惑っている宇多田さん。だが、3人目の挑戦者を27秒で倒すと、自信を取り戻したらしく、ここから快進撃が始まった。

 牙を剥いた宇多田さんは、右側一ラインを残して画面半分ほどまで積み上げてから、縦に長いブロックを待って、最大の攻撃となる4ライン消し(「テトリス」と呼ばれるテクニック)を連発させる作戦にシフト。これは一気に勝負を決められる反面、一瞬のミスであっという間に敗北してしまうかもしれない、リスクの大きな作戦だ。しかし宇多田さんは、ほとんどのブロックの落し先を一瞬で判断し、驚くべきハイスピードで積み上げていった。彼女が本当にやり込んだプレイヤーであるということは、誰の目にも明らか。

 これには挑戦者たちも、気持ちを改めなければならなかったようだ。イベント当初は、自信家な芸能人という見方がゲームファンの中にあっただろうことは否定できない。しかし、最初の2連敗のあとは誰も寄せ付けぬ強さで10連勝。その後は、疲れが出たのかいくつかの負けを挟んだものの、怒涛の15連勝も達成。30人の挑戦者に対して、結局26勝4敗!並み居るプレイヤーに対して、宇多田さんの圧勝に終わった。ちなみに彼女は、ほとんどの対戦は60秒以内に決着をつけた。一度「テトリス」を決め始めたら、もう手がつけられないといった印象であった。

 イベントの後半ではエキシビジョンマッチとして、任天堂から開発担当者2名との対戦も行われた。勝利を重ねるごとに自信を取り戻し、本来の力を発揮し始めた宇多田さん。1人目に接戦の末敗れると「3本勝負にして!」と懇願。歌姫の申し出で、ルール変更となった。
  会場に集まったゲームファン、報道関係者も息を飲むハイレベルな戦いは、残念ながら3勝1敗で開発関係者に軍配が上がった。

  続いて、登場した任天堂の開発担当者に対して、宇多田さんは最初から闘志をむき出し。同じく3勝を上げた方が勝利という対戦は、なんと宇多田さんが3勝2敗で勝ちをもぎ取った。満面の笑みの宇多田さんに対して、開発者は肩を落として「自分で作っておきながら負けてしまうとは、かなり複雑な気持ちです」と非常に残念そう。

 開始直後の不調は、どこ吹く風。宇多田さんの『テトリス』力は本物だった。