ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営するMMORPG『ラグナロクオンライン』(以下、『RO』)において、2010年10月5日(火)に実施される大型アップデート「Episode8.2 Search for the Truth エルディカスティス」。
すでにお伝えした、同アップデートのテストプレイ終了後、運営チームにミニインタビューを行わせていただくことができた。テストプレイ解説からの引き続きとなるパブリッシング部第1企画課主任の中村聡伸氏に加えて、公式BlogなどでもおなじみのRocca氏にも同席いただき、お話を伺っている。
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| ▲ガンホー・オンライン・エンターテイメント、パブリッシング部第1企画課主任の中村聡伸氏。Rocca氏は「声だけの出演ということで」とのこと |
※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
| 遠距離攻撃を持つ人間が相手!シナリオも魅力の新モードに迫る |
――今回、異世界方面の修正があるとのことで気になっているプレイヤーも多いと思いますが、どんな風に改修が行われたのでしょう。
★中村聡伸氏(以下、中村氏):
わりと大胆に変えていますね。前提として、多少のクエストの手間があったとしてもある程度の見返りが大きければプレイヤーさんは来てくれるようになると思うんですよ。過去の名もなき島の修道院ダンジョンの例もありますが、あれはクエストでトール火山に行くなど、かなりの手間があったにも関わらず、ほとんどのプレイヤーさんがクリアされているんですね。
今回、クエストなどは手間となる部分をすっぱりカットして、かなりスムーズに進行するようになっています。もともと基点となる「異世界」というクエストの難易度的にはそれほどでもないのですが、噂として「怖い場所」という評判ばかりが先行している部分があったんですよね(笑)。そこで今回、調整を行い、「そんなに怖くないよ、楽しく遊べるよ」という部分も見せていけたらなと。
――アップデートは10月5日(火)とのことですが。
★中村氏:
はい。アップデートに合わせて異世界観光的なイベントをやりたいなと思っています。今ちょうど、「今さら聞けない異世界事情」なんてwebページも作っているんですよ。こんな感じで。
――(資料を見ながら)おお、クエストの繋がりなどはこうして見せてもらえるとわかりやすいですね。ところで、ゲーム内イベントもここのところ多いですよね。
★中村氏:
最近は詰め込みすぎてますね(笑)。また、先日の「サマスペ」などでは全体的なレベルの底上げなどもできたのかなと思っています。続く「ファッションフェスティバル」そして今回のアップデート&イベントと実装内容としては充実しているのではないかと。
――ユーザー的にはリニューアル後に挙げられている各種修正項目がいつ実施されるのかが気になっているところだと思うんですが、このアップデートのタイミングで実施されるのでしょうか。
★中村氏:
あれは、アップデートと一緒にというわけではなく、随時更新していくという形になっています。今回のEpisode8.2アップデートとは別の作業となっているんですよ。
――「あのリストにないものは現仕様で確定」というわけではないのでしょうか?
★Rocca氏:
あちらは、「優先的に改修・検討を要する案件」として記載させていただいていますので、現在リスト化されていないものでも、今後新たに項目が追加されることもあります。
――もうひとつユーザーさんの声が大きいものとして経験値テーブルの件があります。今回、異世界アップデートで獲得経験値がかなり増えていますが、それでも想定レベルは120くらいまでですよね。それ以降のレベル帯に関しては今後のアップデートに期待してほしいということでしょうか。
★Rocca氏:
そうですね。ユーザーさんの見方ですと、「今」の情報しかないため、その情報で、「経験値時給で計算するとレベル150まで何十年もかかるじゃないか」となってしまうと思うんです。経験値テーブルは今後の新マップや新モンスターの開発の余地を作ったうえでのものになっています。みなさん転生システムが実装されたときのことを思い出していただければお分かりになると思いますが、今では当時考えられなかったような経験値効率のいい狩場がたくさんできていますよね。今後をぜひご期待いただきたいと思います。
――その一方で、ロイヤルガードのリフレクトダメージ+カアヒなどですでにレベル150に到達しているユーザーさんも存在するという点に関してはどうお考えでしょうか。
★Rocca氏:
ユーザーさんのプレイ時間や遊び方は本当に千差万別で、我々運営チームが想定したレベル帯を大きく上回る方も当然いらっしゃいます。みなさんがどのくらいのレベルに達しているかというのは日々チェックしていまして、おっしゃるとおりレベル150に到達している方もいらっしゃいます。そういった方がBlog等で記事をアップされていて、さもたくさんいるかのように思われがちなのですが、実際は数えられるほどしかいないんですよ。
――まぁ今のところ数人という感じみたいですね。
★Rocca氏:
そういう方を中心に考えて経験値テーブルを設定するというのも正しくはないですし、多くの方がたどるだろう経過を想定して今後のアップデートなどを実装していきたいと思います。
――では、ユーザーの平均レベル的には、アップデートによってマップなどが追加されるに従って上がっていくように……という感じですか。
★Rocca氏:
はい。3次職実装後、2ヶ月くらい経過していますが、大部分のユーザーさんはレベル100台前半くらいだと思います。かなりプレイされている方で110前後でしょう。今回のエルディカスティスアップデートで120あたりまで対応していますので、アッパーな方々にはこちらで楽しんでいただければと思います。みなさんが120程度になってきたあたりには、次のアップデートや新たな狩場をご用意したいです。
★中村氏:
その間にも、「サマスペ」のときのように、日本独自で楽しめるものを作ってご提供していきたいと思っていますので。今年で言えばこれからアニバーサリーに向けてイベントを充実させていく予定です。
★Rocca氏:
アニバーサリーには期待してください。「これやるか!」っていうものが行われますから。
――な、なんでしょう(笑)。とりあえず期待させていただきます。本日はありがとうございました。
アップデート内容の紹介からインタビューまで、かなりボリュームのある記事になってしまったが、今回の異世界大改修では、確かにオイシイ部分が増加し、今までよりも異世界に来るプレイヤーは増加しそうだ(プロンテラから連合軍駐屯地へ直行できるというだけでもかなり嬉しい人が多いのではなかろうか)。狩場としては相変わらず一撃が厳しいため賛否はわかれるかもしれないが、新システムのトリプルHSEのためにも各クエストを進めていくことをオススメしたい。
一方で、最後のインタビューの修正項目や経験値テーブルに対する意見など、アップデートは別にして、ユーザーのゲームそのものに対する不安要素が完全に拭い去られたとは言いがたいのも事実。特に修正項目は、公式ページにリスト化されていないものでも修正される可能性があるとのことで、逆に確定されたものが何もないという状態とも言える。
『RO』はオリデオコン研究スキルなどのように、謎として残り続ける仕様も多く、そのあたりも“味”のひとつになっているものの、3次職は転生職の完全上位として実装され、簡単にキャラの作り直しができるものではない点もこの議論に拍車をかけている。今後のゲームに支障がでないよう、運営チームにはしっかりとした舵取りを期待していきたいところだ。