スクウェア・エニックスの人気RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの最新作であり、
Windows PC版は2010年9月30日(木)よりサービス開始予定であることも発表された『ファイナルファンタジーXIV』。
最近まで同作では、限られたユーザーを対象としたαテストが実施され、7月上旬からはさらに内容をブラッシュアップしたβテストの開催も予定されている。今回は、βテスト時に近いバージョンを同社内で先行プレイすることができたので、その模様をお届けする。
Windows PC/プレイステーション3でサービス予定の『FF XIV』では、「エオルゼア」と呼ばれる架空の大地を舞台に、プレイヤーがそれぞれ冒険者となって旅をしていく。現在サービス中のMMORPG『ファイナルファンタジー XI』(以下、『FF XI』)と大きく異なる特徴としては、武器や道具を持ち替えるだけでキャラクタの職業(クラス)をチェンジできる新システム「アーマリーシステム」などがある。
今回のプレイレポートでは、αテストとの異なる点を「キャラクタメイク」「戦闘システム」「グラフィック」を中心に紹介。さらに、βテスト、もしくは正式サービス後に登場が予定されている新モンスター8体のグラフィック、スクリーンショットについてもお届けしていこう。
※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
| デザインも変更になり、より詳細に設定できるキャラメイク |
まずは自分の分身となるプレイヤーキャラクタを作成する「キャラクタメイク」について触れていく。αテスト版の「キャラクタメイク」画面は仮のデザインになっていたが、βテスト版では画面上部から左側にかけて逆L字型にメニューウィンドウが広がり、画面左側に表示されるキャラクタから好みのものを選択するというデザインになった。このデザインは製品版でも引き続き採用される予定とのことだ。
|
|
| ▲メニュー画面のカラーリングには白色、黒色と言ったシンプルなものが採用されている |
キャラクタ作成時には、最初に「ヒューラン」「エレゼン」「ララフェル」「ミコッテ」「ルガディン」の5種の民族から選択後、それぞれ2つずつ用意されている部族から一方を選択していく。この後、あらかじめ体系や髪型、肌の色などを設定したテンプレートのキャラクタが4体登場し、好きなものをベースにしつつ、細かな部位をいじって、好みのキャラクタを作り出していく。
いじれる部分としては、キャラクタボイスや顔タイプ、髪型、体の大きさに加えて、目の形、口の形、鼻の形、輪郭、眉毛の形、髪の色や肌の色、瞳の色などで、髪にメッシュを入れることもできる。色については、あらかじめ用意されているカラーパレットの中から好きなものを選ぶという形式で決定する。
|
|
| ▲用意された4種類のテンプレートの中から、理想に近いものを選択 |
▲顔タイプは4種類。これを決定してから各部位をいじり始める方がやりやすかった |
|
|
| ▲長身から短身まで、5段階でサイズを変更できる。なお、ゲームパットの左スティックで走らせることも可能 |
▲髪型は民族によって数が異なる。製品版では結び目の位置が異なるものなど、一部の髪型はさらにカスタマイズできるようになる予定らしい |
|
|
| ▲目の形を変更。ヒューラン(左)とミコッテ(右)で、選べる種類が違う。このように、民族・部族・男女によって各パーツのバリエーションが異なる |
|
|
| ▲眉毛や口の形も変更し、希望通りの顔に仕上げていく |
さらに、顔に傷を付けたり、ホクロを付けたり、タトゥーをいれたり、アイラインを付けるといった“特徴”を加えることもできる。この“特徴”は、選んだ顔のタイプや、部族によって付けられる位置や、内容そのものが異なる場合もある。
なお、ヒューランの女キャラクタに関しては、プリセットのフェイスタイプによってバストの大きさが変化するという仕様になっていた。将来的には他の民族に関しても、バストの大きさを変化させられるようになるかも?
実装される時期については未定だが、「エレゼン」の耳の形を変えたり、「ミコッテ」の尻尾の形を変化させることもできるようになるという。なお、『FF XI』に用意されていた髪型については、ほぼ全て選ぶことができたので、『FF XI』で使用しているキャラクタに似せることもできるようだった。
|
|
| ▲顔に模様を描いたり、泣きボクロを付けたりと色々な特徴を出せる。複数を組み合わせることも可能だ |
キャラクタの容姿を選択したら、次は職業にあたる「クラス」を選択する。職能群には、武器を操る「ファイター」、魔法を操る「ソーサラー」、採取用具を操る「ギャザラー」、生産道具を操る「クラフター」の4種類が存在。ファイターは「剣術士」「槍術士」「格闘士」「斧術士」「弓術士」、ソーサラーは「幻術士」「呪術士」、ギャザラーは「採掘師」「園芸師」、クラフターは「鍛冶師」「調理師」「錬金術師」「裁縫師」「革細工師」「木工師」が現在発表されている。
このうち、βテスト版から新たに加わっているのは、ギャザラーの「園芸師」と、クラフターの「裁縫師」「革細工師」「木工師」となる。
βテスト以降は、装備品が“消耗する”という概念が加わることになるので、装備品を修理できる「裁縫師」「革細工師」「木工師」といった職業は重要な役割を担うことになるだろう。
|
|
| ▲「園芸師」 |
▲「裁縫師」 |
|
|
| ▲「革細工師」 |
▲「木工師」 |
クラス選択後は、αテストと同じく、キャラクタの姓名、「守護神」を選択して完了となる。「守護神」については、αテストの段階では役割が明らかになっていなかったが、将来的には何かしらの効果を得られるようになりそうだ。
キャラクタを作成し、スタートする都市を選んだらいよいよ冒険を開始、という流れだ。ちなみにβテスト時もαテストと同じく、「リムサ・ロミンサ」1都市のみしか選択できないが、正式サービス時には3つの都市国家から好きなものを選べるようになるという。
| アクションのセット数は30に。ステータス上昇にも変化が |
戦闘時に使用できるアクションや、レベルアップ時のステータス上昇についても細かい変更が行われていた。
まず、キャラクタが習得したアビリティやウェポンスキルなどをセットすることができる「アクションメニュー」だが、αテストでは20個までしかセットできなかったが、βテストでは30個まで選択可能に。セットしているだけでパラメータアップなどの効果を得られる「特性」、生産スキルなどの「アビリティ」はそれぞれ10個までセットできる。
|
| ▲βテスト版のステータス画面。アクションメニューにセットできる数が30個に拡大 |
本作ではバトル終了時に一定の経験値がたまると「フィジカルボーナス」というポイントがもらえ、パラメータに振り分けることで強化できる。
αテスト時には、体力を表す「HP」や、アビリティ発動に使う「MP」「TP」にもフィジカルボーナスを振り分けられる仕様になっていた。βテスト以降は、HP、MPは自動的に上昇し、物理攻撃力「STR」、魔法攻撃力「INT」といったパラメータのみに集中して振り分けられるようになっている
さらに、各属性の強さには、フィジカルボーナスを振り分ける代わりに、バトル終了時に同じく手に入る専用ポイント「エレメンタルボーナス」を振り分けて強化していくことになる。
| 「アクションゲージ」の仕様変更で、戦闘速度が格段にアップ! |
実際にβ版におけるバトルにも挑戦してみた。本作の戦闘は、通常状態の「パッシブモード」から、戦闘体制である「アクティブモード」に移行し、敵モンスターをターゲットして、攻撃していくことになる。
α版の場合、使いたいコマンドやアビリティを「アクションメニュー」から選択した後、「アクションゲージ」がいっぱいになると攻撃が発動するという形式で、戦闘スピードは非常に緩やかなものだった。
ところがβ版では、コマンド、アビリティを選択するたびに「アクションゲージ」が各アクションに必要な分だけ減少し、ゲージが尽きるまで何度でもアクション実行が可能になっていた。「アクションゲージ」は自動でどんどん回復していくので、基本攻撃等なら連続でコマンドを入力することも可能。バトルテンポはかなり向上している印象だった。
|
|
|
| ▲キャラクタの横に表示されている緑色のゲージが「アクションゲージ」。この部分の仕様が変更されたことで、バトルスピードが格段にアップしていた |
今回の体験プレイでは、2人のキャラクタでパーティを組み、「ギルドリーヴ」にも挑戦してみた。「ギルドリーヴ」とは、少人数で挑むインスタンス形式のクエストで、時間制限内に目標達成を目指していく。今回試した「ギルドリーヴ」は、30分内に「メガロクラブ」「ウォーターエレメンタル」といったモンスターを倒す「養殖場荒らしのメガロクラブの一掃」である。
「剣術士」と「呪術士」で挑んだのだが、バトル速度が向上しているため、あらかじめどんなアクションを選択しておくかを選べるので、暇を持て余すことなく戦闘を楽しめるといった印象だった。
そのため、かなり戦闘中にやることが増えて忙しくなったという面もあるが、本作では、『FF XI』にもあった、あらかじめ登録しておいた連続するテキストコマンドを実行できる「マクロ」機能に加えて、視覚的にパーティメンバーと意思疎通を図れるシステムが用意される予定とのこと。仲間とコミュニケーションをとりつつ、戦闘にも集中できるシステムを期待したいところだ。
|
|
|
|
| ▲モンスター「メガロクラブ」と戦闘を行うギルドリーヴで、制限時間は30分。ちなみに今回使用したキャラクタはランク40で、アビリティも豊富に覚えていたので、余裕を持ってクリアできた |
|
|
|
| ▲その他の、「ギルドリーヴ」を開始するところを収めたスクリーンショット。冒険者ギルドで受け取った「ギルドリーヴ」を使用すればすぐに開始できる |
βテスト版では、グラフィック面でも新たに進化を遂げている。例えば、イベントシーンでのNPCの表情が、さらに生き生きとしたものになっていたり、キャラクタの顔に付いている陰影がよりクッキリとしたものになったり、よりリアリティのあるグラフィックになっていたりという変更だ。
グラフィックはまだまだ開発中とのことで、製品版ではさらにクオリティの高いグラフィックになるよう、開発が進められているという。
|
|
|
|
| ▲キャラクタの顔に陰影がハッキリとしたり、表情が豊かに。通常の会話シーンも、イベントシーンもより迫力あるものになった |
| 新公開のモンスター8種類のビジュアルを一挙にお届け |
今回は新たに、8体のモンスターに関するグラフィック、およびスクリーンショットが公開されている。これらのモンスターはβテストで新たに加わるものもいれば、さらに後の時期で登場するものもいるという。
| 新要素「リテイナー」も追加。近日開始のβテストに注目せよ |
βテストではさらに、「リテイナー」と呼ばれるシステムが実装されるとのこと。「リテイナー」とは、プレイヤー自身がログインしていない時間帯に、代わりにアイテムなどを売買するバザーなどを開いてくれるというキャラクタで、好きな民族を雇うことができる。将来的にはこの「リテイナー」を使った他のシステムも検討されているとのことだ。
|
|
| ▲リテイナーの部族は自由に選択可能。プレイヤーの代わりにアイテムの売買を行ってくれる |
『FF XIV』のβテストは近日中にスタートする。βテストはいずれ24時間フルタイムでログインできるようになる予定のほか、今回紹介した変更点以外の様々な追加要素が用意されているとのことなので、ぜひ期待してほしい。