これまで3度に渡ってプレイレポートを紹介してきたGMO Gamesの『英雄島』。豊富なルールの聖地戦(対人&協力プレイ)にマイホーム、武器の製造にスキルの付け替え自由など、とにかく遊べる要素が「これでもか」と詰まったMMORPGだ。
そんな『英雄島』が4月末からの行なっているオープンβテスト(以下Oβ)からついに正式サービスへと移行。
そこで編集部が『英雄島』運営者にインタビューを敢行!
話題はOβテストの手応えから、正式サービスと同時に実装されたコンテンツ、さらに先の予定まで……。
全『英雄島』ユーザーに加え、新しいオンラインゲームを探している皆さん必見です!
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| ▲今回インタビューに応えてくださったGMO Gamesオンライン事業本部運営チームリーダーの吉田哲朗氏(左)と、同部マーケティングチームシニアスタッフの菅野鉄平氏(右) |
――お話を伺うのは初めてのため、基本的なことからお伺いします。『英雄島』の運営を始めた経緯を教えてください。
★吉田哲朗氏(以下、吉田氏):
GMO Gamesで次に運営する新しいタイトルを探して、色々な作品をリストアップしていたんです。そのなかで唯一の2Dゲームだったのが中国の『英雄島』なんです。
――2Dという部分に魅力を感じたのでしょうか?
★吉田氏:
2Dであることより、対人戦をやっているときの派手さや、1画面に表示される人数の多さとか、そういった部分を気に入りました。1,000人が同じ画面にいるところを見たことあります?(笑)
――そんな状況で、自分のキャラクタは画面内で判別できるのでしょうか?
★吉田氏:
いえ、まったくできないですよ(笑)
――2月にサービス提供を発表して以降、3月にCβ、4月にOβと展開が早かったですね。その理由はあるのでしょうか?
★吉田氏:
弊社は何をするにも早い社風で……契約からローカライズを終えるまでの期間もすごく短いですよ。3ヶ月くらいです(笑)。特に中国のゲームをローカライズするのは初めてなので、新しいスタッフを起用したり、文法がまったく違うので訳しても意味が通らなかったり……そういった部分が苦労しましたね。
――ローカライズにあたってパラメータの調整などはしていないのですか?
★吉田氏:
まったくしていないですね。すごくクオリティが高くて、バグは1、2個とほとんどなく、バランス修正も必要がないくらいでした。理由を聞いてみると、中国のβテストでは、バグ報告をしたユーザーにご褒美が与えられるというキャンペーンをしていたそうです。そのおかげで最初から高いクオリティのゲームで、GMO Gamesとしてはテキスト修正に集中できてよかったです。
――ローカライズと言えば、日本用のイラストも用意されていましたね。
★吉田氏:
マーケティングのための策ですね。元々あった中国風イラストとテイストは日本向けにアニメ的なイラストを用意しました。こういったイラストは、今後ゲーム内でも登場する予定です。
――バナーや公式サイトなどで、キャラクタの胸が揺れるのもマーケティング的な効果を狙ってなのでしょうか?
★吉田氏:
『英雄島』はどうしても無名タイトルなので、認知度を高めるために、と考えた策です。色々、ここでは話せないものも含めて案が出たのですが、最終的には胸を揺らしました(笑)
――効果はありましたか?
★菅野鉄平氏(以下、菅野氏):
胸が揺れないバナーより2.5倍くらいクリック率が高かったみたいですよ(笑)
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| ▲現在公式サイトにあるキャッチコピーは「胸踊るMMORPG」。そのとおり、冒険者の女性のイラストが胸を踊らせながら動いている。胸部をクリックすると…… |
| 聖地略奪戦が特に人気だったオープンβテスト、さらに今後も追加予定あり |
――先日までオープンβテストが行なわれましたが、手応えを率直に教えてください。
★吉田氏:
無名タイトルだったので最初は心配していたのですが、思った以上に参加者が多かったです。面白いゲームだということがうまく伝わったようで、うれしかったですね。
――どういったコンテンツが人気でしたか?
★菅野氏:
弊社が推していることもあって、やはり対人戦(聖地戦)の人気が高いですね。このゲームはレベル15くらいまでとてもレベルが上がりやすいですが、あれはチュートリアルなんです。そのあたりまでに装備を一式揃えて、戦いかたを覚えて……そのため、レベル25くらいまでは狩りより対人戦のほうが、レベルアップが圧倒的に早いんです。そういった「早く対人戦を楽しんでほしい」という意図のバランスも、功を奏したのでしょう。
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| ▲多数のプレイヤーが一時的にパーティを組んで、相手の陣地を攻め落とす聖地略奪戦。相手プレイヤー以外に大量のNPC、砲台とも戦う必要があり、ひとりで攻めるのはほぼ不可能 |
――逆に思ったよりプレイされなかったものはありますか?
★吉田氏:
国家同士の戦争をもっとプレイしてほしかったですね。敵国に行って、敵プレイヤーを倒すという潜入PKです。現在は小規模な小競り合いが起きている程度ですが、これが大規模になるとすごい人数になるんですね、それこそ映画の「レッドクリフ」みたいな。ただ本格的に戦争しようと思ったら両国にリーダー的な存在が必要になります。こちらからシステムとして紹介していないので難しいかもしれませんが、今後そういった部分をフォローしたいですね。
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| ▲最前線というフィールドなどが、プレイヤーが所属する両国家が隣り合う。相手国に至るには、敵プレイヤーがはびこるこのフィールドを抜けなければならない |
――先ほど聖地戦が人気ということでしたがどのバトルが人気ですか?
★吉田氏:
聖地略奪戦ですね。聖地防衛線やバトルアサルトは共闘ですが、聖地略奪戦のほうが対人戦のぶん、報酬も多いです。ちょっと時間はかかりますけどね。
――聖地略奪戦をプレイした感想としては、レベルが低いうちはともかく、レベルが上がると相手を倒すのは相当難しく感じました。
★吉田氏:
大体平均で40分くらい懸かりますね、長いときは3時間くらいかかることもありますけど。立ち回りが上手い人っていうのは結構あっさりいけるんですけど、状況に合わせて動くというのは、なかなか難しいんですよね。
――コツなどありますか?
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吉田氏:
ひとりで突っ込んではダメですね。あと物理、射撃、魔法の各属性をバランスよくパーティにいて、お互いにフォローしあうのがいいでしょう。
――ちなみに当初、Oβ時に新しい聖地戦も追加されると伺っていましたが、結局入りませんでした。
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菅野氏:
聖塔防衛戦というものを入れる予定だったのですが、Oβに合わせてほかにも多くのコンテンツを入れることになってしまって。一度にたくさん入れると「何をやっていいのかわからない」となってしまうので、スケジュールをずらしました。もちろん今後追加する予定ですよ。
| 正式オープンによって追加される新たな英雄で、魔法属性に期待の英雄が! |
――ここからは今後について伺います。まず、その聖塔防衛戦がどんなものか教えてください。
★吉田氏:
自分が塔を立てながら、それを壊しにやってくる敵を倒す、というゲームです。RTSのタワーディフェンス系というジャンルがあるのですが、そのルールに近いです。
――ほかに聖地戦は入りますか?
★菅野氏:
中国ではギルドフラッグというものがあったそうなんですが、人気がなくて消えてしまったようです(笑)
――新しい英雄についてはどうでしょうか?
★吉田氏:
邪神、魔徒、蛇帝という英雄を追加します。そのなかで魔徒が魔法+射撃というハイブリッド属性なんです。スキルが結構ユニークで、射撃系がふたつ、魔法系がふたつの4つ。どちらも遠隔操作の地雷を設置したり自爆したりと、罠系のものがメインです。
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| ▲上が射撃系と魔法系のスキル。周囲に大ダメージを与え、自らも大ダメージを負う「自爆テロ」など、トリッキーなスキルばかり。味方との連携によっては有効に使えるかも? |
――今後もそういった複数属性を持つ英雄は出てくるのですか?
★吉田氏:
月1回のアップデートごとに3体ずつ追加しますが、そういった英雄はかなり少ないです。ただ、かなり特殊なので。メインの英雄として使うのは難しいでしょうね。
――今回追加される英雄の、中国での人気はどうなのでしょうか?
★吉田氏:
蛇帝が強くて人気ですよ。これまで魔法系の英雄は癖があって使っているプレイヤーは比較的少なかったですが、これで増えると思います。
| ペット、グライダー、ギルドスキル……さらに充実する『英雄島』 |
――そのほかのアップデート内容を教えてください。
★吉田氏:
あとはペットが追加されますね。現在も召還スキルで召喚獣が呼び出せますが、それとは別に、今度のペットは自分の分身みたいなもので、経験値が溜まったりスキルを覚えたりします。
――ペットがいるメリットは何でしょうか?
★菅野氏:
一緒に戦ってくれたりとかもありますが、一番はアイテムを自動で取得してくれることですね。『英雄島』は結構アイテムを拾うのが大変なので、そのあたりをカバーしてくれるのは楽です。
――ペットは1体しか持てないのですか?
★吉田氏:
そうですね。ただ色んな種類がいます。チュートリアルクエスト後にブルース(チュートリアルで案内してくれるモンスター)が手に入るのですが、あれを進化させることができるんです。もちろんブルースのままでもいいんですけど(笑)
――ペットを進化させる方法は?
★吉田氏:
姿を変化させるためのカードを使うんです。するとかわいいネズミになったり、ロボになったり龍になったり。種類が多すぎて、自分も数は把握できていないくらいです(笑)
――変化するのは姿だけですか? たとえばレベル制限があったり、パラメータが変化したりしないのでしょうか?
★吉田氏:
姿だけですね。そのため、たとえば弱い龍というのもあり得ます。ただスキルカードというアイテムを使って、ランダムでスキルを付与することになります。その効果も膨大にあるので、最終的には色んなペットができると思います。
――ペットが死んだらどうなるんでしょうか?
★吉田氏:
ペットはわりと手に入りやすいので、使い捨てのように使ってもらってもいいんですけど(笑)。ただ名前も付けられるし、育てると愛着が湧くと思います。そんなプレイヤーのために、延命アイテムは聖地略奪戦のルーレット経由、課金アイテムの延命アイテムを購入するという手段も用意しています。
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| ▲プレイヤーに付き従うペット。忠誠度や寿命といったパラメータも用意されているようだ |
――それぞれのカードはどこで手に入るのでしょうか?
★吉田氏:
荘園ですね。あとこのゲームのバックグラウンドとして、自国の資源を確保するという目的があります。そうした国の資源に関連したクエストが正式サービスに伴って入りますが、それをクリアすることでもカードは手に入ります。
――荘園についても伺いたいのですが、Oβテストではプレイしていて大きなメリットが見当たりませんでした。今後はどうなるのでしょうか?
★菅野氏:
実は中国で作っている最中のものは自分たちも教えてもらえず、答えられないこともあるのですが……(笑)。荘園で栽培することで手に入る金果は、現在はカカシから豪華な種が手に入るくらいですが、今後グライダーを手に入れるのにも使えるのは確かです。
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| ▲自分の家内にある荘園。ここで毎日手に入る種を植えて、一定時間待つと作物が完成し、金果という荘園の通貨が手に入る |
――グライダーとはどんなものでしょうか?
★吉田氏:
グライダーは金果を材料として作る乗り物ですね。戦車や魔法のじゅうたん、空を飛ぶ羽などの種類があって、移動速度が速くなります。『英雄島』で移動速度はとても重要ですし、移動しながら攻撃もできますから、バランス的にヤバくなるんじゃないかと思ってしまうくらいです(笑)
――ほかには新要素はありますか?
★吉田氏:
ギルドの機能を拡張します。今までは100人まで所属できるだけだったのですが、今後はギルドクエストというものをクリアすることでギルドが成長します。それでギルドレベルが上がると、ギルドスキルが使えるようになるんです。
――ギルドスキルの内容は?
★吉田氏:
今回入るものは全部バフ効果ですね。効果はかなり強力で、あるとないとでは、特に聖地戦で差がつくと思います。あと、アクティブ系のスキルも今後追加する予定です。
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| ▲現時点では戦闘用スキルのみ用意されているギルドスキル。しかし商業スキル、特殊スキルというウィンドウも用意されており、今後どういったものが入るのか期待が高まる |
――なるほど、先ほど課金アイテムの話が少しありましたが、どんなものが入りますか?
★吉田氏:
色々ありますが……特に人気が出そうなのは図案が入った箱を開ける鍵ですね。製造に必要な図案を集めるのが大変なので、便利だと思います。
――ほかには?
★菅野氏:
あとはHPを600回復させるアイテムも格安で販売します。ゲーム内のお金で買える回復薬もありますが、効果は低く、すぐにお金が尽きてしまいますから。ただ課金アイテムがないと進めない、というゲームにはなりません。
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| ▲課金アイテムを購入するためのウィンドウ。聖地戦で復活するための薬、バッグなど便利そうなものが目白押しだ |
――たくさんのアップデート内容があるようで、期待しております。それでは最後に読者にひと言お願いします。
★吉田氏、菅野氏:
『英雄島』は2Dのゲームということで、ファミコン世代、スーパーファミコン世代にも共感を得られるようなゲームかと思います。あとオンラインゲームの黎明期って、「いつ誰に攻撃されるか、何が起こるかわからない」というスリルがあったと思いますが、そういった感覚を味わえる楽しいゲームになっていますので、ぜひプレイをして、応援をお願いします!