コーエーの人気アクションゲーム『真・三國無双』の世界観をモチーフにした一騎当千MMOアクションゲーム『真・三國無双 Online ~神将乱舞~』(以下、『無双 Online』)。現在PC版がCJインターネットジャパンによって運営されており、去る2月18日(木)にはプレイステーション3版のパッケージが発売、サービスが開始された。
『無双 Online』は、コーエーがリリースする、三国志の世界を舞台にしたアクションゲーム『真・三國無双』シリーズをモチーフとしたMMOアクション。プレイヤーはネットワーク上に集う他のプレイヤーと協力・対戦しながら、所属勢力での大陸制覇を目指していく。
ゲーム中は、最大24人のプレイヤーが1つの戦場に集まって戦えるほか、バリエーション豊かなクエスト「特務」やギルドシステム、多彩なキャラクタカスタマイズといった要素も楽しめる。
今回は、PS3版『無双 Online』を用いて「チュートリアル」や、戦闘システムのひとつ「乱戦」を中心に体験。さらに、同作の開発プロデューサーである藤重和博氏と、開発ディレクターの越後谷和広氏から、PS3版『無双 Online』に関するお話を伺うこともできたので、紹介しよう。
※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。
| コスチュームも登場「Home」に専用ラウンジ「回廊」オープン |
体験会が開始しされる前に会場では、2月11日(木・祝)に、PS3向けオンラインサービス「PlayStation Home」において、『無双 Online』に関連した専用ラウンジ「回廊」が公開されることが発表された。この「回廊」ラウンジでは、同作のプロモーションビデオが上映される。
『無双 Online』のゲーム内では、所属している勢力が異なるプレイヤー同士は普段出会うことができないが、この「回廊」ラウンジでは、ワールドの垣根を越えて、様々なプレイヤーと出会い、交流することが可能だ。
なお、2月25日(木)と3月4日(木)には、『無双 Online』のゲーム中に登場する服飾をモチーフにした「PlayStation Home」向けのコスチュームが「PlayStation Store」で販売が開始されるという。
さらにPS3版でも、PC版で3月18日(木)に予定されている最新アップデート「Revolution6」が同時に実施される。PS3版もPC版と同じく無料でアップデートされ、新武器「双刃剣」の追加や、同勢力に属するプレイヤーたちが共通の目標を達成することで特典を得られる「君命」、ギルドをアピールする「ギルド勧誘機能」などが用意される。
|
|
| ▲「PlayStation Home」における『無双 Online』専用ラウンジ「回廊」。ワールド間を越えたユーザー同士の交流の場として提供される |
▲PS3版も無料で新要素がアップデートされる。次回「Revolution6」では、新武器はもちろん、ユーザー間の連携が高まる要素も用意 |
| チャージ攻撃、無双乱舞もコンシューマ版『無双』と違和感無し |
今回のプレイではまず、キャラクタの作成からチュートリアルまでの流れを体験。キャラクタを作成する際は、髪型やキャラクタボイス、顔つきといった様々な項目を調整して、自分の分身となるオリジナルのキャラクタを作ることになる。
|
|
| ▲ボイスや見た目などを考慮し、自分だけのオリジナルキャラを作成 |
▲キャラ作成後は、家具などを配置できる自分の家に移動 |
続くチュートリアルではPC版と同様に、攻撃方法や移動方法などを学ぶ。PS3のコントローラを使用する際、PS2などで発売された『真・三國無双』シリーズと同様に、「□ボタン」で通常攻撃、「△ボタン」でチャージ攻撃を使用でき、2つのボタンの組み合わせで連続攻撃や吹き飛ばし攻撃など、多彩な攻撃方法を繰り出すことができる。
さらに、無双ゲージが溜まった状態で「○ボタン」を押すと、無敵の状態で連続攻撃を繰り出す「無双乱舞」が使用できる点もコンシューマ版と同じ。このあたりの操作感覚は、家庭用ゲーム機版『無双』シリーズと比べても、違和感無く馴染むことができた。
|
|
| ▲チュートリアルでは、実際に戦場を舞台にして、登場する複数の敵と対決。画面上にPS3のコントローラが表示され、丁寧に操作方法を説明してくれる |
▲ゲージを溜めて発動する「無双乱舞」など、コンシューマ版『無双』シリーズとほぼ変わらない操作でプレイできる。ちなみに、ゲージが少ない状態では、「○ボタン」を押しっぱなしにしてゲージを溜めることが可能だ |
| 大規模戦闘「乱戦」など体験。新実装武器「双刃剣」も試した |
今回はこのPS3版において、PC版で2009年3月に実装された拡張パック「神将乱舞」で登場した大規模戦闘「乱戦」や街で利用できる施設、酒場などでミッションを請け負う「特務」や「列伝特務」についても体験した。
また、次期大型アップデート「Revolution6」で初登場となる、魏の武将「曹丕」の武器「双刃剣」を使用することもできた。
「乱戦」は、12人対12人での対戦が楽しめる大規模戦闘で、プレイヤーが参加しない枠にはCPU操作のキャラクタが参加する。
本作の特徴的なシステムとして、敵を倒した時に出現するアイテム「仙箪(せんたん)」を取っていくことで、体力、攻撃力、防御力、連撃など武器の潜在能力を引き出すことができる「仙箪強化システム」がある。
「乱戦」では、全プレイヤーの武器が完全に仙箪強化が行われた状態で開始される。また、「激突」や「闘技争奪」で登場するマップよりもさらに広い戦場で競われることになる。
|
|
| ▲最大12人対12人による大規模戦闘 |
▲キャラクタの目の前にあるのが「仙箪」。通常の戦闘ではこれを取得して強化していく |
「乱戦」では、敵軍の兵糧を0にすると勝利となる。敵軍の兵糧には、敵兵糧庫に配置された火薬箱を破壊したり、敵の拠点を占拠して2分間維持するごとに、ダメージを与えることが可能だ。
|
|
| ▲最多数のプレイヤーが入り乱れる様はまさに「乱戦」と呼ぶにふさわしい。マップがかなり広いので、敵の陣地にどう向かっていくか作戦を立てるのも重要だ |
▲こちらは敵の兵糧庫にある「火薬箱」。兵糧庫内には4つの「火薬箱」が設置されている |
今回「双刃剣」を使用して戦ってみたのだが、武器の連撃速度もやや速く、スキの少ない攻撃が可能だ。また、周囲を一気に吹き飛ばすチャージ攻撃も用意されており、それを連発して敵を近づけさせないようにしながら、敵兵糧庫の火薬箱を壊していくという戦い方もできる。
|
|
| ▲「双刃剣」のステータス画面 |
▲周囲を吹き飛ばすチャージ攻撃は強力! |
街中にある酒場などでは、様々な条件が課せられた戦闘マップに挑戦する「特務」を受けられる。
今回は、捕らわれた娘を救出して、盗賊の頭目も撃破する「娘を救い出せ」に挑んだが、特定の拠点を制圧したり、目的となる特定の敵を撃破する流れなどは、家庭用『無双』シリーズと同じ流れで、過去に『無双』シリーズ作品をプレイしたことがある人なら、戸惑うことなくプレイできるだろう。
|
|
| ▲難易度ごとに分かれた様々な「特務」が存在 |
▲「娘を救い出せ」では、特定の拠点を制覇して娘を救出する |
|
|
| ▲マップ上にいる盗賊の頭目と戦うことに |
▲クリア後に依頼主の元に行けば報酬を獲得。内政スキルの強化や、軍資金を得られる |
ゲーム中は、「列伝特務」と呼ばれる特殊な戦いに参加することも可能。その内容は、「定軍山の戦い」「桃園の誓い」など、三国志における歴史上で有名な戦いや事件、出来事などを体験できるという内容だ。劉備や曹操といった有名な武将たちと共闘することができる。
今回は「桃園の誓い」を体験し、劉備らとともに賊に立ち向かうというシナリオを楽しめた。
|
|
| ▲蜀の劉備、関羽、張飛の3人が義兄弟の契りを交わす「桃園の誓い」にまつわるシナリオ |
▲有名武将らと共に敵に立ち向かい、歴史の数々を体験できるのが「列伝特務」の魅力だ |
そのほか、街中にある「市場」に配置されているNPCから、武器や消費アイテム、家具などを購入したり、武器を強化したりすることも可能。また、拡張パック「神将乱舞」で追加された、服飾の「染色」や「仕立て」、消費アイテムの「合成」なども可能となっている。
|
|
| ▲武器などを軍資金で購入する場合、能力の低い基本的な物を買うことになる |
▲課金アイテムの「無双コイン」を使えば、さらに能力の高い装備品や、自分の家に設置できる家具などを購入可能 |
|
|
| ▲材料を揃えることで、新たな服飾を「仕立て」できる |
▲「合成」でより強力なアイテムを作り出すことも可能だ |
| 『無双 Online』PS3版開発の経緯や「観戦者モード」の情報も |
体験会の合間に、『無双 Online』の開発プロデューサー・藤重和博氏と、開発ディレクター・越後谷和広氏のお二人にインタビューを行った。
お二人には、PS3版を開発するにあたった経緯や、PS3版の登場で期待する事柄、今後予定している新要素などについて語っていただいている。
|
|
| ▲左から、『無双 Online』開発プロデューサー・藤重和博氏、開発ディレクター・越後谷和広氏 |
――はじめに、PS3版のサービス開始を決定した経緯からお聞きしたいのですが。
★開発プロデューサー・藤重和博氏(以下、藤重氏)
元々『無双 Online』は、コンシューマ作品であった『無双』シリーズをオンラインゲーム化した作品です。PC版のサービスを続けていくうちに、ユーザーから「コンシューマでもプレイしたい」という意見や、「PC版をプレイしたいが、プレイ可能なパソコンを持っていない」という意見があり、コンシューマ化は前からずっと企画していたのです。
――機種をPS3に決めた理由は何でしょうか?
★藤重氏
日本国内においては、現在PS3が最もユーザー数が多いということもあって、PS3に決めました。
――PS3版を開発するに当たって、最も苦労した点や、気をつけた点について教えてください。
★開発ディレクター・越後谷和広氏(以下、越後谷氏)
とにかく、極力キーボードを使わなくても済むようなインターフェースに仕上げることですね。PC版では上級者ほどいろいろなショートカットキーを組み合わせてプレイされる方が多いですが、PS3版ではキーボードは標準搭載ではないので。
――PC版『無双 Online』はCJインターネットジャパンさんが運営されていますが、PS3版はコーエーさんが運営することになりますか?
★藤重氏
そうなります。パッケージ版をコーエーから発売するということから、サービス運営も同じくコーエー側が実施したほうが、ユーザーの皆様の混乱も少ないと思いますので。
――PS3版では、PC版のユーザーと一緒にプレイすることはできますか?
★藤重氏
はい。同じサーバーを使用することになるので、PC版のユーザーとのプレイが可能です。ただし、PC版で作成したキャラクタをPS3版で使用することはできません。
――PS3版ならではの特典などは用意されるでしょうか?
★藤重氏
ゲームパッケージにゲーム内で使用する軍資金(ゲーム内通貨)と、PS3版発売を記念した装備品を手に入れられるシリアルコードが封入されています。PC版のユーザーと競い合いながら上達していってほしいと考えているので、平等のお楽しみいただけるようなアイテムをご用意しました。
|
|
| ▲PC版をプレイしている上級ユーザーと一緒にプレイし、プレイヤースキルを磨いてほしいと語る藤重氏 |
――「PlayStation Home」の専用ラウンジ「回廊」に関しては、コスチュームを「PlayStation Store」で配信するという話ですが、『無双 Online』本編に関しても、何かしらのアイテムなどを「PlayStation Store」で販売したりする予定はありますか?
★越後谷氏
それはありません。ゲーム中で一部のでより貴重なアイテムを手に入れる際に必要になる「無双コイン」についてもは、弊社の運営する「GAMECITY」で購入することになります。
――ラウンジ「回廊」はコミュニティの場という印象が強いですが、ミニゲームなど、何かしらの遊べる要素については今後用意される予定があるでしょうか?
★藤重氏
何かしらのイベントはやりたいと思っていますが、まだ企画を検討している段階です。
――来る3月に予定されているアップデートについて、詳しく教えていただきたいのですが。
★越後谷氏
3月18日(木)に実施予定の「Revolution6」では、新たな武器「双刃剣」が追加されるということもありますが、最も大きいのは、プレイヤー同士の結束を深められる要素です。
同じ勢力に属するプレイヤーたちが共通のミッションを達成することで何かしらの恩恵を受けられる「君命」の場合は、条件に応じてプレイヤー同士が話し合い、どんなプレイ方法をするか試行錯誤していただける内容と考えています。
さらにギルドをアピールできる「ギルド勧誘機能」を加えることで、ギルドに所属し、多くの他プレイヤーと知り合えるきっかけになると思います。
――「Revolution6」以降に予定されている新システムなどはありますか?
★越後谷氏
今後、「観戦者モード」というものを追加する予定です。これは、他の人が戦場で敵と戦っている様子を、観察できるというもので、上級プレイヤーから戦闘技術を学ぶのに利用してもらえたら、と考えています
|
|
| ▲越後谷氏からは、今後実装される予定という「観戦者モード」に関する情報をもらうことができた |
――『無双 Online』は『真・三國無双』シリーズをモチーフにしたオンラインゲームですが、例えば『戦国無双』のような、ほかの『無双』シリーズを題材にしたオンラインゲームなどは健闘されていますか?
★藤重氏
現在はきちんとPS3版『無双 Online』のサービスをスタートさせて、新規のユーザーの皆様ににもきちんと楽しんでいただくことが重要と考えているので、別のタイトルに関しては考えていません。ただし、『戦国無双』を題材としたオンラインゲームを作る可能性はゼロではありませんが。
――最後に、PS3版『無双 Online』を楽しみにしているユーザーに向けて、メッセージをお願いします。
★越後谷氏
今まで『無双 Online』という作品を知らなかった人や、スペックが足りずに遊べなかったという未経験の皆様に、ぜひPS3版で遊んでいただきたいです。腕に自身のあるプレイヤーたちと遊んで、“最強”を目指していただきたいです。
★藤重氏
以前からPS3で『無双 Online』を出したいと私自身が強く願っていましたし、ユーザーの皆様からもコンシューマで『無双 Online』を遊びたいという要望をたくさん頂いていたので、PS3版がリリースできるのは本当にうれしいです。
お待ちいただいていた皆様に充分満足していただける内容に仕上がっていますので、ぜひオンラインを通じて本作の楽しさを、多くのユーザーの皆様と共に体験してほしいです。
――お忙しい中、ありがとうございました。