イベントレポート
 
『SiLKROAD ONLINE』次期アップデート「Heroes of Alexandria」は12月

2009.10.19

 

 ゲームオンは2009年10月17日(土)、東京・秋葉原にある「秋葉原UDX」において、同社の運営するMMORPG『SiLKROAD ONLINE』のユーザーカンファレンスを実施。その中で、2009年12月に日本国内で実装予定の大型アップデート「Legend9 Heroes of Alexandria」(以下「Legend9」)の概要を明らかにした。

 『SiLKROAD ONLINE』は、中世のシルクロード文明を舞台にしたMMORPG。プレイヤーは、特産物を貿易する「商人」、商人から特産物を奪う「盗賊」、商人を盗賊から守る「ハンター」という3つの職業のうちどれかに就き、利益を得ることを目指していくことになる。

12月実装予定の次期大型アップデートLegend9 Heroes of Alexandria」のタイトルロゴ

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

 今回のユーザーカンファレンスは、事前に寄せられたユーザーからの質問/要望に、『SiLKROAD ONLINE』の関係者が回答していくという内容。

 ゲームオンより運営プロデューサーである柳沢真氏が登壇したほか、開発元である韓国JOYMAX社より開発プロデューサーのチェ・インホ氏も出席。ユーザーからの質問/要望に回答するほか、「Legend9」の情報を明らかにしている。

韓国JOYMAX社開発室 開発プロデューサーのチェ・インホ氏 ゲームオン『SiLKROAD ONLINE』運営プロデューサーの柳沢真氏


舞台はアレキサンドリア地域、インスタントダンジョン導入
 「Legend9」アップデートは、エジプトのナイル川流域、アレキサンドリア地域が舞台となっている。レベルキャップは110まで解放、11等級アイテムの実装を筆頭に、新モンスターや全身職業装備の追加も行われる。実装される季節にちなんで「クリスマスイベント」も計画されているようだ。

「Legend9 Heroes of Alexandria」の、日本国内における主な実装内容

 最大の新要素としては、パーティで楽しむインスタントダンジョン「王家の墓」「神の神殿」の導入が挙げられる。
 「王家の墓」は3つの難易度が用意されており、途中で遭遇するユニークモンスターを倒してセットアイテムと交換するためのコインの獲得を目指す。
 一方の「神の神殿」は、職業間のPvP(対人戦)を主題としたダンジョンで、特別なセットアイテムを獲得できることもあるとのこと。

 その後、実装内容を収録したプロモーション映像が公開された。

映像を見るには この画像↓をクリック
【ストリーミング映像】 WMV形式: 22MB 2分16秒


ユーザーか開発/運営に5つの質問or要望
 またカンファレンスではユーザーへの回答を通して、今後の動向を示す新情報もいくつか明らかとなった。主にJOYMAX社のチェ・インホ氏が回答している。


Q.01:
 イスラム種族やイスラムマップの導入はいつ? また、イスラムマップは別のゲームになるのか?

A.01:
 イスラム地域が他のゲームとして制作されている事実はない。導入時期は検討中で未定。その前に確定しているコンテンツの充実を優先させたい。

Q.02:
 日本ユーザーのアイデアやデザインを取り入れたアバターは制作されないのか。また、韓国でのみ展開されているアバターを、日本でも展開する予定はあるのか?

A.02:
 すでに導入されている「忍者」「侍」アバターは日本を考慮して作ったが、要望には応えられなかった。まずは、この解決を優先したい。日本の皆さんにアピールできるものなら、積極的に検討したい。また、先行して韓国で投入されているアバターに関しても、順次日本でも導入していく。

Q.03:
 「三項対立」や「要塞戦」など、現在のゲームバランスでは高レベルのキャラクタしか十分に楽しめない。このような対人戦の仕様は改善されるのか?

A.03:
 ゲームの特性としてレベルが重要な要素であり、プレイヤー間のレベル差が開いていると対人戦が難しいのは事実。現在、「バトルフラッグ」を元に、「バトルアリーナ」という新たな対人戦システムを開発中。「バトルアリーナ」では、3つのカテゴリが楽しめる。

1:ギルドPvP
2:職業PvP
3:個人PvP

1対1だけではなく、多数対多数を導入することで、レベル差を超えて楽しめるだろう。できるかぎり早い段階で「バトルアリーナ」の情報を公開していきたい。

Q.04:
 中国種族とヨーロッパ種族でのバランスが取れていないように感じる。中国種族の方がレベルを上げにくい、弱い。

A.04:
 JOYMAXでも改善が必要と考えている。スキルの共同分配パーティ時も中国キャラの経験値分配ペナルティを解除する、レベルキャップ開放時に中国キャラのマスタリ上限を引き上げる、といった対応を検討中だ。

A.05:
 日本では8月のアップデートでウォーロックに修正が入り、パーティ全体に破魂ゲージが溜まらなくなった。現状ではウォーロックが扱いづらくなっている。今後、ウォーロック向けの新スキルが開発される、破魂ゲージが溜まりやすくなるなど、救済策は検討されるのか。

A.05:
 バグが発生し、ウォーロックが思わぬ影響を受けてしまった。まず、コントロールスキルの調整を行い、破魂ゲージの取得確率を向上させたい。このアップデートが行われて、ウォーロックは本来の姿となる。


会場で質疑応答も実施
 そのほかにも、ユーザーカンファレンスに出席したユーザーからその場で質問が受け付けられた。質問と回答の一部を紹介していこう。


Q.01:
 クレリックやウォーロックの持つバフ(強化スキル)が重ねがけできるようにならないのか?

A.01:
 『SiLKROAD ONLINE』の仕様、システムとしてバフの重ねがけを導入することはできない。企画意図としてそのようになっている。また、ゲームバランスを崩しかねないという危惧もある。
 しかし、今後導入されるバフに関しては、効果を上書きさせるような仕様も検討する可能性はある。

Q.02:
 ☆1ランク貿易では、盗賊の襲撃から保護されるはずだが、一度街の外で自分で荷を崩し、再度組み直すと盗賊から襲撃される。これはバグではないのか?

A.02:
 この場ではっきりとした事実は確認できないが、そのような現象が起こるのであればバグだと予想され、大変申し訳なく思う。早急に事実を把握し対応する。


 今回のユーザーカンファレンスでは、事前に募った質問はもちろん、会場で受け付けた質疑応答でも、かなり厳しい質問/要望が寄せられた。
 しかし、運営を担うゲームオン、開発を行うJOYMAX社ともに前向きな姿勢を示しており、『SiLKROAD ONLINE』初の試みとしては十分及第点に達したと言っていいだろう。今後も開かれた情報開示の場を期待したい。


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