2009年10月17日(土)、東京・有明にある「ディファ有明」において、スクウェア・エニックスの人気アーケードゲーム『LORD of VERMILION(ロードオブヴァーミリオン)』の公式全国大会「OVER the LORD 第2章 混沌の輪舞曲」が開催された。
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| 会場には多くの『ロードオブヴァーミリオン』ファンが詰めかけ、全国大会決勝トーナメントの様子を見守った |
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『ロードオブヴァーミリオン』は、ファンタジー世界を舞台とする業務用ネットワーク対応トレーディングカードゲーム。レベルの概念による成長や、装備品などによるカスタマイズなどを盛り込んでおり、プレイヤーキャラクタと、共に戦う使い魔たちを操作して、敵軍との戦闘を進めていく。
操作は、筐体のパネル上で使い魔の描かれたカードを動かし、実際にゲーム中の使い魔を動かしていくという形式。使い魔の持つ特殊技も駆使しながら、敵軍の使い魔を撃退し、フィールド上にある敵軍の「アルカナストーン」を制圧していくことが目的となっている。
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| 会場では、次回作『ロードオブヴァーミリオン II』のカードアルバムやケースを早くも販売 |
こちらは、『ロードオブヴァーミリオン』に登場した「ツバーン」の模型 |
同大会は、事前に全国各地で開催された予選大会で勝ち抜いた24組のプレイヤーたちが参加し、日本一の座をかけて戦うという内容だ。
今回は、大会決勝戦の模様や、会場で放映された、次回作『ロードオブヴァーミリオン II』の最新映像の内容についてレポート。また、『ロードオブヴァーミリオン』のプロデューサー・柴貴正氏と、セガの『三国志大戦3』のプロデューサー・西山泰弘氏によるトークイベントの様子もお伝えしていく。
| ライバル意識はあるの? 『三国志大戦3』西山氏のトーク開催 |
会場では、『ロードオブヴァーミリオン』のプロデューサー・柴貴正氏と、セガの『三国志大戦3』のプロデューサー・西山泰弘氏によるトークイベントが実施された。
トークイベントは、9月に開催された「東京ゲームショウ2009」のキャッチコピー「ゲームは元気です。」をもじり、「アーケードゲームも元気です」という題目で実施された。トークでは、『ロードオブヴァーミリオン』と『三国志大戦3』同士の「ライバル意識」の話や、『三国志大戦』シリーズの次の展開などが話されている。
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| 『ロードオブヴァーミリオン』のプロデューサー・柴貴正氏 |
『三国志大戦3』のプロデューサー・西山泰弘氏 |
――『ロードオブヴァーミリオン』と『三国志大戦』シリーズは、お互いにライバル視している部分はありますか?
★柴貴正氏(以下、柴氏)
もちろんライバルです。でも、『ロードオブヴァーミリオン』の製作当初、西山さんに電話で運営のノウハウなどを相談していたんですけどね(笑)。
★西山泰弘氏(以下、西山氏)
『三国志大戦』の台が混んでいてプレイできないから、お客さんが家に帰ってしまうという状況はダメだと思うんです。それなら、他の『ロードオブヴァーミリオン』をプレイしよう、と思ってくれれば、よりアーケードゲーム業界が盛り上がってくると思います。そういう意味では、『ロードオブヴァーミリオン』は非常に良い存在だと思いますよ。
――それぞれの作品同士でコラボレーションのようなものを検討されていますか?
★西山氏
柴さんとは、前々から「『三国志大戦』と『ロードオブヴァーミリオン』で、何かコラボしたいね」という話はしているんです。でも、別々のゲーム会社なのでなかなか難しくて…。ぜひ「鋼の錬金術師」のカードを、『三国志大戦』に登場させたいんですけどね(笑)。
★柴氏
その場合は「呂布」として登場させてください(笑)。
★西山氏
でも、例えば「関羽」とかが『ロードオブヴァーミリオン』の世界に登場してしまったら、世界観がぶち壊しになってしまうかもしれませんね。
★柴氏
そんなこと言うんでしたら、「バハムート」が『三国志大戦』に登場したらもっと世界観がぶち壊しですよ(笑)。「バハムート」が軍隊を率いて合戦するのはありえないでしょう(笑)。
――最近セガさんは新作アーケードゲーム『BORDER BRAKE』のサービスを開始していますが、そちらに関してはどんな感想を抱いていますか?
★西山氏
あのゲームこそ我々『三国志大戦』のライバルですよ(笑)。あれは『バーチャファイター』などを作っている製作部の作品なんですが、細かい部分まで精巧に作られていて、すごいです。うちのスタッフもあれを参考にして、より良い作品を作り出したいです。
★柴氏
新作のアーケードゲームがどんどん増えて、ゲームセンターにたくさんゲームがあるって状態は良いことですよね。
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| 柴貴正氏、西山泰弘氏が参加したトークイベントの模様。西山氏がゲストとして登場することは非公開となっていたため、西山氏が登場した際、客席から驚きの声があがっていた |
――続いて西山氏にお聞きします。『三国志大戦』シリーズの今後の展開について、何か検討されていますか?
★西山氏
現在『三国志大戦』シリーズは、次の展開に向けて動いています。現在のバージョンで、ユーザーの方が喜んでもらえるような仕掛けを導入できたので、さらに一歩上の段階のものを作りたいです。
――『ロードオブヴァーミリオン』のバージョンアップ時期などは気になりますか?
★西山氏
結構ドキドキしながら見ています。でも、ユーザーの方が遊べるゲームが多い方が良いので、わざとずらしたりすることはしません。むしろ、一気に5社のアーケードゲームがバージョンアップする時期を合わせて、ゲームセンターで大々的に宣伝してもらった方が盛り上がるかもしれませんね。
――最後にお二人から、ファンに向けてメッセージをお願いします。
★柴氏
スクウェア・エニックスのアーケードゲームとしては、現在『ロードオブヴァーミリオン』と『ドラゴンクエスト モンスターズバトルロードII』の2作品をサービスしています。ようやくアーケードゲームの作品が成長してきたという感じです。
これからもセガさんの背中を追いつつ、イベントなどもたくさん開催して、お客さんがさらに楽しめる場を提供できればと思います。
★西山氏
『ロードオブヴァーミリオン』や、『悠久の車輪 ~Eternal Wheel~』『アクエリアンエイジ オルタナティブ』など、様々なアーケードカードゲームが盛り上がっているのを見ると嬉しく思います。セガの場合は『三国志対戦』や『WORLD CLUB Champion Football』以外にも、新たなアーケードカードゲームを検討中です。
また『三国志対戦』に関しては、カードに関する“ネタ”を次々と考えています。さらに海外でも『三国志対戦』のサービスが始まっているので、いずれは海外のユーザーとの対戦機能なども用意できればと思います。
今後も、『ロードオブヴァーミリオン』も『三国志対戦』も、どちらも多くの人に楽しんでもらえるという状況を作っていきたいと思います。
| 杉田智和さんが会場ジャック!? 「アニゲラ!ディドゥーーン」特別版 |
それに加えて会場では、本大会のナレーションを務める声優・杉田智和さんによるコーナーも実施された。そのコーナーとは、杉田さんがパーソナリティを務めている、「超!A&G+」で放送中のラジオ番組「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」の“特別編”である。
この「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」では、ゲームに関する話題が多く、『ロードオブヴァーミリオン』に関した話もたくさん出ているとのこと。過去に番組内では、「番組特製の『ロードオブヴァーミリオン』のローダー(カードを収納するグッズ)を作りたいね」という話も出ていたほどだ。
そして今回、その特製ローダー「ディドゥーーンローダー」の商品化が決定したとのことで、デザインが披露された。このローダーは、11月2日(月)、11月3日(火)に開催される文化放送のイベント「浜祭り」の物販コーナーで販売されるという。
ちなみに、会場にいた柴貴正氏が、スクウェア・エニックスの『ドラッグオンドラグーン』シリーズのプロデューサーを務めていたことから、杉田さんが柴氏に向かって「そろそろ続編の『ドラッグオンドラグーン3』作ってくださいよ、DSあたりで」と語りかける場面もあり、会場の笑いを誘っていた。
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| 杉田さんが声のみで出演した、「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」“特別編”のコーナー |
「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」特製ローダーの発売が告知された |
| 怒涛の「全滅」ラッシュ!全国大会決勝を制したのは…… |
今回の大会決勝トーナメントでは、1月に開催された公式全国大会「OVER the LORD~第1章 狂宴への招待状~」で優勝し、オンラインイベントで連続優勝を誇っていたチャンピオン・新藤景選手がが準々決勝で敗退する、波乱の展開となった。
混戦模様の中、決勝戦までコマを進めたのは、九州地区代表の「シザーハンズ」選手と、東京C地区代表の「ADL(アドル)」選手の2人となった。
決勝戦では、シザーハンズ選手が「不死族」、ADL選手が「超獣族」のデッキを使用。開始早々にADL選手が「【激昂】ワータイガー」の特殊技で相手の攻守を下げつつ猛攻を加え、「シザーハンズ」選手を全滅させる。
だが、戦闘開始直後は互いにけん制を行っており、なかなか相手の「アルカナストーン」を制圧に行けない拮抗状態が続いた。しかしシザーハンズ選手が、使い魔を強化する切り札「サクリファイス」を「ヘル」に発動し、一気にADL選手のアルカナストーンを制圧。負けじとADL選手も、「ヴォーパルバニー」にサクリファイスを使い、アルカナストーンを制圧し返すなど、互角の戦いが展開した。
さらにADL選手は、味方の攻守を底上げする「ゲイター」の特殊技「ジェノサイド」などを駆使して怒涛の攻撃を決め、次々とシザーハンズ選手を何度も全滅させる。最終的に、タイムアップまでにより相手の「アルカナストーンゲージ」を削ったADL選手が優勝を手にした。
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| 左画面がシザーハンズ選手、右画面がADL選手の画面。ADL選手は試合中、合計で4回もシザーハンズ選手を全滅させた |
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| 攻撃力が高く、敵・味方の能力値を変化させるカードが活躍した |
惜しくも破れてしまったシザーハンズ選手は、「“【激昂】ワータイガー”がすごく強くて、かなりきつい戦いだった」とコメント。一方のADL選手は、「俺が“ワータイガー”だ!」と言い放っていた。
なお、今回大会に優勝したADL選手には、ゲーム内称号「紅蓮の獄皇」が、その他の大会参加者には、ゲーム内称号「紅の賢者」が与えられた。この称号は、大会終了後からゲーム内に反映されている。
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| 見事優勝を果たしたADL選手には、『ロードオブヴァーミリオン』の優勝旗が贈られた |
今回の大会では、1月に開催された第1回目の公式全国大会で活躍していた、フィールド上にトラップを仕掛ける「玄武」を使用するプレイヤーがいなかった。代わりに、炎属性のトラップを仕掛ける「ベガ」や、強靭な守りを誇る「ボルックス」といった「機甲」の使い魔が多く使用されていたことも印象的だった。
また、前回の大会と同じく、味方の攻撃力を上げる「サキュバス」や、守備力を上昇する「マンティコア」などは引き続き使用されており、味方の能力を底上げして攻めていくことが重要視されていると感じた。
| 時を止める新技…!? 『ロード オブ ヴァーミリオンII』最新映像 |
大会終了後、会場では『ロード オブ ヴァーミリオンII』の最新映像が公開された。映像内では、『ファイナルファンタジーIV』からゲスト出演する「ルビカンテ」や、『ロマンシングサガ2』より参戦する「ノエル」が戦闘を行う様子を初公開。「ルビカンテ」は「かえんりゅう」、ノエルは「月影」と、それぞれが原作でも使用した技を特殊技として使用できるようだ。
さらに映像内では、ストーリーモードで登場する2体1組のボスが、合体技を放ってくる様子や、時間を止めて一定時間アルカナストーンの制圧を止める特殊技を持つモンスターなどが収録されていた。
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| ルビカンテの「かえんりゅう」。大ダメージを与え、攻撃力を下げる効果もある |
ノエルの「月影」は、フィールド上に複数回刃を降らせて、相手を攻撃する |
さらに、『ロード オブ ヴァーミリオンII』のメインビジュアルが初公開。そして、10月27日(火)から「スクウェア・エニックス メンバーズ」で『ロード オブ ヴァーミリオンII』のアバターが登場することも発表され、そのデザインが公開されている。
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| 『ロード オブ ヴァーミリオンII』のイメージカラーである赤色と白色を基調としたメインビジュアル |
「スクウェア・エニックス メンバーズ」で登場すr『ロード オブ ヴァーミリオンII』のアバター |