インタビュー
 
大型アップデート「妖魔塔の謎」には仕掛けがいっぱい『飛天オンライン』インタビュー
2009.09.17
 
 ガマニアデジタルエンターテインメントの運営する『飛天オンライン』では9月17日(木)および9月24日(木)にかけて大規模アップデート「妖魔塔の謎」が実装される。今回はこのアップデートにあたり、『飛天オンライン』ディレクター、宮島朋之氏にアップデートの内容と、同作品の今後の展開についてうかがうことができた。今まで対外的なアピールがやや不足していたと語る『飛天オンライン』の現在の状況や、今後のアップデート予定とその意気込みなど、“攻め”に転じた『飛天オンライン』の勢いを感じとっていただきたい。

▲ガマニアデジタルエンターテインメント オンライン事業本部ディレクター 宮島朋之氏

仕掛け満載の新感覚アトラクション的ダンジョン

――今回は『飛天オンライン』の大型アップデートということですが、まずはどんなものが実装されるのか、簡単にご説明願えますか。

★宮島朋之氏(以下、宮島氏)
 『飛天オンライン』がサービス開始してから3年半になります。これまでも随時アップデートは行ってきましたが、今回のアップデートは昨年の夏に行った蟲師大梁エリア以来の大規模アップデートとなります。今回はこの大規模アップデートと、その後に続くアップデートの概要をお話しさせていただきます。

 公式サイトでもお知らせしている通り、今回はまず3つのアップデートをひとまとめにしています。9月17日にアップデートされる新ダンジョン「妖魔の塔」、新たなシステムである「ミスティックブック」。そして9月24日に実装される、新たな「覚醒ボスクエスト」です。「覚醒ボスクエスト」は他のMMORPGで言うところのレイドのようなもので、複数のパーティで強敵に挑戦するものですね。

――では9月17日のアップデートの「妖魔の塔」に関して、具体的にはどんなものなのでしょうか。

★宮島氏
 はい。では実際にテストサーバでお見せしながら説明したいと思います。「妖魔の塔」は今回の3つのアップデートの中で一番ボリュームが大きいものになります。さきほど新ダンジョンという言い方をしましたが、実際は、長陽城の西の青海湖盆地にある鳳凰の塔(敵妖魔レベル20~30相当)に新しいNPCが追加され、そこからストーリーが展開し、「妖魔の塔」へと移動することになります。

 「妖魔の塔」はインスタンスダンジョンとなっていまして、NPCに話しかけたプレイヤー、およびそのパーティメンバーだけのエリアとなります。もちろんほかのプレイヤーさんも並行して自分たちだけの「妖魔の塔」に入ることができます。

 ストーリー的には大梁エリアのNPCが登場し、塔から妖しげな気配を感じるので調査をしているけれど、妖魔が強くて進めない、というような感じでプレイヤーが代わりに塔を登っていくということになります。

 塔の内部は六層構造ですが、簡単には進めないようになっています。各階にある仕掛けを解くことで次の階層への移動ポイントが出現します。

――バリアのようなものがありますね。ムリヤリ進むことはできないんですね?

★宮島氏
 阻まれている通路をムリに進もうとすると、ダメージを受けて、その階のスタート地点まで戻されてしまいます。

――意外と厳しいペナルティですね(笑)。

★宮島氏
 各階層の仕掛けは下層ほどシンプルなものになっています。石柱にクリックしてみるとアイテムが必要なことがわかるのですが、周囲にいる妖魔を倒すことでこのアイテムが入手できる、というような感じです。

――そのアイテムのドロップ率は高いのですか?

★宮島氏
 基本的にはアイテムが必要な階層にいる通常妖魔からは必ずドロップするようになっています。ただ、必要数がやや多くなっているのである程度は戦闘をする必要がありますね。アイテムをすべて集めて石柱に渡すと、演出映像と共に先への通路が開けます。

――なるほど。……って、ずいぶんアイテムを連打されてますが。必要数は確かに多いようですね。

★宮島氏
 実際は戦闘をしているパーティメンバーと、そのうしろでアイテムを使う別のメンバー……というような光景になると思います。必要アイテムは層を移動するとなくなってしまうため、その点はちょっと大変かもしれません。

▲「妖魔の塔」に出現する妖魔はプレイヤーのレベルに応じて強さが変化する。レベル60で入ると最初に出てくるライバードのレベルも60だ
 「妖魔の塔」の特徴のひとつとして、出現妖魔の強さが変化するというのが挙げられます。プレイヤーキャラクタのレベルによって出現する妖魔のレベルが変化するんですね。『飛天オンライン』のアップデートは上級レベルプレイヤー向けのものが多くなっていますが、それだと後発のプレイヤーさんがついていけないですよね。今回の「妖魔の塔」はそのあたりも考えたシステムになっています。

 ただ、レベル1のキャラが入ればレベル1の妖魔が出てくるのか、というとそうではなくて、下限は40レベルになっています。多少はキャラを育てていただかないと挑戦は難しいとは思います。強さの変動はレベル40~70程度になっています。もちろんパーティでも楽しめますので、必ずしも上級レベルプレイヤーだけのものではないというわけです。

 今回はレベル60のキャラで塔に入っていますが、最初の層の妖魔はレベル60になっていますね。さきほどのアイテムに関しても、必要アイテムを集める間に敵と戦うことになりますが、自分のレベルに合った敵が出てくるわけですから、当然、経験値も入ります。単純に塔を攻略するだけではなく、同時にレベルアップも望めるということになります。そういう点では“作業感”というのはないと思いますよ。

 「妖魔の塔」には階層ごとに中ボスが出現しますが、これらはストーリークエストに登場したボスたちになっています。ただ、ストーリークエストと違って、セリフなどは少なめになっているので、プレイヤーさんたちからすると、なぜこのボスが出て来たのかというのはわからない状態になっています。また、中ボスもプレイヤーのレベルに応じて強さが変化するので、ストーリークエストのときよりも強くなっていますね。中ボスたちのHPが低くなると取り巻きの妖魔を召喚するので倒すのはなかなか大変です。

――中ボスはそのプレイヤーがクリアしたストーリークエストのものまでしか出てこないのですか?

★宮島氏
 いえ、塔に出てくるのは決まっています。まだ該当のストーリークエストをクリアしていない場合でも、中ボスは出現します。最近始められた方の場合はストーリークエストよりも先に塔でボスの姿を見る、ということもありえるかもしれません。で、この中ボスを倒すと宝箱を残していきます。

 「妖魔の塔」のもうひとつの特徴はこの黄金、白銀、青銅の宝箱なんです。塔の中の妖魔はいずれもこれらの宝箱をドロップするようになっています。ボスは100%いずれかの宝箱を落としますが、銅、銀、金の順番でドロップ確率が低くなっています。中身に関してはちょっとあとでご説明させていただきますね。

――攻略に時間がかかりそうなダンジョンですが、一気にクリアしないといけないのでしょうか。

★宮島氏
 いえ、ボリュームが大きいので、一気にクリアするのは大変だと思います。スムーズに攻略できたとしても4~5時間はかかるでしょう。ですが、実は、一定区間ごとにクリア状態を記憶させておくことができます。塔に入るときに話したNPCから、パーティリーダーに「記憶の石」という取引不可のアイテムが渡されます。中ボスを倒したあと、これを持った状態でセーブポイントの「封憶の石台」に話しかけると記録を行うか塔から出るかを選べます。記録をしておけばログアウトしたりしても続きから始められます。

――「記憶の石」は1回使うとなくなってしまうのですか?

★宮島氏
 いえ、何度でも使用できますよ。続きを攻略する際には同じパーティメンバーでないといけないというような制限もありません。前回攻略したメンバーが集まらないという場合でも別のメンバーを加えて進むことができます。「記憶の石」を持っている場合、クリアした層の敵や仕掛けはなくなっていますので、上まで簡単に進むことができます。

 ボスを倒して上層へと進むと新たな仕掛けが待っています。また、妖魔のレベルも少し上がっていきます。最初の層ではプレイヤーと同じ60でしたが、ひとつ上層では62、64というような感じですね。

――戦闘能力の高いキャラであれば、ソロでも攻略できたりするものでしょうか。

★宮島氏
 プレイヤー自身のスキルやアイテム、ペットなどを駆使すれば、いけるんじゃないかな、とは思っています。プレイヤーの方々のスキルは、運営側の想像を越えることが多いので……。ソロで挑戦すれば報酬のアイテムは自分だけのものになりますから、挑戦する方もいると思います。

▲「妖魔の塔」最上層のボス魔王龍鬼。条件によってはそれまでの中ボスも同時に登場する
 各層でいろいろな謎掛けが用意されていますが、それらをすべて突破して最上層に来ると、妖魔が登場します。こちらは久しぶりに実装した完全新規のボスモンスターとなります。魔王龍鬼という妖魔なのですが、これが今回の妖魔の塔の最終ボスとなります。魔王龍鬼との戦闘は、これまでに登場した中ボスも再び登場する形になります。ボスが勢揃いするので、プレイヤー的にはかなり厳しい状況だと思います。ただ、ボス部屋の手前にある部屋で仕掛けを解くことができれば、出現する中ボスの数を減らすことが可能です。

 ボスを倒すと大きな宝箱が出ます。中身は「勇士の称号」という巻物で、これを使うと「妖魔塔の勇士」という称号が手に入ります。ただし、パーティでボスを撃破しても手に入る宝箱は1つだけで、巻物は取引することはできませんのでご注意ください。

 最後に、妖魔たちからドロップされる宝箱に関してなんですが、黄金、白銀、青銅の宝箱があると言いましたが、それに対応する鍵がないと開くことができません。通常妖魔からは青銅の鍵だけが手に入ります。青銅の宝箱からは各種アイテムがランダムで出現しますが、その中のひとつに白銀の宝箱の鍵があります。同様に、白銀の鍵を使って白銀の宝箱を開けるとランダムで黄金の鍵が出てくるようになっています。鍵についてはすべての種類をアイテムショップで販売しますので、すぐに宝箱を開けたい人や、取引でたくさんの宝箱を手に入れた人は、アイテムショップで鍵を購入して開けるという選択肢も用意しています。

――宝箱や鍵は取引は可能なんですか?

★宮島氏
 はい、どちらも取引可能になっています。宝箱の中身に関しても今までになかったようなアイテムが出てきますので、楽しみにしていただければと思います。

――目玉アイテムというのは何かありますか?

★宮島氏
 そうですね、高レベル用回復アイテムの錬金図なども出ますし、そのアイテムの錬金に必要な材料なども出ます。また、他のクエストで手に入る高レベル用装備の錬金に必要な貴重な材料など、今まで手に入りにくかったものも出現します。さらに、ここでしか入手できないおしゃれアイテムや、特殊なデザインの武器なども手に入ります。可愛いものも多いですよ。
 謎解き要素であるとか、敵のレベルが変動するといった仕掛けは今までの『飛天オンライン』ではなかった要素になります。多くの方に遊んでいただければと思います。

▲これまでストーリークエストで登場したボスたちもプレイヤーのレベルに応じた強さになって立ち塞がる ▲記憶の石を持っているプレイヤーが封憶の石台に触れるとその地点までのクリア状況をセーブすることができる
▲次の階層への道を開くためには数々の仕掛けを突破しなければならない。単純なアイテム集めであってもそれなりの数が必要になるらしい ▲2層目の仕掛けはこの亀の石像がキーポイント? どうやら動かせるらしいが……?
▲仕掛けは上層になるに従って複雑になる。4つの石柱が別々の色に輝いているが、この層でドロップされるアイテムと関係があるようだ ▲とある階層では仲間が鳥かごに閉じ込められてしまうという仕掛けも。閉じ込められた仲間は一定時間ごとにダメージを受ける。どうすれば助け出せるのだろうか!? ▲ボスや通常妖魔からドロップされるという宝箱。黄金、白銀、青銅の3種類があるが、開くには対応した鍵が必要になるのだ

妖魔を封じて何度でも呼び出せる「ミスティックブック」

――では「妖魔の塔」と同時に実装される「ミスティックブック」に関して教えてください。

★宮島氏
▲「ミスティックブック」では妖魔の霊薬を消費して封印した妖魔を呼び出すことができる。リストを埋めるコレクション的な楽しみもある
 はい。もともと『飛天オンライン』では崑崙収妖鏡というアイテムを用いて自分より格下の妖魔を封じ込め、妖魔を卵の状態にして呼び出し、戦わせたりすることができます。呼び出した卵は1回使うとなくなってしまうのですが、この卵を「ミスティックブック」に封印することで、いつでも呼び出せるようになります。

 「ミスティックブック」は最初は妖魔の名前が灰色で並んでいるだけですが、封印することで名前が白く表示され、グラフィックやステータスが参照できるようになり、召喚も可能になります。召喚された妖魔はほかの妖魔にやられてしまったり、ログアウトしたり、エリアを移動したりすると消えてしまいますが、再度「ミスティックブック」から呼び出すことが可能です。

 「ミスティックブック」は、はじまりの地にいるNPCから、「妖魔封印カード」数枚とともに受け取ることができます。仮に「ミスティックブック」を無くしてしまった場合でも再度受け取ることができますが、その場合は妖魔は封印しなおしになりますので注意してください。

 妖魔の封印の手順としては、まず、崑崙収妖鏡を使って同じ妖魔の卵を5つ用意します。次に、「ミスティックブック」をくれるNPCから購入できる「妖魔封印カード」を使い、5つの卵を「妖魔カード」状態にします。そのうえで、この「妖魔カード」を使用すると、「ミスティックブック」への封印が完了します。

 実は「妖魔カード」は取引が可能になっていますので、プレイヤー同士で交換したり、封印したい妖魔のカードを作ってもらったりということができます。ただし、「ミスティックブック」への封印は制限はありませんが、召喚自体は自分のレベルよりも高い妖魔は呼び出せないようになっています。封印妖魔を増やしつつ、自分のレベルも上げていっていただければと思います。

――逆にその妖魔を呼び出したいからレベルを上げるというモチベーションアップにも繋がる、と。

★宮島氏
 そうですね。上級者さんから妖魔が封印されている「妖魔カード」をもらって、「それを呼び出せるようになるまで頑張るんだ!」みたいな交流もあるかもしれませんね。『飛天オンライン』は妖魔が可愛いものが多く、女性ユーザーさんなどからは、こういったものを集めるのが楽しいという声もあります。

 「ミスティックブック」に関して、大変申し訳ないのですが、現時点では記載されている妖魔すべてが封印できるわけではありません。ボス妖魔などの名前も記載されているのですが、こういった一部の敵は、ゲームの仕様上、鏡を使って卵にすることができません。現状、「ミスティックブック」では灰色表示のまま残ることになります。これに関しては開発と話をしている最中でして、まだどうなるかは決まっていません。

――召喚する際に霊薬が必要とのことですが、その入手法と必要数はどうなっているのでしょうか。

▲もちろん召喚した妖魔は共に戦わせることができる。万が一敵にやられてしまっても、霊薬があれば再度召喚が可能だ
★宮島氏
 妖魔の霊薬は召喚する妖魔のレベルぶん必要になります。例えば65レベルの雌狼という妖魔なら1回の召喚で65個消費します。この妖魔の霊薬の入手法は2種類あります。

 ひとつ目はさきほどの「妖魔の塔」で入手できる宝箱系から出ます。すべての宝箱から出る可能性があり、それなりの数を入手できると思います。

 ふたつ目の入手法は低~中級レベルのユーザーさん向けになりますが、長陽北区、南区、大梁の3つのエリアの妖魔がドロップするようになります。数もランダムで、1つしか手に入らないときもあれば、10個まとめてドロップしたりすることもあります。ただし、ドロップするには条件があって、自分のキャラと同じ位の強さの妖魔を倒した場合のみになります。つまり、レベルアップを行う間に自然と集まっていく感じになります。妖魔の霊薬自体は取引が可能ですので、多く集めた人が露店で売ったりすることもできます。

――低~中レベルユーザーが多く集めたものを、消費の激しい高レベルユーザーが購入する、という流れになりそうですね。初期のお金稼ぎにもいいかもしれません。

★宮島氏
  そうですね。「ミスティックブック」システムで初心者さんがつまづきそうなのは、NPCから購入する「妖魔封印カード」の値段でしょうか。これは「妖魔の塔」の宝箱からも出ますので、流通量が多くなるとNPC売り価格より安く出回るかもしれませんが。

▲戦闘だけではなく、アバターの一種としていっしょに散歩したりするのも楽しい。可愛い妖魔の多い『飛天オンライン』ならではの楽しみ方だ

「覚醒ボス・女王蜘蛛」と次期アップデートについて

★宮島氏
 
▲覚醒ボスとして再び冒険者の前に立ちはだかる女王蜘蛛。その強さは未知数だが、攻略は一筋縄ではいかなそうだ
▲女王蜘蛛への変身前の黒夫人状態。やはり最初はこの姿と戦うことになるのだろうか?
次は9月24日にアップデートされます女王蜘蛛の覚醒ボスクエストについてご説明します。長陽北区に防風氏の墓(敵妖魔レベル10~20)というダンジョンがありますが、この奥に新しい入口というかワープポイントができます。

 覚醒ボスというのはストーリークエストで登場したボスたちが、冒険者に復讐するために新たな力を覚醒させて挑んでくるというストーリーになっていて、非常に強化されています。とはいえ、今までに3体ほど実装された覚醒ボスは、慣れたプレイヤーさんには比較的簡単に倒されている状況ですね。が、今回の覚醒ボスに関してはそれを上回る強さになっています。潜在能力覚醒(レベルキャップを外す)のための拓もドロップすることはドロップするのですが、女王蜘蛛の拓はすでに実装されているレベル68の潜在能力覚醒用のアイテムですので、拓を求めて挑戦する人は少ないかもしれません。

 ボスのいるダンジョンには取り巻きの妖魔もたくさん棲息しています。ザコとはいえレベルも72あたりで非常に強いものばかりです。女王蜘蛛と戦うにはまず女王蜘蛛の息子であるバトンを倒さねばなりません。バトンを倒すとボスが現れたというアナウンスが流れ、ボス部屋の手前まで進めるようになります。ここで中ボスである闇夜キョンシーを倒すことでボスの部屋に入れます。

 今回は蜘蛛の妖魔ということで手下にも蜘蛛系が多くなります。非常にレベルも高いうえに、足止めによる妨害を行ってくるので、ボスまで辿り付くのに苦戦するかもしれません。今までのボスからみても、ハードルの高いものになっています。

――今回はまず女王蜘蛛ということですが、次の覚醒ボスクエストでは火眼スオーニも実装されるという話ですが。

★宮島氏
 はい。10月の実装を目指して作業中です。スオーニからはレベル69の潜在能力覚醒に必要な火眼スオーニの拓が手に入りますので、注目度が高いですね。

 スオーニと同じ時期に「装備レベル変更システム」が実装される予定です。これは装備に必要なレベル条件を下げることのできるシステムになります。一定確率で成功/失敗が判定されて、最大で5レベルまで下げることができるようになります。ただ、失敗すると逆に装備レベルが上がってしまいます。うまくいけばワンランク上の武具が装備できるようになるので、レベル相応の装備よりも攻撃力や防御力が高くなります。特に、『飛天オンライン』には職業毎にレベルが存在するので、別の職業やサブキャラクタなどを育てる際に役立つと思います

 また、現状、錬金で作ることのできる高レベル防具が62~70となっていて、実際はレベルキャップのおかげで70の防具は装備することができません。「装備レベル変更システム」を使って装備レベルを引き下げることで、これらのレベル70防具も装備できるようになります。

▲女王蜘蛛の部屋への最初の難関となるバトン。高台の狭い場所で戦うことになるので激戦は必至と言える
▲ダンジョン内には高レベルの妖魔がひしめいている。奥に見えるのがバトンのいる高台。いったん後ろから回りこんで昇っていくことになる

「毎日イベントシステム」等、次なるアップデート計画とは!?

★宮島氏
 今回、9月の3つのアップデート「妖魔塔の謎」を皮切りに、さきほどもお話しした覚醒ボスクエスト・火眼スオーニ、装備レベル変更システム、それ以後も多くのアップデートが控えています。最後に、これらの概要だけお話しさせていただきます。

 まずは「毎日イベントシステム」というものが11月を目処に実装予定です。このシステムが実装されると、ミニゲームや各種のイベントを、運営側で任意の時間に発生させることができるようになります。毎日イベント~と題されていますが、もちろん毎日同じ時間にイベントを繰り返し発生させることもできますし、1日の間に何回、15分に1回などというように、かなり自由に設定が可能です。もちろん夜限定のイベントだったり、週末限定のイベントも可能です。

 画面上にも新しいインターフェイスが追加され、スケジュール表みたいなものが表示されるようになります。イベントごとに特定の場所のNPCに話し掛けることでイベントに参加できますので、予定表を見て時間までに移動しておくという流れになります。レベルに関係なく楽しめるものが多くなっています。例を挙げると、○×クイズであったり、リズムゲーム風のものなどですね。

 『飛天オンライン』では、レベルを上げたりボスを倒したりといったRPG的な楽しみ方はもちろんですが、アバターの着せ替えを楽しんだり、ペットを連れ歩いたり、単にチャットを楽しむといったプレイヤーさんも多く存在しています。開発側もそれを理解して、こういったシステムを追加していますので、万人向けのアップデートと言えると思います。

――毎日イベントをクリアすることで、何か報酬などがもらえたりするのでしょうか。

★宮島氏
 はい。イベントをクリアすることでポイントのようなものがもらえるようになっています。これを貯めるとランクがアップし、さらに別のイベントに参加できるようになったり、称号などの“景品”と交換が可能になるといった仕組みになっています。これらも運営側でフレキシブルに変更が可能になっていますので、プレイヤーさんが喜ぶようなものを入れていければと思っています。

――なるほど。もうひとつ、イベントによっては参加するプレイヤーさんが集まりすぎたり、逆に少なすぎたりということがあるかもしれませんが、そのあたりはどうお考えでしょう。

★宮島氏
 人気のイベント、人気のないイベントというのは出てくるとは思います。そのあたりに関しても様々な設定が自由に変更できるようになっていますので、随時対応していけると考えています。人気のイベントを人の少ない時間帯に開催してログインを促してみたりといった試みも行ってみたいですね。もちろん人気度合は報酬によっても変わってくると思いますので、人気のないものに関してはいい報酬を用意するなどして楽しんでもらえるようにしていきたいと考えています。

 また、人数が集まりすぎて混雑するのでは? といったことに関しては、開発元である台湾のほうが接続人数的には多い状況にありますので、そのあたりはクリアされた状態で実装されると考えています。

――毎日イベントシステムで実装されるイベントの種類というのはどのくらいあるのでしょうか。

★宮島氏
 小さなクエスト的なものもありますが、現在こちらで把握しているものでは20種類くらいありますね。過去にあった季節限定のシステムイベントから持ってきているものもありますので、プレイヤーさん的には見たことのあるものもあると思いますが、バリエーション的には様々なものになっています。

――運営側で行うアナログ的なイベントを組み込むこともできるのでしょうか。

★宮島氏
 はい、可能です。システムによるイベントを盛り上げるようなイベントを行うことも可能ですので、そういったものも検討していきたいと考えています。

 「毎日イベントシステム」のような万人向けイベントを実装する一方で、もちろん高レベルプレイヤーさん向けのアップデートも継続して行っていかねばならないと考えています。『飛天オンライン』は非常に継続率の高いコンテンツでして、オープンβからプレイしているという人もたくさんいらっしゃいます。そうしたプレイヤーさん向けにはどうしても高レベル向けアップデートも必要になるんですね。そうしたアップデートが「長陽城ボス襲撃システム(仮)」です。

 システムという言い方が当てはまるかどうかわからないのでまだ仮称なんですが、長陽城にワープポイントができ、そこに入ると、見た目は長陽城とまったく同じ“裏世界”のような場所に入れるようになります。そこへボスが出現して戦いを繰り広げることになる予定です。これも一応11月を予定しています。

――ボス襲撃に関してはレイド的なものと考えていいのでしょうか。

★宮島氏
 おそらくそうなりますが、もう少し規模の大きなものと考えてもらってもいいと思います。レイドだとパーティを機能的に分けて作戦を立てたりしますが、そういったものよりはもうちょっとわいわいと戦える味付けになるのかな、と考えています。マップが長陽城ということもありますし、低レベルの方でも参加できる雰囲気を作れたらな、と。ちょっとまだ検証を行えていない部分なので、実際と異なる可能性もあるのですが……。

――キーとなるのは報酬だったりすると思うんです。超レアアイテムが入手できるとなると本気モードで挑む人が多くなるでしょうし。

★宮島氏
 そうですね。ドロップアイテムなどは運営側で設定できる予定なので、できるだけ幅広いプレイヤーさんに楽しんでいただけるように調整していきたいですね。

 続いて年内に間に合えば、という感じのスケジュールになりますが、「流派システムのアップデート」を予定しています。流派は他のゲームで言うところのギルドなんですが、いろいろなクエストをクリアすることで、流派の名声が高くなります。名声を上げると流派の等級が上がり、流派員の上限人数が増加したり倉庫が使えるようになるわけですが、ある程度上げていくと、流派員の上限人数がどんどん増えるだけという状態になっているんですね。

 長く続けているプレイヤーさんからはもうちょっと流派の機能を増やして欲しいという要望がありました。その声に応えるようなアップデートになります。等級を上げたぶんだけ流派部屋に装飾を増やせたりといったプラス要素が加わっていきます。流派の等級を上げた場合の見返りを増加させるという感じですね。

 また、そのアップデートと同時になるかどうかわからないのですが、各街の競技場において流派同士の対決ができるようなシステムが加わります。相手流派に対して挑戦状を叩き付け、それが受けられたら流派同士の試合がマッチングされるという流れになると思います。

 その他、年内目標のタイミングでクエストなども追加していく予定になっています。さらに新たなマップも実装予定になります。広霊鎮の西の建木の林にある建木寺院に入れるようになります。すでにマップ表示やワープポイントが出ているのでご存知の方も多いと思いますが、現時点ではまだ入ることはできません。名前は寺院というのですが、実際は大きな木の内部が空洞化している感じの作りになっています。内部には新たなデザインの妖魔(レベル30~50程度)が登場しますので楽しみにしていただければと思います。

 建木寺院と同様になりますが、雲夢平原にある四神の塔にも入れるようになります。こちらはすでに台湾のほうでは実装されており、様々なレベル帯向けの新たなダンジョンと考えていただいていいと思います。これは年内から来年初頭にかけてのアップデートになる予定です。。

――これらのアップデートというのは台湾のほうで実装したものを順次ローカライズしていくと考えていいのでしょうか。

★宮島氏
 そうですね。台湾は日本よりもサービス期間が長いということもあって、コアなプレイヤーさんが多いんですね。お国柄の違いというか、がっつり攻略していくという方も多くて、実装されるコンテンツも日本に比べるとハードルが高いものが多くなっているんです。実際、日本のユーザーさんが見た際にハードルの高さに萎えてしまう場合もあると思うんです。そういった部分に関してはバランスを考えつつローカライズしています。

 そのぶん時間がかかってしまっていて、お待たせしてしまっているのも事実ですが、なるべく日本のプレイヤーさんにも楽しんでいただけるものを提供したいと思っています。昔は難しかったのですが、最近では開発側も融通が効くというか、日本運営の要望を受け入れてくれていまして、こちらで設定の変更がしやすいような作りにしてくれている部分があるんですね。すごく良心的な開発さんで、恵まれているなと感じているところです。

 『飛天オンライン』は非常にライトなイメージがあるのですが、昔は内容的に結構厳しめのバランス設定になっていて、お金は手に入らない、アイテムは入手しにくい、レベル上げは大変……という感じだったんですね(笑)。昔遊んでいただいた方はいいイメージがないかもしれないんですが、この3年半でずいぶん変わりました。最近リリースされている新作MMOに見られるような利便性の高いシステムを取り入れて、遊びやすくするという計画もすでに実装されつつあります。今の『飛天オンライン』を遊んでいただければ、ずいぶん変わったと感じてもらえると思います。逆に、そういった点を強く打ち出す機会を作れなかったのも運営側の力不足だったと考えています。これからは『飛天オンライン』のさらなる魅力をアピールできるように頑張っていくつもりですので、ぜひよろしくお願いします。

――本日はありがとうございました。




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