2009年9月某日、東京・代官山にある5pb.の社屋において、10月15日(木)発売予定のXbox 360向けソフト『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』でヒロイン「牧瀬 紅莉栖」の音声を担当する、声優・今井麻美さんへのインタビューを実施した。
『STEINS;GATE』は、2008年4月にリリースされたPC向けソフト『CHAOS;HEAD』と同じ世界の秋葉原が舞台のアドベンチャーゲーム。プレイヤー扮する主人公・岡部倫太郎は、時を隔てて複雑に絡み合った因果関係を紐解くことが使命となる。
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| ヒロイン「牧瀬 紅莉栖」の音声を担当する、声優・今井麻美さん |
今回、今井さんに自身が演じるキャラクタの印象や、ヒロイン役を担当することに決まった時の感想などをお聞きした。さらに、本作のプロデューサー・松原達也さんによるゲーム紹介なども、インタビューとあわせてお届けしよう。
――まずは松原さん、『STEINS;GATE』とはどういった作品なのか教えてください。
★松原達也さん(以下、松原さん)
『STEINS;GATE』は、ゲームメーカー「ニトロプラス」さんとの、コラボレーション企画の第2弾になります。第1作目である『CHAOS;HEAD』と同じ世界観でストーリーが語られる作品として、制作しました。
『CHAOS;HEAD』の時は舞台が渋谷でしたが、今回の舞台は秋葉原になっています。主人公がオタクにもかかわらず、『CHAOS;HEAD』の舞台は渋谷だったので、今回『STEINS;GATE』は、オタクにとって縁にある舞台を使ってゲームを作ろうという考えからスタートした企画ですね。
――ストーリーはどのような感じなのでしょうか?
★松原さん
まず、主人公である岡部倫太郎が“未来ガジェット研究所”という発明サークルに所属していて、そこでオモシロ可笑しいけど、くだらない発明をしているんです。そんなある日、偶然にも“過去にメールを「数文字だけ」送れるタイムマシーン“を発明してしまう、というところから物語が始まります。
――“過去にメールを送れるタイムマシーン”とありましたが、具体的にどのような形で物語に関わってくるのですか?
★松原さん
“過去にメールを送れる”ということで『STEINS;GATE』では、携帯電話がとても重要なアイテムとなっています。本作は、選択肢を選んで進んでいくノベルゲームと違って、ゲーム中に選択肢が一切出てこないんですよ。そのような中、どこでストーリーが分岐していくかと言うと、携帯電話でメールを送ったり、誰かから送られてきたメールを見る・見ないといった、主人公の行動で物語が変化していくんですね。
――『STEINS;GATE』でキャラクタの音声を担当する声優が、今井麻美さんや、宮野真守さん、桃井はるこさんといった非常に豪華な面々となっていますが、その辺りについてお聞かせください。
★松原さん
『CHAOS;HEAD』の時もそうだったんですけど、今回も豪華なキャスティングを目指していたんです。『CHAOS;HEAD』の主人公・西條拓巳の音声を担当した吉野裕行さんの喋り方の評判がとても良かったので、主人公役の宮野真守さんに関しては、それに負けない演義を、ということでお願いしました。
ヒロイン役である今井麻美さんについては、『THE IDOLM@STER』などでの活躍を知っていましたし、透明感のある声が紅莉栖のイメージにぴったりでしたので、声をかけさせていただきました。
――登場するキャラクタたちの見た目が、担当する声優の方に似ているように感じますが?
★松原さん
キャラクタのイメージを大事にしているので、声優の花澤香菜さんについては、彼女のふわっとした感じが椎名まゆりというキャラクタにぴったりだったので起用しました。なので、基本的にキャラクタのイメージを重視して、声優さんを選んでいきましたね。
――では、今井さんにお聞きしますが、ヒロイン役の話を聞いた時の感想はいかがでしたか?
★今井麻美さん(以下、今井さん)
雑誌で『STEINS;GATE』の絵と簡単な紹介は先に見ていたんですよね。キャラクタのイラストを見ていて、今までのゲームとは違った独自の世界が描かれていたので、とても魅力的に感じました。なので、ヒロイン役のお話をいただいた時は、本当にビックリしましたね。「えー! 私が茶色い髪のあの子!?」みたいな感じで(笑)。
あと、私の演じる紅莉栖ちゃんの足の長さには驚きました。その足の長さに注目しすぎちゃいましたよ(笑)。紅莉栖は、感情表現が上手くできなくて、素直になれない子なんですよね。でも、自分の信念はしっかり持っていたので、私にとってすごく演じやすいキャラクタでした。
――今回の舞台は秋葉原ですが、今井さんはよく秋葉原に行かれますか?
★今井さん
イベントではよく行きますけど、私用で行くことはほとんどありませんね。でも通っていた大学がすぐ近くにあったので、学生の頃は同級生とカメラの機材を買いに行ったりしましたよ。
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| 限定版の特典「未来ガジェット3号機「もしかしてオラオラですかーッ!?」(ウソ発見器)」に挑戦する今井さん |
――今井さんは、『STEINS;GATE』に対するイメージをどのように感じていますか?
★今井さん
とにかく漢字の多い台本だったな、と(笑)。なんといっても私の演じる紅莉栖ちゃんは、有名な雑誌で論文が評価されるような女の子なんです。彼女はまだ若いんですけど、難しい理論などを自分と同世代の子に話したりするんですよね。その際、言うセリフの意味が私には全く分からないです(笑)。
あと、始めは難しいこともありつつ、キャラクタ同士の会話が繰り広げられるんですけど、ある事件をきっかけに物語がものすごいスピードで進んでいくんですよ。なので、小説を読んでいるような感覚で一気に読み進めちゃいましたね。それぐらい、面白いストーリーですので、興味のある方には何か引き込まれるものが感じられると思います。
――難しい漢字がたくさん出てきて大変だったということですが、実際に紅莉栖を演じてみていかがでしたか?
★今井さん
私の中の勝手なイメージなんですけど、科学者の人はすごく早口な印象があるんです。紅莉栖ちゃんも若いけれど、科学者のように人より先のことを考えていると思うんですよ。だとすると、彼女はゆっくり喋る子ではないと思ったんです。
あと、紅莉栖ちゃんは、自分の世界に閉じこもっているキャラクタなんですけど、感情表現とかはちゃんとできる子だったので、起伏の激しさを表現するために最初は攻撃的な感じに演じました。後半は、仲間ができて紅莉栖ちゃんの違う表情が見られるんですけど、そんな彼女の本来もっていた感情を表現できたらいいなと思いながら演じました。
――『STEINS;GATE』には、紅莉栖を含めて女性キャラクタが5人いますが、その中で一番好きなキャラクタは誰ですか?
★今井さん
桐生萌郁さんがミステリアスで素敵ですね。シナリオを読んでいて面白いキャラクタだと感じました。萌郁さんはあまり喋らないキャラクタなので、余計にミステリアスな部分が際立って良かったです。
あと、椎名まゆりちゃんの口癖である「トゥットゥルー」がとにかく可愛いですね。紅莉栖ちゃんにはこんな可愛らしいセリフはないですから(笑)。
――最後に、『STEINS;GATE』の発売を心待ちにしているファンのみなさんへ、メッセージをお願いします。
★松原さん
開発も佳境に差し掛かっていますが、まだまだユーザーさんが楽しめるように作りこんでいる気合の入った作品になっています。みなさんぜひ応援してください!
★今井さん
『STEINS;GATE』は、いとうかなこさんの歌う作品とリンクしたOPテーマをはじめとする音楽が気になる方や、豪華なキャストが気になる方にも向けて、とても間口の広い作品に仕上がっていると思います。少しでも気になった方は、ぜひ手にとってもらえるとうれしいです。
――ありがとうございました。
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| プロデューサーの松原さんと、今井さん。限定版の特典をもって、『STEINS;GATE』のPR |
◆『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』
ハード:Xbox 360
ジャンル:想定科学ADV
メーカー:5pb.
発売日:2009年10月15日(木)予定
価格:
<通常版>7,140円(税込)
<数量限定版>9,240円(税込)
プレイ人数:1人
CERO審査:審査予定
備考:【数量限定版特典】
・未来ガジェット3号機「もしかしてオラオラですかーッ!?」(ウソ発見器)
・設定資料集「VISUAL COLLECTION」