インタビュー
 
中級者へさらなる楽しみを『イースオンライン』運営者にインタビュー

2009.07.21

 
 2009年7月10日(金)、CJインターネットジャパンが運営するMMORPG『Ys Online ~The Call of Solum~(イースオンライン)』に関して、同作の運営プロデューサー・秋山隆利氏にインタビューを実施した。

 同作では7月30日(木)に実施される大規模アップデートで、新システム「守護バトルシステム」が導入される。「守護バトルシステム」は、専用マップで展開されるギルド間バトルで、既存のオンラインRPGでいうところの「レイドボス戦」と、攻城戦などの「ギルドvsギルド」が同時に楽しめるものになる。

新実装の「守護バトルシステム」を中心に話をしてくれた、『イースオンライン』運営プロデューサー・秋山隆利氏

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

 今回は、同日に同社内で開催された、ユーザーが参加する「守護バトルシステム先行体験会」の合間に、同システムに関するお話を秋山氏に伺うことができたので、お届けしていこう。

中級者がもっと楽しみを見つけられるシステム

――7月30日(木)に「守護バトルシステム」が実装されますが、このシステムは、ユーザーからの意見を反映して導入に至ったのでしょうか?

★秋山隆利氏 (以下、秋山氏)
 いえ、「守護バトルシステム」は韓国の『イースオンライン』でも導入されているもので、今回のバージョンで、日本でも同じように導入する必要が出てきたということで、入れることになりました。また、ユーザーのレベル帯を見て、一番適切な状況だったことも導入に至った理由です。

――「守護バトルシステム」の導入に、何を一番期待されていますか?

★秋山氏
 システム自体は、コアなユーザーさんに対してすごく訴求力のあるコンテンツだと思っています。レベル40ぐらいからのユーザーさんが、おそらく遊ぶであろうというものです。レベル40にもなると、レベル上げが中心になってしまい、飽きが出てきてしまうだろうと考えていまして……。

――そこで、「守護バトルシステム」の導入によりレベル上げ中心のプレイスタイルに変化を与える、ということでしょうか?

★秋山氏
 そうですね。「清涼剤」のような感じで、みなさんに楽しんでもらえたら幸いです。また、報酬にも上位ランクのアイテムが用意されているので、そういった点にも魅力があると考えています。

激しい戦いが繰り広げられる、「聖地」の様子

――このシステムで、一番ユーザーに注目して欲しいポイントはどこですか?

★秋山氏
 「ガーディアン」というレイドモンスターに注目して欲しいですね。ガーディアンから「聖地」を奪い取ると、その直後から自分たちが「守護者」として、ガーディアンを味方につけて聖地を守っていくという部分がおもしろいと考えています。モンスターというゲームシステムと一緒になって戦闘ができるという点は、新しいアプローチだと思いますよ。

――ではこのシステムに関して、既存の「GvG(ギルド攻防戦)」とは違った、面白い点とはどういう部分にあると考えていますか?

★秋山氏
 既存のGvGですと、特定のモンスターやプレイヤーを倒せば終了、という場合が多いんです。このシステムの場合、モンスターは全体攻撃が可能で、この全体攻撃をいかに避けながら戦うかについて考えるという戦略性も、一つのおもしろさとなっています。
 ちなみに、ガーディアンはエリアによって種類が異なるものが用意されます。1体ごとの特性や、使用するスキルも違うので、攻略のしやすさ、しにくさなどがマップによって異なります。

――「守護バトルシステム」に関して、攻撃側、および守護側へのアドバイスは何かありますか?

★秋山氏
 攻撃側は、聖地を独占した後、奪還するには「封印魔法」を使用する必要があるんですが、その魔法を使用中は無防備になってしまうんです。なので、「封印魔法」を使用するギルドマスターは、守備力が高い人のほうが良いですね。
 逆に守護側に回ると、ガーディアンに対してバフ(強化魔法)をかける必要があるので、当然バッファー(バフを使用するプレイヤー)が必要になるということですね。いずれにしても、モンスターの特徴、あるいは周りの状況にあわせたパーティ配置をする必要がありますね。

範囲魔法攻撃など、強力な技を持つ「ガーディアン」。倒して「聖地」を奪還すると、今度は味方として再登場する

――今回実施された体験会ですが、手応えというか、感触はいかがでした?

★秋山氏
 私は直接会場の様子を見れなかったんですよ、すごく見たかったんですけどね(笑)。ただ、ユーザーさんは思ったよりも多く入ってもらえたという印象はあります。自分がどのように成長して、どのように戦っていくかをすごく楽しまれていたので、そういう意味では、お客さんに何か変化を与えられたのかなって思います。

――体験会の内容を受けて、「守護バトルシステム」のバランス調整なども検討されますか。

★秋山氏
 状況を見て判断していきたいと思います。たとえばPK(プレイヤー・キル)されてしまうと、1%の経験値が減少してしまうというペナルティがあるので、そういう部分を廃止する必要があるかどうかなど、考える必要があります。あとは全体攻撃の威力が大きすぎる可能性があるので、そのバランス調整も重要と考えています。
 また、エリアを増やすということも、1つの方法だと思います。そもそもこのシステムは、1つの聖地のみを占領するわけではなく、複数の箇所の占領ができるというものなので、より楽しみ方の幅を広げるという意味ではエリア拡大だと思いますが。

――では最後に、ユーザーへメッセージをお願いします。

★秋山氏
 この「守護バトルシステム」自体は、『イースオンライン』の中でもかなりメインのコンテンツです。また、モンスターを味方に付けて一緒に戦えるという点は、非常に面白いアプローチだと思います。一度体験して、面白さをわかっていただければ幸いです。

――ありがとうございました。

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