イベントレポート
 
大規模要塞戦など実装『タワー オブ アイオン』ローンチパーティをレポ

2009.07.13

関連URL:『The Tower of AION』公式サイト
 
 エヌ・シー・ジャパンは2009年7月11日(土)、東京・恵比寿ガーデンホールにおいて、PC向けMMORPG『タワー オブ アイオン』(以下『アイオン』)の正式サービス開始を記念したユーザーカンファレンスを実施した。


※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

 『アイオン』は、天族、魔族、龍族の3つの勢力が争いを繰り広げる世界を舞台にした、新作MMORPG。ハイクオリティなグラフィックで、クローズドβテストの時点から大きな注目を集めていた作品。7月7日(火)からオープンβテストが開催中で、7月17日(金)からはいよいよ正式サービスが開始される。
 カンファレンスには、オープンβテストのプレイヤーを中心に500人ものユーザーが来場。正式サービス開始に合わせてリリースされる数々の新要素の紹介や、クローズドβ時に得られたワールド状況やプレイヤーから寄せられた意見の発表などが行なわれた。


正式スタートを控え、運営体制を一層強化
 天族・魔族のコスプレ(?)をしたエヌ・シー・ジャパンのスタッフである青木淳さん、田邊裕貴さんの司会で始まったカンファレンス。最初は、正式サービス開始に際するエヌ・シー・ジャパンの運営方針の説明を、日本版プロデューサーの西本直樹氏が行なった。
 「7月10日(金)から開始したサービスの予約決済では、長期決済を申し込まれるユーザーさんも非常に多く、オープンβの時点から楽しんでいただけているようでうれしい」と語った西本氏。続けてエヌ・シー・ジャパンが行なうコミュニテサイト・Playncで受けられるサービスについて説明した。
 Playncラウンジは、予約決済などでもらえるポイント/パールに応じてランクが設定され、それに応じて特典や専用商品の購入が行なえるシステム。『アイオン』では冒険中に使えるポーションや、特殊カラーでの装備染色、そこでしか買えない装備などのアイテムの販売を予定している。サービスは14日からスタート予定で、さらに今後連動する形式で付加サービスも検討されているとのこと。チケットを購入し、キャラ名、レギオン名、外見・性別の変更などを行なえるようにしたいと考えているという。


 続いては公式サイト上で提供される各種機能について。クエスト攻略情報から個々のアイテム性能までが掲載された百科事典の「パワーウィキ」、ゲームに入る前にパーティを募集できる日本版独自のパーティ予約システム「ファンプランナー」、ユーザーがゲームの疑問や質問を記入し、それにほかのユーザーが答える「知識エンチャント」など、充実したサービスを公式サイト上で提供する。これらはすでに公式サイト上で実装されており、プレイ済みのユーザーの間ではおなじみのものだ。
 知識エンチャントでは質問者からベストアンサーに選ばれた回答者に対して独自のポイントが与えられ、これを使うサービスなども予定しているという。


 会場の注目度が特に高かったのが、利用約款違反者への対応についての発表だ。このコーナーでは、リアルマネートレードや、外部プログラムを利用したいわゆるBOTへの取り締まりを徹底することが西本氏から改めて明言された。実際に、日本版ではオープンβテストの開始からわずか3日で2万の利用約款違反アカウントを停止しており、その姿勢はかなり強硬なものと言える。
 当然ながら、正式サービス運営開始後も対応はより厳しく続けられる予定で、アカウント登録段階で海外IPなど疑わしいものをブロック、違反者のIPの追跡調査、運営スタッフによる監視、ユーザーからの通報、と何重もの方法で監視が行なわれる。ちなみにユーザーからの通報では、プレイ中に見つけた違反者に対して、ユーザー自身が通報機能を使って対象者にペナルティを課せられるユニークなシステムを導入する。
 通報され、違反ポイントが溜まったユーザーには4段階の罰則が科せられ、最初は警告のみだが、その後からは獲得経験値やアイテムドロップ率の減少、NPCとの会話や取引が不可能になるなど、ゲームプレイに大きな支障が出るようになる。もちろん、虚偽の通報を防止する仕組みも完備されているので、そこは安心してほしいとのことだった。


 また、ゲーム内に出現するゲームマスター(GM)について変更が行なわれることも発表に。こちらは従来のゲームマスター(GM)から、ファンサポーター(FS)へと名称を変更。従来のような違反者の監視やトラブルシューティングなどの業務的な役割だけでなく、ユーザーと気軽にふれあい、イベントなどを通じて、ともに『アイオン』を楽しむ存在になっていくことを目指すという。さらに公式サイト内で動画を使ってゲーム解説などを行っている人気コーナー、「I-ON AIR」などとの連動もできれば……といった展望も語られていた。


クローズドβテストから、プレイヤー傾向を解析?
 ゲーム大会を挟んで突入したカンファレンス後半では西本氏が再び登場し、クローズドβテスト時のデータを使った「アトレイアCBTレポート」が行なわれた。
 まずはキャラクタークラスの割合。『アイオン』では近接攻撃タイプのソード/シールドウィング、特殊攻撃タイプのボウ/シャドウウィング、魔法攻撃タイプのスピリット/スペルウィング、魔法支援タイプのキュア/チャントウィングの全8種のクラスが存在する。どのクラスに人気があるのかは、ユーザーも興味深いところだろう。
 結果からいうと、クローズドβテストでは魔法攻撃タイプのスペルウィングが1番人気。同じ魔法攻撃タイプながら、精霊を連れ歩くスピリットウィングを選択したユーザーはもっとも少なく、面白い結果となっていた。男女キャラの比率は女性キャラのグラフィックが魅力的なせいか、天族、魔族ともに女性キャラが多いという結果だった。ほかにも、いわゆるギルドに当たるレギオンの創設数、ユーザーのレベル帯分布、所持金が最も多いプレイヤーなどが公開され、来場者にとっても興味深いデータが提出されていたようだ。


 さらにこのコーナーでは、ユーザーアンケートの結果も公開。アップグレードしたいPC環境、ユーザーのウェブ上での活動などに続き、今後実施してほしいイベントや、その報酬に何を望んでいる人が多いのかもグラフで紹介された。イベントに関しては、種族間を越えた協力イベントを望む声が多く、このあたりは非常に日本的な傾向だと思われた。
 しかしその反面で、ゲーム中で楽しかった部分を聞いたアンケートではPvP要素を良かった点として挙げているユーザーが多く、ワールドワイドで親しまれる『アイオン』のゲームシステムへの評価として、西本氏ら運営スタッフも好感触を得ていたようだ。
 なお、オープンβ以降、どちらの勢力でプレイするかというアンケートに対しては、半数以上が天族と答え、魔族を圧倒。これについては会場のユーザーにその理由が問われ、天族のほうが肌の色などの容姿や世界観を受け入れられやすい、友人が天族でプレイするから、という答えが多かった。一方で魔族を熱烈に支持するユーザーからは、装備がセクシーで、世界観も幻想的、バトルの音楽も熱い! など、いろいろな反論(?)が寄せられていた。正式サービス開始で、この傾向がどうなるかも見どころだろう。


正式サービス開始後には、大規模要塞戦などの実装も
 西本氏からの最後のステージ発表となったのが、「アトレイア未来予想図」。こちらはムービーを交えて、これから順次実施されていく大規模アップデートでの新要素の紹介などが行われた。
 まずはPvPエリアであるアビスでの大規模要塞戦。アビス内に設置された要塞を、天魔の勢力同士で取りあう大規模戦闘で、空中と地上のふたつのシーンでの攻防、アーティファクトと呼ばれる強力な施設の奪還と使用など、熱い戦いを期待させる数多くのシステムが盛り込まれる。
 加えて、今まで表舞台に出ることが少なかった竜族についても、巨大な戦艦ドレドギオンの出現を予告。圧倒的な力を持つ、天魔共通の敵対者として本格的に動き始めることが予想された。
 要塞戦以外では、パーティ単位で挑戦するインスタンスダンジョン「炎の神殿」の導入が明らかに。レベル30以上のキャラクターに推奨されるこのダンジョンでは、クロメデと呼ばれるボスが登場する。彼女を倒すことにより、かなりのレア装備であるクロメデ装備を入手可能であることも明かされた。
 ほかにも、アビスで得たポイントで得られるレア装備や、浴衣などのユニークな装備の登場も予告され、ユーザーからの注目を集めたようだ。


アトラクションも大盛り上がり! 正式サービスを楽しみに待とう
 発表のほかにも、会場では来場者が参加できるアトラクションとして、天魔それぞれから選ばれた48名のユーザーが敵対種族の世界に侵入する2度のPvPイベントや、クイズ大会なども実施されていた。
 これらのアトラクションで手に入るコインで、ゲーム内アイテムが当たるガチャマシーンが設置されていたおかげで、出場者だけでなく、見ている側も大盛り上がり。休憩時間やカンファレンス終了後には、ガチャマシーンに長い行列が並び、レアアイテムをゲットして喜んでいる人も多かったようだ。
 4時間にわたる長時間のイベントではあったが、来場者の満足度は非常に高かったように感じられた。今後の『アイオン』の展開に期待していきたい。


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