2009年5月28日(木)、東京・浅草にある「浅草花やしき」において、バンダイナムコゲームスとNHN Japanが共同制作を行う新作オンラインゲーム『突撃!合戦スタジアム』の制作発表会が実施された。
両社は過去に、共同制作した『プロ野球ファミスタオンライン』を2006年よりサービスインしており、今回新たに発表された『突撃!合戦スタジアム』は、両社が共同制作を行う第2作品目となる。
今回は、会場で発表された同作の詳しいゲーム内容や、サービス日程、今後の経営戦略などについてお届けしていこう。
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| バンダイナムコゲームス、NHN Japanが再びタッグを組む |
会場では初め、NHN Japanの代表取締役社長・森川亮氏、およびバンダイナムコゲームスの代表取締役社長・鵜之澤伸氏が登壇し、今回発表となる『突撃!合戦スタジアム』に関してコメントした。
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| ▲NHN Japan 代表取締役社長・森川亮氏 |
▲バンダイナムコゲームス 代表取締役社長・鵜之澤伸氏 |
森川氏は、「近年オンラインゲーム業界の競争が激化する中、提供されている作品ジャンルが偏っているように思える。これからの業界のためには、今までに無い多様性のあるコンテンツの提供が不可欠だと思うので、本作には期待を寄せています。これから、多くの人に愛される作品にしていきたいです」と話した。
一方の鵜之澤氏は、「『プロ野球ファミスタオンライン』の共同制作の際には、NHN Japanからオンラインゲームに関するノウハウを学ばせてもらった。今回はゼロから作る完全な新作なので、期待と共に、多くのユーザーに支持されることを希望しています。今後もNHN Japanとの共同制作タイトルを増やしていきたいと思います」と語っている。
続いて、NHN Japamのオンラインエンターテイメント事業部長・鎌田誠氏が登壇し、同作の事業展開に関する説明を行った。
蒲田氏は、「本作は現在人気の“戦国”というジャンルをモチーフに制作するオリジナル作品。知名度に依存せず、新規の作品を作り出すことで、国内のオンラインゲーム供給市場を活性化するという目的もある」とコメント。さらに、「初年度の新規登録者数は50万ID、月ごとの平均新規登録者数は10万IDを目指したい」と語った。
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| ▲NHN Japamのオンラインエンターテイメント事業部長・鎌田誠氏は、今後のオンライン市場の活性化を期待すると共に、新規登録者数の具体的な目標数を明示した |
さらに具体的なゲーム内容の説明のため、バンダイナムコゲームスのPCオンライン事業課 プロデューサー・塩澤敦氏と、NHN Japan オンラインエンターテイメント事業部 プロデューサー・大庭崇史氏が登壇。両者とも、「戦国」をテーマにした作品の制作発表会に相応しく、戦国武将の甲冑に身を包んで登場した。
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| ▲バンダイナムコゲームスのPCオンライン事業課 プロデューサー・塩澤敦氏 |
▲NHN Japan オンラインエンターテイメント事業部 プロデューサー・大庭崇史氏 |
まずは塩澤氏が、同作に関する具体的なゲーム説明を行った。本作は自分が指揮をする武将を「武将カード」という形で集め、好きな部隊(デッキ)を編成していく。
編成した部隊は実際に戦場にだし、相手の部隊とリアルタイムな“合戦”を繰り広げていくことになる。敵の本陣を攻め落とすか、あるいは一定回数敵の武将を撃破することで勝利となる。戦場での武将同士の戦いや、騎馬隊や足軽の移動が進行して行く様は、リアルタイムストラテジーのようでもある。なお、合戦に出した武将はレベルアップし、パラメータが強力になっていく。
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| ▲クリックのみで武将を動かし、敵の陣営との合戦を楽しめる |
塩澤氏は「本作はシンプルなルールでも楽しめ、要求スペックも低くなるように開発を進めました。合戦が終わった後も、他のユーザーと話し合える“コミュニティスペース”を用意し、歴史談義に華を咲かせるといった楽しみ方もできます」と述べた。
加えてコミュニティ的な要素に関しては、「家紋や旗印といったものをデザインし、仲のいいユーザー同士で同じ旗印を使用するといったコミュニケーションも可能です」と話している。
さらに、かわいらしいキャラクタデザインに関しては、「非常にシンプルにデフォルメされていて親しみやすいという事を目指しました。また、武将の顔を自分好みに書き換えられるというシステムも現在検討しています」とコメントした。
続いて会場では、塩澤氏および大庭氏による、同作のデモプレイが行われた。
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| ▲戦場を武将達が駆け抜け、敵陣営へと突っ込んでいく様は、かわいらしいキャラクタながら結構迫力がある |
戦場では操作する武将を下のパネルで切り替えつつ、移動させたい場所をクリックで指示しながら、全ての武将を指揮していく。各武将の周囲には部下となる兵士がおり、移動の速い「騎馬隊」や、本陣である城を破壊しやすい「工人」など、部下によって色々なタイプに変化する。
大庭氏は「このタイプを理解しつつ、どの部隊で敵を迎撃し、どの部隊で城攻めをするかを考えるのがかなり戦略性がある」と話している。
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| ▲敵の部隊を発見し、戦闘へ。タイプによって有利不利もあるので、部隊の動かし方はよく考える必要がある |
ステージ上にあるつづらを拾うと、相手の動きを一定時間止めるトラップを設置できたり、自分のスピードをあげたりといったアイテムを入手可能。このアイテムを駆使すれば、さらに戦術の幅が広がることになる。
実際に会場で行われた「合戦」では、アイテムを無視して敵陣に突っ込んだり、それとも敵が城攻めを行っている間に後ろから攻撃したり、足の速い騎馬隊をおとりにしたり…。シンプルなルールながら、様々な戦略が展開されていた。
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| ▲アイテムの入った黄色いつづら。取得しに行くと時間がかかるので、必ずしも有利になるとは限らない |
▲敵が城に殺到している様子。この状態で背後を突けば、一網打尽だ! |
マウスのクリックだけで操作できるという、本当にシンプルな操作でプレイできる本作だが、実際に武将を効率よく動かしたり、物陰に隠して奇襲したりといった戦略性が非常に奥深いと感じた。
どのタイミングで本陣に攻め込み、どのエリアで迎え撃つかなどの戦略を考えるだけでも、かなり楽しめそうだ。
| クローズドβテストは6月16日!正式サービスは7月下旬に |
続いて大庭氏より、『突撃!合戦スタジアム』の運営スケジュール等に関する発表が行われた。大庭氏によると、5月28日(木)の18時より、同作のクローズドベータテスター募集が開始され、6月16日(火)からクローズドベータテストが開始される。募集枠は5,000名。その後、オープンβテストは7月中旬、正式サービスの開始は7月下旬となっている。
さらに7月には新たな兵種の追加、8月にはWebサイトとの連動コンテンツの導入が行われる。9月には公式戦が開始され、10月からはCPUが操作する敵部隊と戦う「対COM戦」も実装される。ほかにも10月には、複数のプレイヤーがグループを作り、一緒にコミュニケーションや合戦を楽しめる「ギルド要素」も導入される。
また、12月には大規模アップデートを実施され、新しいマップやルールなどが追加される
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| ▲βテスト、正式サービスの開始は目前。2010年以降もさらにアップデートが実施されていくという |
またビジネスモデルに関しては基本プレイ無料、アイテム課金型で実施すると発表。手持ちの武将を増やす「武将カード」や、武将の見た目をカスタマイズしたり、能力を強化できる「装備カード」、武将の成長を促進する「育成アイテム」などを販売する。
大庭氏は「本作のコンセプトは武将を“愛でる”ということに重点を置いている。魅力的な武将を自分なりに育てるのもいいし、好きな装備で着飾るのも良いし、好きな遊び方をしてほしい」と述べた。
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| ▲基本プレイ無料で、課金アイテムを駆使すればさらに強力な武将を指揮できる |
▲武将を“愛でる”というコンセプトのもとで、ユーザー一人一人の楽しみからを追求できる作品作りを目指すという |
なお、5月28日(木)より同作のスペシャルサイトが公開。入力した単語に武将達がコメントを寄せてくれる「戦国部長」、自分がどんな武将に近いかを診断できる「武将占い」といったFlashコンテンツを楽しめる。なお、クローズドβテストの募集についても、同サイトで実施される。そのほか会場では、同作のイラストをあしらったTシャツの販売計画なども発表された。
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| ▲Flashコンテンツ「戦国部長」「武将占い」は、同作のスペシャルサイトで楽しめる |
▲夏ごろ発売予定だというオリジナルTシャツ。デザインは全8種で、バンダナとのセットも登場する |
| “歴女”は範囲外?質疑応答でさらなる展開も明らかに |
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| ▲質疑応答の場では、現在ブームとなっている歴史ファンの女性“歴女”に関する質問も飛び出した |
会場ではその後、『突撃!合戦スタジアム』に関する質疑応答の場が設けられた。
――登場する武将は何人ですか?
★塩澤氏
初期の段階では100人ほど武将が登場します。その後、アップデートなどで順次人数を増やしていくので、“無限”と言ってもいいんじゃないでしょうか(笑)。
――オリジナルの武将は登場する予定はありますか?
★大庭氏
初期段階では実装されませんが、今後実装されていく可能性はあります。
――最近は“歴女”と呼ばれる戦国武将ファンの女性たちが増えていますが、そのあたりのファンにはどういったアプローチを考えていますか?
★大庭氏
“歴女”の人たちをターゲット層に入れるという考えもあったんですが、本作の性質は女性の好みに合わないのではないかという考えもあって、20〜30代の男性をターゲットとして考えています。
――かわいらしいキャラクタが特徴的ですが、フィギュアやおもちゃといった展開は考えていますか?
★鵜之澤氏
人気が出れば、当然考えていきたいと思います。ガチャポンの景品としてはちょうどいいかもしれませんね(笑)。
発表会の最後には、NHN Japanの執行役員・田代克行氏が登壇し、「『突撃!合戦スタジアム』は、かわいらしいキャラクタとシンプルな操作性を保有している作品なので、オンラインゲームに馴染みの無い人にも楽しめる自信作です。期待してください」という言葉で発表会を締めくくった。
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| ▲NHN Japan 執行役員・田代克行氏 |
▲今後サービス展開されていく同作に向けた希望が満ちている様子が見受けられた |