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イベントレポート
 
“ユーザー参加型”ついにRPGを生む:『蒼空のフロンティア』が始動!

2009.05.19

関連URL:フロントメディア
 
 フロントメディアおよびフロンティアワークスは2009年5月17日(日)、東京・新宿の専門学校「東放ミュージックカレッジ」において、同社の新作オンラインゲームの発表会を実施。“クリエイティブRPG”『蒼空のフロンティア』を今後展開していくことを明らかにした。正式サービスは6月開始の予定。

発表会の会場となった「東放ミュージックカレッジ」地下2階にある「クロスロードホール」

 “クリエイティブRPG”という耳慣れないことばが冠につく『蒼空のフロンティア』。その最大の特徴は、ユーザーが同社に所属するクリエイターにストーリーやイラスト、音声を依頼することでコンテンツとして購入できるという点。もちろん、それらのコンテンツはゲーム内で楽しめる要素として機能する。


 ユーザー参加型のWebサービスがもはや目新しいと言えなくなった今、ついにオンラインゲームをユーザーの力で生み出そうという動きが現れた。ここでは、発表会の模様と、本作『蒼空のフロンティア』の概要をお届けしていこう。

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

自分だけのシナリオ、イラスト、音声で楽しめる新タイプのRPG
 発表会には、本作のチーフプロデューサーを務める雑賀寛氏、チーフディレクターの栗田真樹生氏が登壇し、ゲーム内容やサービスに関する説明を行っている。
 『蒼空のフロンティア』はダウンロード不要、ブラウザ上で楽しむことができるオンラインゲームだ。フロントメディアがゲームの開発を行い、フロンティアワークスが運営とコンテンツ販売を手がける。

『蒼空のフロンティア』チーフプロデューサー・雑賀寛氏 『蒼空のフロンティア』チーフディレクター・栗田真樹生氏

 冒頭でも述べたとおり、システム面での最大の特徴はユーザーがコンテンツを発注することでゲームづくりに参加できるという点。
 まず、フロントメディアに所属するシナリオライターが「マスターシナリオ」と呼ばれる物語を小説風に発表する。ユーザーは示された「マスターシナリオ」に対し、自分のキャラクタがどう行動するかを文章やイラストを利用して、シナリオライターに伝える。シナリオライターはユーザーの意図を踏まえて、新たな展開を盛り込んだシナリオを発表する。
 以上のようなやり取りを基本として、『蒼空のフロンティア』の物語は語られていくことになる。いわゆる「テーブルトークRPG」を、Web上で展開していくゲームといえば分かりやすいかもしれない。なお、ユーザーそれぞれのシナリオは、物語の根幹となる「グランドシナリオ」の方向性にも影響を与えるようだ。

開発と運営体制の発表。フロントメディアは携帯電話向けの動画配信サービスの大手。フロンティアワークスは映像ソフト・コンテンツの販売を中心に手掛けている 『蒼空のフロンティア』の特徴。やはり、自分だけの物語が楽しめるというのが最大の見どころだろう

 また、『蒼空のフロンティア』では、ユーザーとシナリオライターが協力して作成したシナリオに、イラストや音声を盛り込むことが可能だ。シナリオ同様にイラストや音声も、同社所属のイラストレーターや声優にユーザーがオーダーを伝えて、商品を納品してもらう。イラストを多数盛り込めばとても華やかな展開となるだろうし、音声をふんだんに使用することでビジュアルノベル風に仕上げることもできるだろう。
 各コンテンツの価格については商品や発注する内容によって異なるが、およそ1,000円から3,000円程度が平均。中でもイラストに関しては制作に手間がかかる分、シナリオや音声よりも若干高い価格帯となるようだ。コンテンツの購入に際しては、「WebMoney」のような電子マネーでゲーム内ポイントを買い、ポイントを消費してコンテンツを購入する。
 コンテンツの納品期間に関しては、シナリオとイラストが1週間から10日程度。音声については月に一度まとめて発注内容を収録して対応していくとのこと。

『蒼空のフロンティア』サービス体制のイメージ図。ユーザーとユーザーに関わり方はこちらの図が分かりやすい 自分のオーダーをゲーム内に反映していくだけではなく、自分の関わった作品がゲーム自体の展開に影響を与えることこそ魅力といえる

 参考までに、本作を支えるクリエイター陣について触れておくと、シナリオを手がけるゲームマスターが60名以上、イラストレーターは最も多く500名以上、音声を吹き込む声優は90名ほど在籍しており、総勢700名ほどがユーザーからのオーダーに対応する。
 各クリエイターについては今後も随時募集がかけられる予定で、イラストレーターは作品の審査、ゲームマスターと声優にはオーディションでの起用が検討されている。業務内容を説明するワークショップも定期的に実施していくとのことだ。

シナリオ、イラスト、音声の発注に関するイメージ。
3つを組み合わせれば、かなり自由に自分だけの物語を作成できる

 なお、ゲームマスターとのやり取りで進行する小説風の「マスターシナリオ」に加えて、RPGらしい戦闘が楽しめる「キャラクターシナリオ」(戦闘ミニゲーム)というもうひとつの楽しみ方が用意されている。
 こちらではコマンド選択式の戦闘が展開され、購入したイラストをキャラクタのバストアップグラフィックとして反映したり、必殺技の音声を注文して導入することも可能だ。カットイン演出などにもイラスト注文は対応してくれる。

「キャラクターシナリオ」の紹介スライド。オーソドックスなコマンド選択式の戦闘だが、自分が発注したイラストや音声が反映される点が、従来のRPGとは大きく異なる

 また、今後のサービス展開に関しては、6月に正式サービスを開始後、毎月新機能が実装されていくかたちとなる。雑賀氏は今後の展開について「創造性を大事にするコンテンツを作っていきたい」としている。

◆サービススケジュール
6月:正式サービス開始
7月:イラスト注文開始
8月:音声注文開始
9月:「キャラクターシナリオ」追加

「手書きブログ」導入で、クリエイターへの発注を円滑に
 今秋ごろ、『蒼空のフロンティア』には「手書きブログ」と呼ばれるサービスが組み込まれる予定だ。
 「手書きブログ」とは、Pipa.jpが運営するコミュニティサイトで、用意されたパレットに簡単なペイントツールを利用して手書き画像を作成、画像に描いたイラストや文字のみで他のユーザーとやり取りする。投稿に対してレスを付ける場合も画像で行い、テキストの入力はいっさい必要ない。現在登録ユーザー数27万人ほどで、10代~20代前半の若い女性ユーザーが多くを占めている。

左が、「手書きブログ」を運営するPipa.jpの代表取締役・川合和寛氏 『蒼空のフロンティア』と「手書きブログ」によるタイアップのイメージ

 『蒼空のフロンティア』において「手書きブログ」は、ユーザーとクリエイターのやり取りをサポートするシステムとして導入される。細かなイラスト発注での指示など、文字ではなくイラストで意図を伝えたい場合、有効な手段となるだろう。
 ゲストとして登場した「手書きブログ」を運営するPipa.jpの代表取締役・川合和寛氏は、「ユーザーの志向はカスタマイズからクリエイティブに変化している。『蒼空のフロンティア』と『手書きブログ』の組み合わせで、おもしろい相乗効果が出ることを期待している」とコメントした。

プレイヤーキャラは、6つの個性豊かな「学園」に所属
 さて、ここではゲーム内容に迫るということで、『蒼空のフロンティア』のストーリーや世界観を紹介していこう。プロモーションムービーも掲載するのでぜひチェックしてみてほしい。

――プロローグ―

2009年、日本領海上に出現した浮遊大陸パラミタ。
豊富な資源や自然を秘めた人類にとって、
まさに希望の大地(フロンティア)だが、パラミタは地球人の侵入を拒んでいた。
大陸に侵入する唯一の道。
それは大陸の住人と“契約”すること。
大陸の住人と契約することが出来た若者たちは理想や野心を胸に秘め、
パラミタへ、“蒼空のフロンティア”へと向かった!



◆「プレイヤーキャラクタ」と「学園」
 ユーザーが作成するプレイヤーキャラクタは6つの学園の中から選択した学園の生徒として登場する。各学園の校章とキャラクタのイメージは以下のとおりだ。

「蒼空学園」
「シャンバラ教導団」
「イルミンスール魔法学校」
「波羅蜜多実業高等学校」
「百合園女学院」
「薔薇の学舎」

◆プレイヤーキャラと共に冒険する「パートナー」
 冒険の舞台となる「浮遊大陸パラミタ」は、人類だけでは侵入することができない場所となっている。そこで、大陸へ侵入する手段として「パートナー」が登場する。彼らと契約することにより、プレイヤーキャラクタたちは「パラミタ」に足を踏み入れられるのだ。

「吸血鬼」 「ゆる族」 「ヴァルキリー」

 今回紹介するパートナーは、「吸血鬼」「ゆる族」「ヴァルキリー」の3種族だが、サービス時には9種族が用意される予定だ。その後も新たな種族が随時追加される予定となっている。

PVを見るには この画像↓をクリック

【ストリーミング映像】 WMV形式: 50MB 2分2秒


ゲストは落合祐里香さん、FBCさん。 maoさんのライブも実施
 ここで発表会の会場には、『蒼空のフロンティア』に関わるクリエイターの中からゲストとして、声優の落合祐里香さん、漫画家/イラストレーターのFBCさんが登場し、トークショウを行った。

左から、ゲストとして登場した声優の落合祐里香さん、漫画家/イラストレーターのFBCさん

 『アイドルマスター』の萩原雪歩役や、『ToHeart2』の柚原このみ役で知られる落合さんは、『蒼空のフロンティア』内に登場するNPC「エリザベート」の音声を担当する。
 一方のFBCさんは、「月刊コミックアライブ」(メディアファクトリー刊)誌で「プリズム・アーク」を連載しているほか、カプコンのトレーディングカードゲーム「モンスターハンター・トレーディングカードゲーム」第3弾のイラストなども手掛けている。『蒼空のフロンティア』では、上記プレイヤーキャラクタのイラストやNPCキャラクタのイラストを担当している。

落合祐里香さん

 「エリザベート」はイラストを見た時から、今まで私が演じた様なキャラクタとはちょっと違うなと思いました。ゲームではどのように表現されるか楽しみです。
 私がキャラクタをつくるとしたら、「波羅蜜多実業高等学校」でセクシーな女番長にします。“お前ら、ちゃんとメシ食ったかぁ~!”みたいな感じの(笑)。あと、「パートナー」は「ゆる族」が気になります。猫の「ゆる族」を作れたらいいですね。
 今回『蒼空のフロンティア』で声優としてデビューする方には、楽しんで演じて頂きたいです。

FBCさん

 今回の仕事は楽しんでやらせてもらっていますし、今後参加されるイラストレーターの方にも楽しんで仕事をしてもらいたいと思っています。ユーザーさんからは難しいオーダーが来ることもあるかもしれませんが、高みを目指す気持ちは同じと信じて取り組んでいきたいですね。


 また、発表会の最後に『蒼空のフロンティア』の主題歌「小さな翼」を歌うアーティスト・maoさんがステージに現れ、同曲をはじめ数曲を披露するミニライブが行われた。上記のPVでも聴くことができる「小さな翼」の詞は、maoさんの書き下ろしとなっている。

maoさん

 『蒼空のフロンティア』のコンセプトを聞いた時、みんなと協力して作っていくということが、大空に羽ばたいていくようなイメージに思えたので、その想いを歌詞に込めています。
 個人的にも『蒼空のフロンティア』は気になる作品ですから、今後どうなっていくのか目が離せないですね。

登壇者一同。左から、漫画家/イラストレーターのFBCさん、チーフプロデューサーの雑賀寛氏、声優の落合祐里香さん、アーティストのmaoさん、チーフディレクターの栗田真樹生氏、Pipa.jpの代表取締役・川合和寛氏

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[プレスリリース]
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■関連リンク

『蒼空のフロンティア』
ハード: ブラウザゲーム
メーカー: 開発:フロントメディア
運営/販売:フロンティアワークス
ジャンル: クリエイティブRPG
サービス開始
時期:
2009年6月 正式サービス開始予定
価格: コンテンツ課金

(C) 2009 Frontier Works Inc./All Way All rights reserved

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