イベントレポート
 
夏以降、絞り込んで勝負「セガ コンシューマ新作発表会2009」

2009.04.14

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 セガは2009年4月14日(火)、東京・秋葉原にある「秋葉原UDX」において、2009年度のコンシューマ新作発表会を業界関係者向けに開催した。


※写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます。

 発表会では、同社が今夏以降に発売を予定している新作タイトルに関する発表が行われた。発表では、同社とトライエースが共同制作する新作RPG『End of Eternity(エンド オブ エタニティ)』をはじめ、新作アクションゲーム『BAYONETTA(ベヨネッタ)』、人気パズルアクションゲーム最新作『ぷよぷよ7』などが明らかとなっている。

「タイトル数を絞り込み、よりクオリティ高く」(川越氏)
 発表会のはじめ、同社の執行役員国内CS事業部事業部長・川越隆幸氏が登壇し、前年度に関する事業成績や、今年度の経営戦略に関して述べた。

セガ執行役員 国内CS事業部 事業部長・川越隆幸氏

 川越氏は、「2008年度における国内のゲーム市場規模は、前年度と比較して18%減となり、実に5年ぶりの前年度実績割れを記録しました。さらにハードの販売台数やソフト販売本数なども減少傾向にあります」と述べた。
 続けて同氏は、「セガは2008年度、『ファンタシースターポータブル』や『龍が如く3』といったタイトルで好調な売り上げを記録しました。今年度はゲームハードが成熟期に入ったことを受け、タイトル数を絞り込み、よりユーザーにクオリティの高いものに仕上げていきます。セガのゲームを通して、ユーザーの皆さんに感動と元気を与えていけたら幸いです」と話している。

昨年度はゲーム市場規模がさらに減少していることから、川越氏は、よりタイトル数を絞りこんだ販売戦略を展開していくと述べている

“へんしん”&“あんしん”シリーズ最新作『ぷよぷよ7』
 続いて、同社の第二CS研究開発部・プロデューサーの細山田水紀氏が登壇し、ニンテンドーDS、Wii、プレイステーション・ポータブルで発売を予定する新作タイトル『ぷよぷよ7』に関する発表を行った。

セガ 第二CS研究開発部 プロデューサー・細山田水紀氏

 『ぷよぷよ7』は、人気アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズの最新作。画面上から降ってくる“ぷよ”を操作して、同じ色の“ぷよ”を4つ以上つなげて消していく。“ぷよ”を消すことで、対戦相手に“おじゃまぷよ”を送りつけることができ、画面上部まで“ぷよ”がたまってしまったプレイヤーが負けとなる。
 本作では、新ルール「だいへんしん」が追加。このルールでは、落ちてくる“ぷよ”を大きくする「でかぷよラッシュ(でかぷよへんしん)」と、小さくする「ちびぷよフィーバー(ちびぷよへんしん)」によって異なる遊び方が楽しめる。


 細山田氏は、「本作は人気パズルアクション『ぷよぷよ』の最新作であり、“へんしん”と“あんしん”という2つのコンセプトのもとで製作しています」とコメント。「“だいへんしん”という新たなルールを投入する一方で、過去作品のファンにも安心して提供できるよう、『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』などのルールも入れています。チュートリアルもさらに充実させ、誰でも楽しめる作品にしていきます」と述べている。

 また、本作のプロモーションキャラクタとして、女優の戸田恵梨香さんが起用されることも発表された。10年来の『ぷよぷよ』シリーズファンだという戸田さんは、今後テレビCMなどに出演することが決定している。

 さらに会場では『ぷよぷよ7』の試遊台が設置されており、実際にプレイすることができた。

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『BAYONETTA』天使をド派手に蹴散らすプレイ映像初公開
 次に会場では、プラチナゲームズでプロデューサーを務める橋本祐介氏がステージに登場し、セガとプラチナゲームズが共同で開発する新作アクションゲーム『BAYONETTA』に関する発表を行った。

プラチナゲームズ プロデューサー・橋本祐介氏

 『BAYONETTA』は、プラチナゲームズとセガのタッグでリリースされるオリジナルタイトル。人知を超えた肉体と能力を持つ魔女「ベヨネッタ」が、襲いかかる「天使」たちとの戦いを繰り広げていくアクションゲームだ。
 天使との戦いでは、基本攻撃のパンチやキックに加え、銃や刀、拷問器具などを使用した派手なアクションが可能。さらにベヨネッタの髪を触媒にした「魔人召喚」や「大魔獣召喚」なども駆使して、敵を次々となぎ倒していく爽快なアクションを堪能できる。

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 橋本氏は、「主人公の魔女・ベヨネッタと、敵として襲い掛かる天使たちとの戦いを描いた、いわば“悪対善”というのが重要なコンセプトになっています」と話した。さらに、「ゲーム中はどんなシーンでも、アクション映画のクライマックスシーンを見ているかのような、派手なアクションが楽しめるのが魅力です。ただ敵を倒していくのではなく、テンション高くゲームを進められます」と述べた。

 さらにその後、初公開となる『BAYONETTA』の実機プレイ映像が放映された。映像内ではまず、急激なスピードで落下していくガレキの上で、ベヨネッタが天使たちとの戦いを繰り広げていくシーンが登場。ベヨネッタが銃や打撃、拷問器具を使用する「トーチャーアタック」などを駆使して天使たちを蹴散らしていく様は非常に派手で、息つく暇も無いほどのアクションが展開されていた。
 また、天使の攻撃をぎりぎりで避けることにより周囲の空間が紫色に変化。敵の動きがスローモーションとなり、有利に戦闘を進められる。

 戦闘後は、人々が暮らす街のような場所に移動。街の中では、半透明なもやのような人々が行き交う姿が確認できた。橋本氏曰く、「ベヨネッタは一般の人と別の次元に存在しているので、人間たちに姿を見られることはありません。しかし周囲の物を破壊することは可能なので、壁などを壊して人々を驚かせることはできます」とコメントしている。

 その後、噴水が立つ公園のような場所で、再び天使たちとの戦いが始まった。羽の生えた“下級天使”のアプラウドが幾多も襲い掛かったり、中ボスである“中級三隊能天使”のビラブドが巨大な斧を振り回して襲い掛かるも、ベヨネッタの激しい攻撃で次々と蹴散らされていく。敵の持つ槍のような武器を拾い上げ、使用するといったシーンも見受けられた。
 最後には、ボスにのみ使用できる「大魔獣召喚」で巨大な犬のような怪物に変身したベヨネッタが、ビラブドをまるかじりして戦闘終了となった。
 橋本氏は、「今回お見せしたのはあくまで序盤の内容。ビラブドよりもさらに大きい、“ひょっとしてこれはステージなんじゃないか!?”と思うような巨大ボスも登場します」と語っている。

トライエースと共同開発のオリジナルRPG『End of Eternity』
 その後、セガのCS編成室・室長を務める宮崎浩幸氏と、トライエースの代表取締役・五反田義治氏が登壇。両社が共同で開発を進める完全新作RPG『End of Eternity』の説明を行った。

左から、トライエース 代表取締役・五反田義治氏、セガ CS編成室 室長・宮崎浩幸氏

 『End of Eternity』は、汚染され荒廃した地球を舞台にしたRPG作品。ゼファー、ヴァシュロン、実験体20号といった3人の登場キャラクタたちが運命的な出会いを果たし、やがて自らの運命に立ち向かっていくというストーリーが展開されていく。

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 始めに宮崎氏は、「このプロジェクトは一言で言うと“超大作”。実績のあるトライエースのスタッフとの共同作品ということもあり、これをセガの代表作にしていきたいという意気込みです」と述べた。
 一方の五反田氏は、「典型的なRPGの常識を打ち破る作品を製作中です。今まで弊社が作り上げてきたRPG作品の、全てのノウハウを注いでいきたいと思います」と話している。

 さらに五反田氏は『End of Eternity』に関する、「物語性の追求」と「バトルシステムのおもしろさ」という、2つのコンセプトについて説明した。
 五反田氏は「例えばキャラクタがたくさん登場するだけの作品には絶対にしません。各キャラクタの性格などを丁寧に描写して、RPG作品として楽しめるストーリーにしていきたいです」と話す。一方バトルシステムに関しては、「ハンドガンやマシンガンなど、銃火器を駆使したバトルシステムを考えています。遊んでいて爽快感があったり、派手で楽しいものにしていきます」と述べている。

 その後会場では、世界初公開となる、『End of Eternity』のプロモーションムービーが放映された。ムービー内では、ゼファーやヴァシュロン、実験体20号といったメインキャラクタたちが登場。ゼファーが敵対する人物との戦いを繰り広げたり、実験体20号が高所から飛び降りたりなど、波乱あるストーリーを予感させるシーンが収録されていた。さらに、銃弾が飛び交う激しい戦いを収めたシーンも登場していた。

 最後に宮崎氏は、「完全新作となる大型のタイトルを立ち上げるのは、ゲーム市場の規模も縮小してしまった昨今では、非常に困難になってきました。しかし、日本からオリジナルタイトルが産出されるということは、非常に重要なことです。トライエースとタッグを組むことで、日本発の完全新規タイトルを実現できると考えています」とコメントした。

 一方の五反田氏は、「いつも弊社が新作ゲームを製作する際には、必ず“新しい何か”を取り入れることを意識しています。今回も今までにない新しいものが入っているので、期待してください」と話している。

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