フロム・ソフトウェアは2009年3月20日(金・祝)、東京・渋谷にある同社にて、「己の道を突き進め! 大支援キャンペーン」第1弾を開催した。
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同キャンペーンは、将来ゲーム業界を担う新たな人材育成支援の一環として、ゲーム専門学校の生徒などを招き、ゲーム業界について知ってもらうという企画。キャンペーンでは、2009年6月11日(木)に発売予定のプレイステーション・ポータブル向けソフト『己の信ずる道を征け』を題材とし、開発スタッフによるトークショウなどが実施される。
『己の信ずる道を征け』は、忍者の「疾風丸」となって、妖術使いの集団に連れ去られた「真奈姫」の救出に向かうという、和風の世界観が特徴的なパズルアクションゲーム。過去の自分を「分身」として出現させ、数々のギミックを解きながら、各ステージのゴールを目指していく。
今回は「己の道を突き進め! 大支援キャンペーン」の第1弾として、専門学校「ヒューマンアカデミーゲームカレッジ東京校」の在校生、新入生が、同作のプロデューサー・竹内将典氏によるトークイベントなどに参加した。今回は、その模様をお伝えしていこう。
| 新入生たちが、開発中の『己の信ずる道を征け』を体験プレイ |
会場でははじめ同社の採用担当者である立野氏が、「ヒューマンアカデミーゲームカレッジ東京校」の新入生を対象にした、ゲーム業界に関する説明を実施。ゲーム機を作る「ハードメーカー」、ゲームソフトを作る「ディベロッパー」、ゲームソフトを売る「パブリッシャー」など、ゲーム関連の企業についての説明を行った。
続いて立野氏は、同社が製作した『アーマードコア』シリーズや、PS3『Demon's Souls』などの各タイトルを例に挙げ、「フロム・ソフトウェアは様々なジャンルのゲーム開発に取り組んでいる」と述べている。
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| ゲーム業界で働くことを目指す新入生たちに、立野氏はゲーム業界に関する概要を説明。「ハードメーカー」「パブリッシャー」「ディベロッパー」の違いについてなどを述べた |
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| ロボットにまつわる作品から、アドベンチャーゲームまで、フロム・ソフトウェアは幅広いゲームジャンルに挑戦していると立野氏は語る |
さらに立野氏は、「1本のゲームを開発するには、企画立案に始まって、試作品の作成、データの制作、細かな調整など、様々な工程がある」として、「アイディア、データ、プログラムの3つが合わさって、初めてゲームが成立する」と話した。また、『アーマードコアシリーズ』のCGデザインが出来上がっていく工程も披露されている。
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| 会場では、同社内でのゲーム制作現場を写した写真も公開された |
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はじめ、パーツごとに派手な色が付けられた状態から、
徐々にCGが出来上がっていく様子が分かる |
解説の最後に立野氏は、「これから自分たちが携わっていくであろう業界の仕組みを理解して、早く第一線で活躍できるように頑張ってください」とコメントした。
また会場では、新入生たちが開発中の『己の信ずる道を征け』を体験プレイするという企画も実施。生徒たちはそれぞれ同作をプレイし、あれこれと試行錯誤をこらしながらステージを進めていった。中には何度も同じ穴に落ちてミスしてしまったり、ボスキャラクタに苦戦している姿も見受けられた。
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| 苦戦しつつも、絶妙なバランスがクセになり、何度も挑戦する新入生たちが多かった |
| 「最初は『ニンジャパズル』というタイトルでした」(竹内氏) |
イベントの最後には、『己の信ずる道を征け』のプロデューサーを務める竹内将典氏が登場。『己の信ずる道を征け』に関してなど、「ヒューマンアカデミーゲームカレッジ東京校」の生徒たちからの様々な質問に答えるトークイベントを行った。
●プロデューサーという仕事は、どういう役割なんですか?
★竹内氏
「このゲームの企画は1年以上前から動いていますが、開発当初は『ニンジャパズル』という、非常にシンプルな仮タイトルしかなかったんです(笑)。その後ディレクターとも相談して、“どんなゲームであるか”を説明できて、覚えてもらいやすいタイトルにしようという話が出て、今の題名になったんです」
●同作のキャラクタデザインにイラストレーターのokama氏を採用した経緯は?
★竹内氏
「本作はゲーム内容などから見て、社内のデザインスタッフが手掛ける固いイメージのキャラクタは合わないだろうと考えていました。ゲーム内容以外の部分にも魅力を持たせて、さらに多くの人に楽しんでもらおうとの想いもあって、社外のイラストレーターさんに依頼することになったんです。okama氏は、頻繁に和風テイストのイラストを描いていて、たまたま私も注目していたこともあり、今回デザインを依頼するに至りました」
●ゲームのアイディアは、どうやって生み出しているんですか?
★竹内氏
「頭の中にたくさんの“テーマ”を設けて、それに沿ったアイディアを考えていくのがコツだと思います。白紙の状態から何かを思いつくということは、なかなか大変なので。また、1つのアイディアがさらに次のアイディアを生み出すこともあるので、日々の積み重ねが大事です」
●『己の信ずる道を征け』に、“ここだけは入れたい”と思った要素はありますか?
★竹内氏
「絶対に入れたいと思っていて、実際にゲーム中に取り入れた要素は、アドホック通信を使ったマルチプレイです。このゲームは“パズルアクション”なので、考えるのが苦手だったり、アクション部分が苦手という人も多いと思います。そんな人はマルチプレイを駆使して、友人と協力して楽しくゲームをプレイしてほしいとの想いから、ゲーム内に採用しています」
●『己の信ずる道を征け』の“分身と協力する”というアイディアは、どこから出てきたんですか?
★竹内氏
「元々のアイディアは私が持っていたんですが、『Demon's Souls』に登場する“ソウル体”と、概念的にはと同じものだと考えています。また、ゲームシステムに関しては、Flashゲームの『Cursor*10』という作品を参考にしています。システムを使わせてもらいたいという話を『Cursor*10』の作者の方に持って行ったところ、快くOKをいただきました。さらに『Cursor*10』では実現できなかったアイディアなども、本作では取り入れています」
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ゲーム業界を目指す生徒達からの様々な質問に、
竹内氏は熱心に答えを返していた |