2009年3月14日(土)に行われたガンホー・オンライン・エンターテイメントの合同プレスカンファレンスにおいて、ついに『エミル・クロニクル・オンライン(以下、ECO)』が「基本無料・アイテム課金」という料金体系に移行されることが発表された。
一時的に課金アイテムを販売してみたりと、テストケース的な兆しは見られたため、予想していた人もいるかもしれない。今回の接続無料化によって、過去に去っていったいわゆるカムバックユーザーの掘り起こしと共に、新規参加者による接続人数とコミュニティの活性化を目指す。気になる無料化実施は2009年5月28日(木)の予定だ。
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| 壇上で説明を行ったのは「教授」の愛称でおなじみの、ガンホー社ゲームサービス部二課、淺間達雄氏 |
基本無料化に伴って……というわけではないが、以前から問題視されていた職業間のバランス調整なども兼ねた大幅なバランスの見直し「EXTRA UPDATE」が実施される。これはECOチューンナップと呼ばれていたゲームバランス調整の進化版とも言えるもの。「属性効果の見直しによる戦闘バランス調整」と「イリスカードシステムによる遊びの幅の拡大」という2本柱を主体としている。属性効果の見直しは、戦闘計算式自体が変更され、属性の差がより顕著にダメージに反映されるようになる。これにより、属性を操れる職業のバランスはほぼ上方修正されるとのこと。また、属性を操れない職業も別の方向での上方修正を予定しているらしい。
また、「イリスカードシステム」は武器や防具に最大5つの“カードスロット”を増設し、そこに様々な効果のある“イリスカード”と呼ばれるアイテムをはめ込むことで装備や能力の強化を行うというもの。カードイラストは著名イラストレーターが手掛け、集めたカードを飛空庭のカードホルダーに入れて他人に見せることもできる。実にコレクター魂をくすぐるアイテムだ。
これまでもプレイチケットなどでイラストがふんだんに使用されていたので、『ECO』らしいアイテムと言える。同じガンホー社の運営する『ラグナロクオンライン』のカードシステムと似ているが、カードスロットをバックパッカーが増設可能予定になっている点や、カードイラストを公募する予定があるなどといった、よりアグレッシブなシステムになっている(過去に『RO』で計画されつつも実現されなかった要素を『ECO』で実現した、とも言えるが……)。また、一部のイリスカードは課金アイテムとして販売されるとのこと。
基本無料化&EXTRA UPDATE実装後の予定としては、いよいよ第4の種族“DEM”がプレイヤーキャラクタとして使用可能になるSAGA10が実装される。これまでの3種族とは違い、身体のパーツを交換することで成長する、一風変わったキャラクタになるらしい。その後のSAGAでは飛空庭の上位版ともいえる飛空城が登場予定。どうやらリングメンバーで使用するものになりそうだ。
比較的古参のタイトルになりつつあった『ECO』だけに、月額課金から基本無料・アイテム課金へという流れは、現行のユーザーにとっては期待半分、不安半分といったところではないだろうか。無料化によって一時的に接続人数が増加するのは間違いない。だが、その人たちを継続して引き止めておけるかどうかは、運営チームが提供できるサービス如何による点が大きい。くれぐれもその匙加減を見誤らないようにしてもらいたいところだ。
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| イリスと名付けられたEXTRA UPDATE。属性とイリスカードという2大要素を軸に調整が行われるようだ |
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| 戦闘の計算式が見直され、属性効果がより重視されるようになる。同時にモンスターの配置調整なども行われる。かなりプレイ感覚が変化しそうだ |
属性相性がいっそう顕著になる。弱点属性の攻撃はより強力になるが、耐性属性の攻撃ではほとんどダメージが与えられなくなるようだ |
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| 属性攻撃が強力になるぶん、属性を操れる職業は有利になるとのこと。攻撃によっては耐性のある属性に対して不利になる気もしないでもないが…… |
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| 様々な要素が追加されるイリスカードシステム。5月28日には50種類のイリスカードが実装され、年内には100種類以上の実装を目指すとか。「みんなで作ろう!」企画でイラストを公募する計画もある |
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| その後のアップデート計画。敵対していた種族“DEM”が扱えるようになる。また、タイタニア世界の謎も紐解かれるかも……? |
マイナス要素をアイテム課金で補うのではなく、あくまでも追加となる“ブースト効果”とのこと |
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| ユーザーからの公募企画など、「みんなでつくろう!」イベントも開催される。公式ページの告知は見逃さないようにしたい |
コミュニティの活性化を狙って行う基本無料化。運営チームの想いの力はどのように発現されるのだろうか |