2009年2月20日(金)、千葉県「幕張メッセ」にて開催された、新作アーケードゲーム展示会「AOUアミューズメントエキスポ 2009」。
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社団法人「全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)」が開催するイベント「AOUアミューズメントエキスポ」は毎年同時期に開催されている。今年は会員招待日の2月20日(金)と、一般公開日である2月21日(土)の2日間に渡って開催。例年通りゲームメーカー各社が新作の業務用アーケードゲームを多数出展しており、人気タイトルの続編から懐かしの作品をモチーフにしたものまで目白押しである。
前編に引き続きここでも、筆者が会場内でプレイした各種アーケードゲームのプレイレポートをお届けしよう。
→前編のレポートはこちらから
| 10対10のロボットバトルから、格闘ゲーム、STGも――セガ |
会場内で最も人気を集めていたのが、セガが放つ新作アーケードゲーム『BORDER BREAK』。会場内に12台用意された筐体のうち、プレス関係者向けには2台解放されていたが、その2台のイスをかけた抽選会が定期的に行われていたほどだ。
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| 『BORDER BREAK』は、ネットワークを通じた最大20人での対戦が特徴的な作品。本作をプレイできる権利をかけた抽選会に、多くの人が集まるほどの人気ぶりだった |
本作は戦闘用ロボット「ブラスト・ランナー」を操作するアクションゲーム。自分の分身となるパイロットと、操作する「ブラスト・ランナー」をそれぞれ選択し、最大10人のプレイヤーでチームを結成。敵チームの基地にある「コア」を破壊することが目的となる。なお、パイロットのキャラクタボイスは有名声優陣によるフルボイスとなっており、臨場感のある戦場の雰囲気を盛り上げてくれる。
「ブラスト・ランナー」には、近接攻撃が得意な「強襲」、破壊力の高い武器を扱える「銃火力」、離れた距離から敵を狙い撃つ「狙撃」、索敵や味方の回復をこなす「支援」といった、4つのスタイルが存在。戦闘での自分に合った役割を考慮し、最適なスタイルのものを選択することが可能だ。
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| 味方と協力し、敵の動きを察知しながら戦闘を行っていく。奥深い戦略性が魅力の一つだ |
また、タッチパネルを使用して味方に様々なメッセージを送ってコミュニケーションをとることができる。送れるメッセージはあらかじめ用意された定型文で、「回復してくれ」や「一緒に行こう」といったもの。なお、それぞれのセリフは自分が選択しているパイロットが実際にしゃべってくれる。
このシステムのおかげで、自機が撃破されそうになった時に付近の味方に回復を要請できたり、大人数で一気に敵を殲滅しに向かう際に素早く連携することも可能。従来のアーケードゲームには無い、“仲間との一体感”を感じられる作品である。
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| タッチパネルを使用すれば容易にコミュニケーションが可能。回復の要請や、潜んでいる敵を発見したときなどに非常に便利 |
バトル終了後にもらえる「素材」や「勲章」を使用すれば、新たなパーツや兵装を入手できる。さらに、バトル成績に応じて得られる「キャラクタアイテム」を使用すれば、髪の色を変更できたりなど、パイロットの見た目を変化させることも可能だ。これらのデータは、本作専用の「ICカード」に保存することができる。
なお、本作をプレイする際には「GP(ゲームポイント)」を購入する必要がある。1GPにつき1秒間プレイすることができ、GPが続いている間はやられても何度も再出撃できるほか、プレイ中にGPを追加購入することもできるので、腕に自信が付くまで何度もプレイを重ねることができるのだ。
また同社のブースでは、格闘アクションゲーム『PROJECT CERBERUS(プロジェクト ケルベルス)』や、シューティングゲーム『ラジルギノア』も出展されていた。
『PROJECT CERBERUS』は、主人公・時任将路と、少女・藍が、超人的な力を発揮させる外骨格装甲「アーミット」の力で戦いを繰り広げていくPC向けアドベンチャーゲーム『LOSTCHILD』からのスピンオフ作品。原作に登場する「アーミット・ケルベルス」「アーミット・フェンサー」「アーミット・スレッジハマー」といったキャラクタが戦いを繰り広げる格闘アクションだ。
筆者は「アーミット・ケルベルス」を使用してプレイしたところ、原作同様に左腕の爪や飛び蹴りといった攻撃方法で戦うことができた。オリジナルの、アクションボタンを使用して攻撃・防御を行っていく戦闘方法とはまた一味違ったバトルが楽しめるだろう。
一方の『ラジルギノア』は、全5面のステージを敵を撃破しながら進んでいく、縦スクロール型シューティングゲーム。「電波ゲージ」の数値が大きいほど、得られるスコアの倍率が上がっていくが、ゲージは一定時間ごとに減っていく。敵を攻撃してゲージを最大まで貯めると一定時間無敵になれ、「電波ゲージ」も回復する。タイミングよく無敵になり、スコア倍率を伸ばしていくのが鍵となっている。
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『PROJECT CERBERUS』は、原作『LOSTCHILD』に登場したキャラクタが2D格闘アクションとして楽しめる。原作ファンは、思い入れのあるキャラクタを使用して思う存分戦ってみてほしい |
ポップな絵柄で描かれたステージや、キャラクタ同士の会話も楽しい『ラジルギ ノア』 |
| 異色の格ゲー、再びアーケードへと舞い戻る――アトラス |
アトラスブースで試遊できたのは、格闘ゲーム『豪血寺一族 ~先祖供養~』。本作は1993年にリリースされたアーケード用対戦格闘ゲーム『豪血寺一族』シリーズの最新作にあたる。
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| 筐体の付近では、PS2『新 豪血寺一族 -煩悩解放-』に収録されたステージ曲「レッツゴー!陰陽師」がBGMとして流されていた |
本作は、お婆さんの「お梅」、お爺さんの「弧空院干滋」、魔法少女「花小路クララ」といった個性的なキャラクタたちが、名門「豪血寺」の一族頭首の座を競いって戦いを繰り広げていく格闘ゲームである。
筆者は新キャラクタとなる「大山凛」を使用。他のプレイヤーが操作する同キャラクタ「大山凛」と対戦を行った。「大山凛」は、炎を使用し、敵を攻撃するキャラクタ。スライディングキックなどを織り交ぜながら、素早い動きで敵を翻弄することができる。
だが筆者の操る「大山凛」は、相手に全く歯が立たず、体を掴み、何度も何度も地面に叩きつけるという必殺技を使用され、あえなくゲームオーバーとなってしまった。
「大山凛」以外のキャラクタが使用する特殊な技が豪快で、ステージ上にある障子などのギミックが投げ技で吹き飛ばされたキャラクタとともに豪快に破壊される様子なども破天荒。気を張らず、気軽な気持ちで対戦を楽しめるのも魅力の一つに感じた。
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| キャラクタ同士の戦闘が行われている背景も、怪しげな雰囲気を持つ宴会場のような場所など。これもまた個性的 |
| 懐かしのあのゲーム、一風変わった筐体で登場――タイトー |
タイトーブースでは、ファンタジーな世界観を持つRPG風の物語を楽しめるメダルプレッシャーゲーム『ファンタジー コロシアム』をプレイした。
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筐体の液晶に表示されたスロットや、筐体内部にあるギミックには歯車をモチーフにしたデザインが所々にあしらわれている |
こちらは戦闘において、自分の分身として戦うキャラクタ |
基本的にはメダルを投入して液晶パネルのスロットを回し、数字を揃えてコインを獲得していく。「7」「3」「5」の数字が3つ揃うと、「ジャックポットゲーム」に突入。戦士がドラゴンなどのモンスターと戦闘を行う演出を見ることができる。演出中に出現するゲージを、ボタンを押して特定の場所で止められれば強力な技を出せるという部分にはゲーム性があって楽しく感じた。モンスターを倒すことができればメダルが払いだされる。
また、「エクストラジャックポット」に突入すれば、メダルが通常時とは違ってルーレットへと飛んでいくようになり、出た数字によるビンゴ抽選を実施。縦3列、横3列のパネルが全てビンゴになると、筐体中央にある「聖杯」から大量のコインが獲得可能だ。
スロットの演出などにもRPG風のキャラクタが登場するので、従来のメダルゲームとはまた違った面白さを感じられた。
さらに同社のブースでは、1983年に登場したアーケードゲーム『エレベーターアクション』がモチーフとなったガンシューティングゲーム『エレベーターアクション デスパレード』も試遊した。
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| 敵のアジトに忍び込み、襲いかかる兵士を倒しながらデータを奪取するというコンセプトはそのままだが、よりアクション性の高いガンシューティングを楽しめるアーケードゲームへと進化している |
同作は、奪われた研究データを取り戻すため、敵がひしめき合う研究所などの施設へと潜入し、データを持ち帰るために各ステージを攻略していく。2人同時プレイが可能で、1人が男性キャラクタのザック、もう1人が女性キャラクタのイリーナを操作することになる。
筐体に備え付けられた、ハンドガンを模したコントローラを操り、画面上の敵キャラクタを次々と撃ち倒していく。また、筐体にはタイトル通り、エレベーターのドアがモチーフとなった、実際に開閉する扉が筐体に備え付けられている。ステージ中、たびたびエレベーターで移動する場面が登場し、ゲーム中でエレベーターが閉まれば筐体の扉も連動して閉まるという演出がなされる。
また、プレイヤーたちがいるエレベーター内部に、敵兵の放った銃弾や高い攻撃力を持つ戦闘兵が迫ってきた場合、筐体にある「閉まる」ボタンを連打することで扉を閉じ、攻撃を回避するということも可能だ。
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襲い来る敵兵に銃弾を撃ち込み、次々と撃破していく。弾をリロードするには、画面外でトリガーを引けばよい |
このように、ゲーム画面のエレベーターが閉じれば筐体の扉も閉まる。臨場感がたまらない |
ほかにも上、あるいは下のフロアに移動するボタンも備え付けられており、攻略するルートを選択できるなど、とことんエレベーターに似せたデザインの筐体となっている。
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| 物陰から急に敵が飛び出してきたり、一度に多くの敵が出現したりと、一人称視点であるガンシューティングならではのおもしろさもある |
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| 「AOUアミューズメントエキスポ 2009」 |
[開催日時(一般向け)]
2009年2月21日(土)10:00~17:00
[会場]
千葉県「幕張メッセ」
[入場料金]
<当日券>
大人、中高生:1,000円(小学生以下、60才以上は無料)
<特別割引券持参の場合>
大人、中高生:700円 |