2009年1月18日(日)、品川インターシティホールにて、カプコンが「闘志再撃 拳を燃やせ! ストリートファイターIV全国大会」の決勝大会を開催した。
同大会は、予選大会を勝ち抜いた代表者と当日参加枠から計128名の参加者が、トーナメント形式で日本一を目指すというもの。数々の熱闘が繰り広げられた同大会の模様をお届けしよう。
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| 128人から8人だけ選ばれる過酷な予選トーナメント |
予選トーナメントは、2008年11月から全国250か所以上で行なわれた予選を勝ち抜いた予選通過者と、当日抽選で選ばれた計128人もの参加者が、A~Hの8ブロックに分かれ、ステージを囲む8台の筐体で対戦する方式。刻々と勝敗が決していき、120人は敗れてしまうという、過酷にして壮観な状況。優勝候補と見られていた参加者が続々と敗れたことから、司会者たちからは「番狂わせ」といった単語が頻繁に飛び出していた。
予選トーナメント終了後には、先ほどまで熱戦が行われていたステージでスペシャルイベントが開かれた。ここではまずイベント冒頭から登場していた、2009年2月12日(木)発売予定のプレイステーション3版/Xbox 360版『ストリートファイターIV』のプロデューサーの小野義徳氏が同作を紹介。「さくら」や「キャミィ」などの追加キャラクターとともに、「アーケード待ちうけ」という新たに搭載されるシステムについても説明された。
これは「『アーケードモード』で遊びながら、ネットワーク対戦のマッチングが成立することで、ゲームセンターと同じ感覚で乱入対戦が可能になる」(小野氏)というもの。プレイ中のバックグラウンドで対戦相手を探すため、相手が見つかるまでの何もできない待ち時間が解消されるという。
また、ここでは2月28日(土)に公開される映画「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」についても話が及んだ。
こちらのページで確認できる予告映像に続けて、同映画でチュンリーを演じる主演女優クリスティン・クルックさんから、「今回の映画ではゲームのチュンリーのような激しいアクションに挑戦しています。日本の『ストリートファイターファン』のかたにもこの映画を観てもらいたいです」とのビデオ・メッセージが届いていた。
イベントでは『ストリートファイターIV』のテレビCMにも出演する高良光莉さんがシークレットゲストとして登場。ゲームのキャラクター「さくら」のコスチュームに身を包み、ゲームさながらのアクションシーンをさっそうと披露した。
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| かわいらしい高良さんだが、CMでは激しいアクションをこなす |
高良さんは「第33回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞したときの感想は?」という司会者からの質問に対して、「(名前を)呼ばれたときはすごくびっくりして、夢のようでうれしかったです」と回答。またCMの撮影については「すごく長い時間撮っていて大変でした」と苦労しながらも充実した体験を語っていた。
ステージイベント後にプレス対抗試合が行なわれ、いよいよ決勝トーナメントが開幕。各ブロックを勝ち抜いた8名が、優勝を目指して競い合う。小野プロデューサーも「ゲージの1ドットのわずかな差を巡る争い」と評するように、高レベルの戦いが繰り広げられ、勝負の分かれ目では会場から何度も拍手や歓声が沸き起こった。
決勝戦は、「伊予」選手のダルシムと「あーるえふ」選手のサガット。小野氏ら司会者たちの話では、サガットは強キャラだという評価がユーザー間でもあったが、ダルシムが勝ち上がってきたのは意外で、キャラへの「愛」が感じられるということだった。ダルシムはヨガファイアー、サガットはタイガーショットと、互いの飛び道具を撃ちあうけん制を中心にした、一進一退の攻防が続く。
伊予選手が先取しての第二試合、お互い一本取った第三ラウンド。ダルシムがヨガテレポートでサガットの背後を取り、蹴りのコンボからヨガインフェルノ、さらに間髪入れずふたたび背後を取って怒濤の連続攻撃。サガットはこのラッシュでゲージの半分以上を削り取られ、圧倒的な体力差が開く。最後は、サガットのタイガーニークラッシュをダルシムのウルトラコンボのヨガカタストロフィで見事に迎撃してKO。この瞬間、『ストリートファイターIV』の日本一が決定した。
最終的な結果は、一位が「伊予」選手、二位が「あーるえふ」選手、三位が当日参加の「金デヴ」選手。表彰式では一位の賞品として「Xbox 360 バリューパック」、「Xbox 360版『ストリートファイターIV』+専用スティックコントローラー」、二位と三位にはプレイステーション3版/Xbox 360版どちらかの「『ストリートファイターIV』+専用スティックコントローラー」が贈呈された。
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| 賞状を渡される優勝者の伊予選手。優勝したことで「2009 王座認定者」の称号を得た |
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| 前列中央が優勝の伊予選手、左が二位のあーるえふ選手、右が三位の金デヴ選手
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| 「『IV』を作らせてくれたのはみなさんです」(小野氏) |
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| 最後のあいさつでは涙ぐむ小野プロデューサー。社内での「援護射撃」になる、続編要望の投稿などを呼びかけていた |
大会終了後の最後の締めくくりとして、小野プロデューサーがユーザーへの感謝の言葉を述べる。途中、小野氏が思わず涙ぐんだ声になると、会場から暖かい拍手で迎えられ、大会は感動のうちに幕を閉じた。
★小野プロデューサー
「このタイトル、3年ぐらい前からプロジェクトが始まりました。始まるまでは、本当に社内で大反対だったんですね。もう『III』以降やることないんじゃないの、という。……これだけ多くのかたに全国大会に集まって頂いて、この『ストリートファイター』を応援して頂けるということが、カプコンにとって本当に大切なことだと思っていました。その心を諦めないで『IV』を作らせてくれたのはみなさんです。本当にありがとうございました」