「スカシカシパンマン」というキャラクタをご存知だろうか。なにやらおいしそうな名前だが、実は"スカシカシパン"というのは、ときおり砂浜などに打ち上げられているウニの一種(注:食べられません)。見た目が菓子パンにそっくりなことからその名前がついたとされるが、そんな奇妙な生き物をモチーフに、タレントの中川翔子さんが生み出したヒーローが「スカシカシパンマン」である。
その「スカシカシパンマン」が来春、インターチャネルよりDS用ゲームとなって発売されることが決定した。これに先駆け、東京・渋谷のスタジオにて、スカシカシパンマンの生みの親である中川翔子さんと、スカシカシパンマン役の声優・若本規夫さんによるアフレコが行われるとのことで、さっそくその現場にお邪魔させていただいた。
と、その前に一応、ゲーム内容についても触れておこう。本作はスカシカシパンマンを主役に、ちょっとおバカで、どこか懐かしいミニゲームを多数収録した冒険ファンタジーゲーム。プレイヤーはスカシカシパンマンと、ヒロインのエイ子となって、世界の平和を守るため、全40種類ものミニゲームに挑んでいくことになるという。
中川さん自身が監修・プロデューサーとして製作に参加しているのも特徴で、しょこたんワールド全開の変態・冒険ファンタジーが繰り広げられることになりそうだ。発売日は2009年3月5日(木)、価格は5,040円(税込)予定。
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| 「おかしな生き物だからこそ、不景気も忘れて楽しんでほしい」 |
アニメ版(2008年1月より携帯サイト限定で公開)に引き続き、スカシカシパンマンの声を演じることになった若本さんは、スカシカシパンマンの第一印象について「そりゃあ、おかしな生き物だよ」と即答。しかし、そんな"おかしな生き物"だからこそ、不景気やそういうものとは縁遠いキャラクタとして、その妙な空気感を楽しんでほしいとも語ってくれた。
若本さんと言えばユニークなキャラづくりにも定評があるが、今回特に注意したのは「ノリ」と「イントネーション」、そして「擬音」の3点。そのうえでさらに「ちょっと世間からズレたような、斜め下から世の中をふりさけ見るような、そういう波打ってるような、ゆがんでるようなイメージが自分の中から出てくれば成功」と、キャラがキャラだけに、かなり役作りにはこだわった模様。しかしそのおかげで、以前のアニメ版収録の際には、アドリブをかましすぎて共演者が本番中に吹き出してしまい、収録がしばしば中断されてしまった――といった若本さんらしいエピソードも披露された。
共演する中川さんについては、「こういうキャラクタを発想するくらいだから、ユニークな想像力の持ち主。それに並の度胸の据わり方じゃないね。そんな印象を受けました」とベタ誉め。またもし自分がスカシカシパンマンになれたら? という質問には「何か世の中のためになることをしたいなあ」とコメント。若本さんにとってのヒーローとは、どんな苦難に陥ってもそれに立ち向かっていける人なのだそうだ。また、普段はまったくゲームでは遊ばないという若本さんだったが、老後には脳梗塞防止に遊んでみたい、とも語ってくれた。
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| 理想のヒーロー像として、映画「パピヨン」の主人公を挙げた若本さん。一方で「最近映画の吹き替えに呼んでくんないのよ」とグチをこぼす一幕も |
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| 若本さんが真面目に話している後ろで、ずっとクネクネと動き回っていたスカシカシパンマン。とてもヒーローとは思えないうっとうしさ! |
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| スカシカシパンマンを演じるにあたっては「自分の中でリズムとイントネーションをイメージして、キャラクタ自身の世界に入ることがまず第一」だとか |
またスカシカシパンマンの生みの親である中川さんは、今回のゲーム化について「ホントに夢なんじゃないかっていうくらい、ギザウレシスです」とその嬉しさを表現。自分のラクガキから生まれたキャラクタがこうして隣にいることが、自分でもまだ信じられないのだとか。中川さん自身も、普段はDSを2台持ち歩くほどのゲーム好きとのことで、特にDSでゲーム化されることについては感慨深い様子だった。
今回、中川さんはプロデューサーでもある一方、各種ミニゲームの監修も行っている。全40種類ものミニゲームが収録されている本作だが、中でもお気に入りは"納豆をかきまぜるゲーム"。その名の通り、ひたすらタッチペンで納豆をかきまぜるだけのミニゲームなのだが、「単純で、奧が深くておすすめです」とのこと。
まだちょっと気が早いが、続編の案について聞かれると「このシンプルな顔を見ていると、いろんなゲームができそうですよね。落ちモノとか。でも目標はやっぱり『ドラクエ』『FF』みたいなRPGの大作シリーズ。それでゆくゆくは朝の特撮番組にもなってほしい」と妄想を膨らませた。"女性の下着を透かしみること"だけが特技のヒーロー(というかただの変態)が、子供たちに受けるかどうかは少々疑問だが、それはそれでちょっと見てみたい気もする。
また、スカシカシパンマン役である若本さんについては、以前DVD収録の際にスカシカシパンマンの生アフレコで一緒になったことがあるのだとか。その際、スカシカスパンマンがどんなに気持ち悪い動きをしても、ちゃんとかっこいい声で対応してくれたことに驚いたのだそうだ。
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ヒロイン・エイ子の声優としても参加している中川さん。プロデューサー、ミニゲーム監修、そして声優と、かなり深く開発にも関わっているようだ |
スカシパンマンの好きなところは、「光沢のあるスーツ、ちょっと機嫌の悪そうな唇、あとヒーローなのに変態なところ」なのだそう |
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中川さんがしゃべっていても、ついスカシカシパンマンの方に目が行ってしまう。つーかなんかやたら偉そうなんですけど! |
最後はスカシカシパンマンとのツーショットで、しっかりポーズも決めてくれた |
ちなみにジャンル名が「貪欲ゲーム」となっている本作だが、「ゲームが大好きで、DSが大好きで、気持ち悪いもの、楽しいものも大好き」という、中川さんが好きなものを貪欲に詰め込んだゲームだかららしい。最後に読者へのメッセージを求められた中川さんは、「どんな気持ちの時でも、遊べばたちまち貪欲になれるゲームなので、ぜひ遊んでください」と語り、インタビューを締めくくった。
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★スカシカシパンマン
年齢、出身地不明な謎のヒーロー、というより変態。マッハ3で走ることができ、スカシカシパンの穴から女性の下着を透かし見るのが特技 |
★エイ子
メイド喫茶で働く美少女だが、体から強力なアンモニア臭を放つ。どうやらスカシカシパンマンはエイ子に恋い焦がれているようだが…… |

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