イベントレポート
 
『アラド戦記』アニメ化など発表相次ぐ「HANGAME 2008 夏祭」まとめ
2008.08.26
関連URL:「NHN Japan」公式サイト
 
 NHN Japanは2008年8月24日(日)、東京の両国国技館にて、同社が運営するオンラインゲームを中心としたイベント「HANGAME 2008 夏祭」を開催した。ここでは、先だってニュース記事でお伝えしてきた発表内容に加えて、イベント自体を詳しくレポートしていこう。

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

 
 今回の「HANGAME 2008 夏祭」は、『アラド戦記』『スペシャルフォース』『プロ野球 ファミスタオンライン3』などのタイトルを中心に、大会、ステージイベントなどを行う総合イベントとなっていた。


 会場内には、各タイトルの特設ブースや試遊スペースはもちろん、射的やくじ引きなどが楽しめるコーナーもあり、丸一日楽しめる内容はまさに“夏祭”といった様相。開場から多くのファンが訪れる中、2代目ミスアラドの西村みずほさん、アラドナビゲーターの中田あすみさん、そして多くの『アラド戦記』を中心としたコスチュームをまとった女性たちが登場する華やかな開会式で、イベントは開幕した。

左から、2代目ミスアラド・西村みずほさん、アラドナビゲーター・中田あすみさん


『アラド戦記』TVアニメは2009年に日韓同時放送
 この日の目玉になったのが、『アラド戦記』のアニメ製作発表ステージだ。アニメのタイトルは、『スラップアップパーティー -アラド戦記-』。『アラド戦記』の世界観とキャラクタをベースにした、1話完結型のギャグアクションファンタジー作品で、メリハリのあるアクション、豪華声優陣の起用、1話完結のメリハリのあるストーリーの3つをコンセプトに、究極のパーティーアクションアニメを目指すとのことだ。


 放送開始予定は2009年で、なんと日韓で同時に放送される。企画の詳細発表後、ステージには池添隆博監督と、出演声優からバロン・アベル役の近藤隆さん、リュンメイ・ライカ役の野川さくらさん、イクシア・ジュン役の辻あゆみさんが登場したので、それぞれのコメントを紹介しよう。

左から池添隆博監督、近藤隆さん(バロン役)、野川さくらさん(リュンメイ役)、辻あゆみさん(イクシア役)


●池添隆博監督
「作品の基本は、バロンを中心にしたパーティの冒険活劇で、シンプルで誰にでもわかりやすいストーリーの作品です。登場キャラクタが多く、毎回ゲストキャラがいます。アニメのタイトルは、とびっきりのすばらしいパーティという意味です。作品のスタイルをパーティ中心の楽しいものにしたかったので、その意味を込めました。出演する声優さんたちには演技について細かい指示はしていなかったのですが、最初からきっちり演じてくれて、イメージどおりだったので、役者さんの力を感じました。アニメはゲームのイメージを崩さず、ゲームならではの世界観を追求しているので、ぜひ観てください!」

●近藤隆さん(バロン・アベル役)
「バロンは“鬼手”を持つ過酷な運命を背負ってるんですが、周りのみんなにひっかきまわされ、振り回されながらスクスク育ってます。アフレコではみんな、嬉々として『アラド』の世界を演じていますね。毎回ギャグの要素があるんですが、(ギャグの)メインは鈴村さん(カぺンシス役の鈴村健一さん)なので、どれだけやってくれるか楽しみにしてます(笑)。日韓同時放送の話は今日初めて聞いたんですが、収録を始めている僕らも俄然やる気が出てきました! 放送を心待ちにしているので、みなさんも楽しみにしていてください」

●野川さくらさん(リュンメイ・ライカ役)
「アニメ化決定です! リュンメイはアニメでは2話から登場して、原作ゲーム同様格闘家としてとても強いんですが、セクシーでドキッとするような魅力的な存在です。パーティのお姉さん的存在で、ちょっと怖いけど艶っぽいお姉さんです。私は主人公の男の子とその友達、それ以外は女の子ばっかり、みたいな収録現場が多いんですが、この作品は男性がとっても多いです。でも近藤さんや鈴村さんがやさしくしてくれて、レギュラーで出演しているつぶやきシローさんが場を和ませてくれる、とても素敵な現場で幸せです。現場の空気のよさが、作品にも出ていると思います。私たちもどっぷり作品の世界につかって楽しんでいて、すばらしい作品になると思うので、楽しみにしてください」

●辻あゆみさん(イクシア・ジュン役)
「アニメのイクシアは妹的存在なんですが、ちょっと生意気っぽいです。辻はゲームで(イクシアの職業の)メイジをプレイしていたのでわかるのですが、ゲームとアニメのギャップみたいなのも見てもらえたらと思います。イクシアの杖はゲームではただの杖なんですが、アニメでは顔があってつぶやきシローさんの声でしゃべります。現場は、ゲーム好きのかたがとっても多いので、一緒に『アラド戦記』をプレイしようと話してたりもするんです。ゲームによく出てくる地名やキャラもたくさん登場するので、『アラド戦記』をプレイしているみなさんもぜひ観てください」


 また発表会終盤では、番組のオープニングテーマを野川さくらさんが担当することが発表された。収録はまだとのことだが、歌について野川さんは「久しぶりのアニメのオープニングなので、素晴らしい歌にしたいと思ってます。今までヒロインをやりながら歌わせてもらった作品は自分にとって特別なことが多く、『アラド戦記』も大切な作品になると思いますので、応援よろしくお願いします。頑張ります!」と語っていた。
 なお、発表会中には、エンディングテーマを担当する8bitミュージックユニット・YMCKが登場し、エンディングの映像をバックに、ライブを披露。映像はファミコン風のドット絵で、バロンやリュンメイたちの冒険を表現。電子音を多用したいわゆる8bitミュージックとの取り合わせは必見の仕上がりだった。

プロプレイヤー“アゴ様”登場や日韓戦に熱狂!
 アニメ化発表以外でも、メインステージではさまざまな催しが行なわれた。なかでも大きな盛り上がりを見せていたのが、『アラド戦記』の“アゴさま決闘教室”ステージ。
 アゴさま(Jang Woongさん)は、韓国の有名プロプレイヤーで、トップクラスのプレイヤーの技が見られるとあって、メインステージ前は大盛況! その風貌から日本ではアゴさまと呼ばれていることについて、「アゴ様という名前は気に入っています(笑)。今日はちゃんとメイクをしてきました」と語って笑いを取る場面もあった。また、もうひとりの来日プロプレイヤー・Jung.Jさんも「私にも素敵なニックネームを考えてください」と語っていた。

中央左が、「アゴさま」lこと韓国の有名プロプレイヤーJang Woongさん。中央右がもう一人の来日プレイヤーJung.Jさん


 ステージ前半はトークコーナー。前日食べ物がたくさん用意されていて、食べ過ぎてなかなか眠れなかったと語るアゴさまだが、『アラド戦記』については真剣そのもの。
 「韓国のイベントはカタにハマったイベントが多いのですが、日本のイベントはみなさんが楽しめる感じで勉強になります。このようにテクニックを見せる場はたくさんあるのでそれほど緊張はしていませんが、日本のみなさんが期待してると思うので、それに応えなければ、という点では少し緊張してますね」と語っていた。また、これまで『アラド戦記』の決闘をこれまで12~15万試合はこなしているという発言には、多くの観客も驚いていた。


 そしてメインの決闘教室は、アゴさまがプロプレイヤーのJung.Jさん、『アラド戦記』のGM陣、そして日本トップレベルのプレイヤーたちと対戦を行ない、そのプレイスキルを見せるという内容。
 最初に行われた韓国プロプレイヤー対決は、1勝1敗の五分。アゴさまは「的中率を高めるためにコンボを使えるようにしました。ヘイストをかけてからが攻撃タイムで、一度宙に浮いたときにダメージを与えます。20秒たつとマッスルシフトを使い、先ほどのコンボでもう一度ダメージを与えることができるんです。いつもそうですが、20秒は私の時間です。30秒でコンボを食らうとピンチです。Jung.Jさんの必殺コンボが入るとまったく動けなくなってダメージを受けてしまうので、最初は有利状態だったのに互角に持ち込まれて相当テンパってしまいました。一回目勝てなかったのが悔しかったので相当頑張りました(笑)」など、自らのテクニックの説明を交えて熱く解説していた。


 その後GMのナゲール氏に圧勝したアゴさまだったが、波乱はそのあとに待っていた。最後に日本のユーザー代表2チームが、プロプレイヤーチームと2対2のチーム戦を行なったのだが、この対戦は「GMのナゲールさんより長く生き延びたら(23秒)商品プレゼント」というルール。ところが対戦では、2チームともユーザー代表が勝ってしまったのだ!
 アゴさまは試合開始前「私たちは仲が悪いのでチームを組んだことは一度もありません」と冗談交じりに語っており、またエキシビジョンではあったが、これはやはり快挙。日本のトッププレイヤーのレベルの高さを感じさせた。「もう一度やりたい!」と悔しさを見せたアゴさまだったが、終了後は「楽しかった。また日本に来たいです」と語っていた。


 メインステージのクライマックスになったのが、「2008 Hangame Cup 日韓決闘大会」。まずは冒頭で韓国版でテーマ曲を歌っている韓国のアーティスト、チェ・ヒョナさんがライブを行なった。最初に歌ったのは、「セリアの歌」。「セリアのキャラクタが活かされた、美しい歌詞の曲です。クライマックスの“夢の中でもあなたに会いたい”というフレーズが気に入っています」とコメント。最後に壮大な「風の歌」を披露し、ライブは終了となった。

韓国のアーティスト、チェ・ヒョナさんによるライブ。最後は「風の歌」を披露


 そしていよいよ、『アラド戦記』2008 Hangame Cup 日韓決闘大会のステージ。日韓の対抗戦は2回目。第1回は日本・韓国のホームアンドアウェイ戦で行なわれ、日本ラウンドでは善戦したものの、韓国ラウンドで全敗。韓国側の勝利に終わっているだけに、日本チームとしてはぜひリベンジを果たしたいところだ。
 今回の対戦形式は、個人戦、勝ち抜き戦、チーム戦が行なわれ、総合戦績で勝敗を争うことになる。対戦前には、日本チームと韓国チームがチーム旗を交換して雰囲気を盛り上げ、日本代表リーダーが「韓国のみなさんは強いので、実力を出し切りたいと思います」と語ると、韓国代表リーダーは「勝利を目指すのはもちろん、楽しんでプレイしたいと思います」と語り、いよいよ対抗戦がスタートした!

日本代表チーム:るるぃさん、ロイド安藤さん、Silviaжさん

韓国代表チーム:Cho.J.Hさん、Park.J.Wさん、Chung.S.Wさん


 日本代表は、この日『アラド戦記』ブースで行われた日本代表選抜戦を勝ち抜いてきたるるぃさん、ロイド安藤さん、Silviaжさんの3名。ハンターやメイジなど多彩なキャラクタなのに対し、韓国チームのCho.J.Hさん、Park.J.Wさん、Chung.S.Wさんは揃って近接格闘系のキャラクタを選択。
 どの対戦も中盤までは日本チームが善戦するものの、一旦浮かされてしまうと一方的に殴られ、投げでハメられ大技につなげられ……と、ビデオの再生ムービーを見るような展開で、先鋒のるるぃさん、中堅のロイド安藤さんがストレート負け。しかし漂った重いムードを一変させたのが、大将のSilviaжさん。メイジならではの軽快でトリッキーな攻撃で攻め立てる。相手の攻撃で浮かされてまたか……という場面で、テレポートで抜けて何度もしのいだのが大きな勝因となり、紙一重の勝利を収めたのだった。


 ただし、日本代表の反撃はこれまで。続く勝ち抜き戦、チーム戦ではロイド安藤さんが見せ場を作る場面もあったものの、ほぼ一方的なワンサイドゲームで韓国チームが勝利した。勝ち抜き戦ではHPが削られてスタートした2戦目以降でも、一旦形にハメれば一方的に削り勝ちやすい、3対3の乱戦ではテクニカル型の日本チームに比べ、3人で囲んで力押しの殴殺で1人を先に潰しやすい、という格闘型のメリットがモロに出た感じだ。
 終わってみれば「当日の国内予選の個人戦に焦点を絞ってきた日本代表」と、「事前に作戦とチームワークを練ってきた韓国代表」の差が色濃く出ており、日本代表にはいささか気の毒な結果だった。またしても韓国の強さを見せつけられた日韓決闘大会だったが、終了後は両国代表がお互いの健闘を称えあい、握手やハグを盛んにかわす姿が印象的だった。

そのほか、会場の様子を写真で紹介 
 ここまで紹介した『アラド戦記』関連以外にも、活況を見せた「HANGAME 2008 夏祭」。その様子を写真とともに紹介しよう。

一番人気の『アラド戦記』ブース。日本代表決定戦やGM100人抜きイベントなど、メインステージと連動したイベントを行なっていた

『熱血高校! くにおくんオンライン』ブースでは、いちはやく試遊することができた

『スペシャルフォース』ブースでは、事前に行なわれたクラン対抗戦の上位3チームが対戦! 優勝チームは上海での世界大会に参加する

『プロ野球 ファミスタオンライン3』ブースでは、全国トーナメント決勝大会やホームラン競争などが行なわれた


豪華商品がもらえる抽選くじびきもある縁日コーナーにも多くの人が詰め掛けた

倒せばプレゼントされる射的コーナーも人気

初公開となった、『アラド戦記モバイル』の体験コーナー

『みんなでセイムパズル』や『みんなでパンパヤ』の体験コーナーや大会も


ドスパラのゲームスペックPCなど、豪華プレゼントがされた抽選会

イベントの締めには各タイトル優勝者の表彰式が行なわれた

結構珍しい、アバターアイテムの原画展示

『ディグダグアイランド』よりディグダグ


イベントに華を添えたコスプレイヤーたち

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