――Wiiでの発売となる『ラタトスクの騎士』は、Wiiリモコンとヌンチャクによる直感的な操作に対応しています。シリーズでも初の試みですが、採用の経緯を教えてください。
郷田氏:『ラタトスクの騎士』には必要最低限しかWiiリモコンの特性の一つであるモーションコントロールを取り入れていません。どういう使い方をすれば面白いか、という点を考慮してWiiリモコンとヌンチャクの操作を各所に取り入れています。今後、北米でも『ラタトスクの騎士』を販売しますが、Wiiリモコンの使い方はほぼ変わらないと思います。
――北米版のローカライズにあたっても、Wiiリモコンを振り回す動作を多くして、よりアクション性の強い内容に変更する、といったことはないと。
小西氏:実は海外のメディアから取材を受けると、「なんでもっとWiiリモコンを振り回して遊ぶ仕様にしないのか」という質問が、ほぼ毎回でるんです(笑)。
郷田氏:ゲームキューブ版の『シンフォニア』がいまだに少しずつですが売れていますし、欧米にも『テイルズ オブ』のファンは結構いるんです。ですから、『テイルズ オブ』や『シンフォニア』といった単語を目にしただけでも、ある程度ゲーム内容は理解してもらえるくらいの認知度はあると思います。あえてゲーム内容を変更しなくても、受け入れてもらえる下地はすでに出来上がっているんですね。ただ、日本でのターゲットが10代〜30代と幅広いのに対し、欧米では小学生くらいの子どもたちをメインのターゲットに据えています。ここら辺は、日本人との好みの違いみたいなところもありますね。とはいえ、最近はアニメやゲームのコンベンションなどで日本の作品を大人のユーザーが注目しているということもあるので、欧米市場が変化の兆しを見せてきているな、とは感じています。
――では、最後にファンの方へのメッセージをお願いいたします。
小西氏:今、開発が終わって、あらためてプレイヤーとして『ラタトスクの騎士』を遊んでいて気づくのですが、この作品には本当に様々な要素が込められています。『シンフォニア』を遊んでいただいた方に喜ばれる要素もあれば、初めての方でも楽しめる要素が盛り込まれています。手前味噌かもしれませんが、良い作品が出来たと思いますので、ぜひプレイしてみてください。
郷田氏:『ラタトスクの騎士』は、『シンフォニア』から2年後を描いた作品ではありますが、この作品から遊んでいただいても理解しやすい、プレイしやすい内容になっています。シリーズに触れたことのない人でも気軽に手に取ってみてください。また、『テイルズ オブ』のファン、RPGファンの期待にも応えられる作品に仕上がっていますから、目の肥えた方たちにもプレイしてもらいたいですね。よろしくお願いします。
――本日はありがとうございました。
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