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イベントレポート
 
甘い言葉にボッコボコ 壮絶な結末を迎えた『風林火山』体験会レポ
2008.07.11
関連URL:『風林火山』関連情報
関連URL:『風林火山』公式サイト
 
 2008年7月11日(金)よりオープンβテスト開始が予定されている、エムゲームジャパンのMMORPG『風林火山』。これに先駆け、同社ではプレス関係者を招いた体験会を開催し、高レベルユーザー向けインスタンスダンジョン「亡霊の塔」などを公開した。

 本作『風林火山』は、トゥーンレンダリングによるポップなグラフィックと、いわゆる「オリエンタルファンタジー」的な世界観を特徴とするMMORPG。2007年10月にクローズドβテストを開始し、その後第二次クローズドβテスト、プレオープンβテストを経て、このたびようやくオープンβテストに至った形となる。最近のタイトルとしては、クローズドβテストからオープンβテストまで半年強というのは比較的長い方で、首を長くして待っていたユーザーも多いのではないだろうか。

 今回の体験会では、集まった媒体同士で即席のパーティを組み、上記「亡霊の塔」に挑戦することに。また体験会終了後には、『風林火山』運営担当より、今後の運営方針についてうかがうこともできたので、併せてお伝えしよう。


クセがなく、遊びやすいゲームシステム

 今回体験プレイ用に用意されたPCには、それぞれ「剣」「爪」「槍」「扇」の4武器があらかじめ振り分けられており、自然とバランスのよいパーティが組めるようになっていた。職業決めのジャンケンで勝利した筆者は、「なんとなくパーティプレイでの責任が軽そうだから!」という理由で、迷わず近接アタッカーの「剣」を選択。ちなみに他の武器はというと、「爪」がいわゆるデバッファー、「槍」がタンク、「扇」が魔法アタッカー兼ヒーラーに相当するとのことだった。

 しばらくは練習ということであれこれ触ってみたが、ゲームシステムは一般的なMMORPGとほぼ同じで、特に戸惑うような要素はなさそう。移動操作は、WASDキーとマウスのどちらでも可能となっており、またSpaceキーでジャンプも可能。プレオープンβ時点では「A」と「D」キーが左右移動ではなく左右“旋回”と、少々クセのある操作になっていたが、さすがにこれは改善の要望が多かったとのことで、今回のバージョンでは左右移動に変更されていた。

 そのほかの要素としては、ペットを同時に3種類まで呼び出せる点が面白い。本作のペットは「召喚獣」という扱いで、種類によって騎乗型、攻撃型、支援型の3タイプが存在。タイプが重ならなければ3匹同時に召喚することもできるため、ソロでもかなりにぎやかなプレイが楽しめそうだった。なおこれらの召喚獣はテイミングスキルを使ってゲーム内で捕まえることができ、もっとも手頃なものはレベル7から取得可能とのこと。プレイヤーと同じく、召喚獣も戦闘やクエストで経験値を得て成長していくため、召喚獣の育成もゲームの大きな楽しみとなりそうだ。

防御よりも攻撃に特化したスキルを多く持つ「剣」。習得するスキルによって、ダメージ重視の「強攻」タイプか、追加効果重視の「呪剣」タイプに分かれそうだ

召喚獣は同時に3体まで呼び出すことができる。騎乗型はレベル7から、攻撃型はレベル10くらいから取得可能とのことで、低レベルからでも楽しめそうだ

WASDキーとSpaceキーを組み合わせれば、建物の屋根に登ったりすることも可能。キャラクタはアクションゲームのように、キビキビと動いてくれる

マップ上にカーソルを合わせると、その地域に出現する敵の名前とレベルが表示される。適性狩り場が一目で確認でき、初心者にも優しい印象だ


危険がいっぱいの「亡霊の塔」へ向かう一行。果たして――?

参加4媒体で即席のパーティを結成。メディア対抗戦などはよくあるが、協力というのはちょっと珍しい趣向かもしれない

各階の最後にはボスモンスターが出現。これを倒すと、次の階へ進むための「移動陣」が解放される形となっている

中央に見える青白い光の柱が、次の階へ進むための「移動陣」。ボスを倒してこれに入ると、その階はクリアとなる

 ひととおり操作方法やスキルなどを確認したのち、さっそく参加媒体でパーティを組み、「亡霊の塔」へと向かう。普段から取材先でよく顔を合わす面々だが、こうして協力して一つのダンジョンに挑む、というのはなかなか珍しい光景だ。

 「亡霊の塔」は、オープンβテスト時点で実装されるインスタンスダンジョンの中では2番目に難しいもので、推奨レベルは45から。こちらはというと、全員がレベル50とかなり余裕な構成だが、なんせ即席のパーティとあってチームワークに一抹の不安が。果たしてどうなることやら……。

 ダンジョン内は全部で13階構成となっており、各階で待ち受けているボスモンスターを倒すと、次の階へのワープゲートが解放される形となっている。曲がりくねった一本道のようなフロアもあれば、テレポートを繰り返しながら進んでいく複雑な構造のフロアもあり、さすがに一筋縄ではいかない印象。もちろん道中には無数のザコも出現するため、これを協力して殲滅しながら前進していく。

 こちらのレベルが高いこともあり、低階層はわりとあっけなく突破。しかしこのペースで進んでいては時間がかかりすぎると思われたのか、4階あたりまで進んだところで、後ろのスタッフから「下の方は敵もそれほど強くないので、ザコは無視して一気にボスまで行ってしまうのもアリですよ」とのアドバイスが。ほほう。

 ところがこれが間違いの元だった。早速実践してみましょう、ということで群がるザコを無視してどんどん奧へ。たしかに、回復を怠らなければ即死するほどのダメージは受けない……けど、なんかこのフロア長くないっスか!? 進んでも進んでもボスの姿は見えず、そうこうしているうちに後ろからは30匹近いザコが追いかけてくる地獄絵図に。やがて地形にひっかかった「扇」がフルボッコにされると、一人また一人と押し寄せるザコの波に飲まれていき、みるみるパーティは全滅。ヒイイイ。何ですかこのホラー的光景は! この戦法をとる時は、レベルと敵の強さ、あとマップの長さを見誤らないことが大事なようです……。

 その場は貴重な復活アイテムを使って蘇生させてもらい「やっぱり慎重に進みましょう」ということになったものの、さすがにこのあたりになるとザコですらなかなかの強敵揃いで、少し進んだところでまたも脱落者が。結局、7階まで進んだところでパーティの一人がついに復活アイテムを使い果たしてしまい、ここで一旦ギブアップということに。む……無念。



ザコを無視して突き進んでみるの図。実は前のフロアでは、マップがテレポーターで細かく区切られていたためうまくいったのだが……

地形にひっかかり、無数のサルたちにフルボッコにされるの図。長い一本道のマップでは、地道に敵を倒して進んでいった方がよさそうだ

結局、志半ばにして全滅。3回までその場で復活できるアイテムも持っていたが、やはり即席のパーティでは限界があったようで……

その後、スタッフのお情けで最上階のボスまで連れていってもらったのだが、なんとなくモヤモヤとしたものが胸中に残った

クリア後にはちょっとしたアニメムービーが挿入され、塔の外へと脱出。なんともふがいないレポートでスイマセンでした


完成度には自信。ユーザー同士がつながり合える運営を

エムゲームジャパン ゲーム事業部の軸丸高志氏。『風林火山』の運営全般を担当する

 その後、休憩を挟んで本作の運営担当である、ゲーム事業部の軸丸高志氏から色々とお話をうかがうことができた。

 まず軸丸氏が強調したのは、「GMが積極的に関わっていくことで、ユーザー間のコミュニティを深めていきたい」ということ。具体的には、GMによるイベントをはじめ、公式サイトでのサポートや、ユーザーイベントの支援などを通じて、ユーザー同士が距離を縮めていけるような運営を心がけたい、とのことだった。「ユーザーに近い運営を」というのはMMORPGではしばしば聞かれる言葉だが、さらにそこから一歩進めて「ユーザーに近い運営をすることで、ユーザー同士がより深くつながり合えるように」という発想は面白い。イベントなどを行う場合も、「日頃イジられてばかりいるGMが、腹いせにモンスターを大量に召喚した!」といった具合に、GMの個性を活かしたものにしていくそうだ。

 またゲームの魅力について聞かれると、軸丸氏は「コンセプトはMMORPGらしさ。たとえば100人が馬に乗って目的地を目指す。それだけでMMORPGって楽しいものですよね。そうした部分を『風林火山』追求していきたいと思っています」と回答。また日本市場に合わせたカルチャライズには相当力を入れているそうで、たとえば世界観やシナリオは日本のスタッフが全面的にリライトし、いわゆる「武侠モノ」らしさは極力抑える方向だという。また韓国では二勢力に分かれてのRvRが人気だが、日本のユーザーはどちらかと言えば対戦よりも協力プレイを好むため、今回体験したインスタンスダンジョンのほかにも、協力して冒険したり、アイテムを集めたりといった要素を新しく入れていきたいとのことだった。

 今後の予定としては、日本向けにカルチャライズしたメインストーリーをまず実装。これに関連して、韓国ではすでに実装されている、二勢力に分かれて戦う「勢力戦」などのシステムも導入されることになるようだ。気になる正式サービスの時期については、「夏から秋……くらい?」と、かなり漠然とした答えしか返ってこなかったが、これは現在、韓国で大きなアップデートを控えているため、そちらの様子を見てこれから具体的なサービス時期を検討していくからだそう。ちなみに他のエムゲーム作品と同じく、料金形態としてはアイテム課金制が採用されるようだ。

 最後に軸丸氏は「ユーザーの皆さんには随分お待たせしてしまいましたが、時間をかけた分、“待ってよかった”と喜んでいただけるものになったと自負しています」と、その出来映えに自信をのぞかせた。満を持して実施されるオープンβテスト、興味がある人はぜひ参加してみていただきたい。



【『風林火山』関連コンテンツ】
[プレスリリース]
『風林火山』オープンβ開催時のイベント予定を公開
クライアントを先行配信『風林火山』オープンβは7月11日開幕
最終テストは3日間 『風林火山』のプレオープンβ開幕
【動画】笑って踊れる♪『風林火山』 エモーションとダンスをお披露目
固有奥義でサポート!『風林火山』新たな召喚獣を公開
新たな対人戦も登場『風林火山』実装予定のシステムを紹介

【『風林火山』関連リンク】
『風林火山』公式サイト


(C) 2008 MGAME JAPAN Corp.

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