――発表会の中で各国のユーザー層の違いについて触れていましたが、日本のユーザーについては何か特徴があったりしますか?
柳本氏:特徴といいますか、昔に比べてユーザー層が変わってきているなという感じは受けています。開始当初はオンラインゲーム経験者が中心でしたが、『メイプルストーリー』の認知度がどんどん高まっていくにつれて、オンラインゲーム未経験者の割合が増えてきた。もちろんこれはいいことなんですが、反面、こちらが「まさかここでつまづくことはないだろう」と思っているようなところで進めなくなっている人がいたり、新しい課題も出てきていますね。
――国ごとの違いで面白かったのが、タイの「基本経験値が他国に比べて1.25倍にもかかわらず、それでもレベルアップが難しいと感じるユーザーが多い」という点。こうした違いはやはり国民性によるものなのでしょうか。
チェ氏:やはり世界中を相手にサービス展開していくとなると、どの国でも同じものを、というわけにはいきませんよね。同じものでも、中には難しく感じる地域もあれば、問題なく遊べる地域もあります。このあたりは各国の動向を見て対応するようにしています。タイの場合は特別それが顕著だったと(笑)。
――よく国ごとの違いとして、韓国のユーザーは一人でもくもくとレベルを上げるのを好み、日本のユーザーはパーティやコミュニケーションの要素を好む、といったことが言われますが、『メイプルストーリー』ではどうですか?
柳本氏:たしかにそれもよく言われていますが、『メイプルストーリー』の場合コミュニティを重視するユーザーもいる一方、ソロで遊んでいる人もけっこう多いんです。というのも『メイプルストーリー』自体がまず、パーティを組まなくても進めるゲームバランスになっているというのが理由の一つ。それからもうひとつ、うちの場合ゲームパッドでプレイしている人が多いというのがありますね。パッドでプレイしていると、チャットをするのにいちいち持ち替えないといけない。
――たしかに、言われてみればそうですね(笑)。先ほどの基本経験値のほかにも、国ごとに独自の要素を入れたりしているんですか?
チェ氏:現地の雰囲気を生かした専用のマップを用意したりはしていますね。例えばタイだと水上市場、中国では少林寺といった感じで。
――先ほど日本オリジナルマップの追加について少し話が出ましたが。
柳本氏:日本では現在、オリジナルマップとして「ジパング」が実装されていますが、これに加えて「未来の東京(仮)」を追加する予定です。すでに「過去」と「現在」の日本マップについては実装してありますので、それなら次は未来にしようと。
――まだスクリーンショットについては公開されていませんが、具体的にはどんなマップに?
柳本氏:東京といっても、機械兵団に占拠され、すでに廃墟と化した遠い未来が舞台になります。そこへプレイヤーが赴き、未来の東京を救うと。「海賊」実装に伴って新規プレイヤーも増えるだろうということで、これまでは低レベルユーザーを意識したアップデートが続きましたが、「未来の東京(仮)」についてはかなり難易度の高い、高レベルユーザー向けのマップになる予定です。
――未来というので、てっきりもっと華々しい、未来都市のようなものを想像していました(笑)。
柳本氏:それとはまったく逆のイメージになるでしょうね(笑)。今回、新マップの舞台を「未来の東京(仮)」にしたのには二つの狙いがあって、一つは先ほど申し上げたとおり「高レベルユーザー向けのコンテンツを追加したい」というもの。もうひとつが「ユーザーに新鮮さを与えたい」ということなんです。そのためモンスターもこれまでとはまったく違うものになりますし、戦い方ひとつとってみても、うまくスキルを使って戦わないと思わぬ苦戦を強いられるようなものにしていくつもりです。
――最初に触れた「海賊」」もそうですが、今後の『メイプルストーリー』を見ていくにあたって、“新鮮さ”というのがひとつのキーワードになりそうですね。
柳本氏:5年間運営してきて、コンテンツについてはかなり揃ってきたと思っています。なので今後は単純にコンテンツを拡充していくだけでなく、それ以上のプラスアルファが必要になるでしょうね。
――今後予定しているイベントやキャンペーンなどはありますか?
柳本氏:今お話できる範囲ですと、昨年好評いただいた「スイカ割りキャンペーン」というのを、今年も夏休みに実施します。今年はさらに報酬として、昨年の「パラソルビーチ」にかわる新しいアイテムをご用意しますので、楽しみにしていてください。
――それでは最後に、ユーザーに向けて一言ずつ、おねがいします。
チェ氏:今回追加される「海賊」は、ユーザーの皆さんに少しでも新しい楽しさを提供しようと、かなり長い時間をかけて取り組んできたものです。実装されたあかつきには、ぜひ積極的に楽しんでみてください。
リュウ氏:サービス開始から5年、今ではたくさんのユーザーが『メイプルストーリー』で遊んでくれています。中には現在『メイプルストーリー』から離れてしまった人、それからまだ遊んだこともない人も多いと思いますが、アップデートを機に、ぜひまた『メイプルストーリー』で遊んでみていただけたらと思います。
柳本氏:おかげさまで『メイプルストーリー』もこうして5年目を迎えることができました。はじめてのアイテム課金制採用をはじめ、これまでのオンラインゲームにはなかった新しいコンテンツをどんどん導入してきた『メイプルストーリー』ですが、今後も皆さんに喜んでいただけるようなコンテンツを作り続けていきますので、末永く応援していっていただければと思います。
――本日はどうも、ありがとうございました。
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今回の発表に併せて、Wizetのお二人はわざわざ来日し、記者らの質問に答えてくれた |
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