イベントレポート
 
GMOが『キノスワールド』記者発表会を実施、10月に向けてプレミア開演
2008.06.19
関連URL:『キノスワールド~パジャマの騎士~』公式サイト
 
 GMO Gamesは2008年6月19日(木)、2008年夏にオープン予定となっている新規オンラインゲームタイトル『キノスワールド~パジャマの騎士~』(以下『キノスワールド』)のプレスカンファレンスを実施した。

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます



 『キノスワールド』は、韓国においてNFRONTによって開発され、サムスン電子がライセンスを有する新感覚の3D冒険アクションMMORPG。韓国では『LUDIX Online』の名称でサービスが行われている。 同社は、日本国内において本作を独占的に販売するライセンス契約を2月18日(月)に締結した。

 カンファレンスでは、本作の公式サイトが本日6月19日(木)19時にオープンし、同時に1,000人規模でプレミアサービスへの参加者を募集すると発表された。オープンβサービスは7月11日(金)から開始され、正式サービス開始は10月上旬が予定されている。

 ここでは、上記3社の関係者が語った本作の概要と展開をお伝えしていこう。

テストは私たちが行う。全く新しい『キノスワールド』を楽しんでほしい
 まず最初に、GMO Games代表取締役社長 アンディ・クォン氏が登壇し、挨拶をおこなった。

GMO Games代表取締役社長 アンディ・クォン氏

●アンディ・クォン氏:
 韓国発のオンラインゲームをプレイされている日本のユーザーからは、「イラストを変えて運営しているだけではないか」という声がしばしば聞かれます。私たちはそのような声を受け、韓国での『LUDIX Online』をただ原作とするのではなく、日本でより良いサービスを、より良い形で提供したいと考えました。


 そこでまず行ったのが、プレイヤーキャラクタとNPCキャラクタのモデリングを全面リニューアルするということです。各キャラクタたちはイラストレーター・平尾リョウさんの手で全て新たに描き起こされ、ゲームに収録されています。また、日本独自のキャラクタとしてヒロインのレイチェルも登場します。

ヒロイン・レイチェル

 日本では、「海外のオンラインゲームはみんな同じ」という見方が広まりつつあると思います。そんな中で、私たちは全く新しいゲームを作りたいという結論に達しました。
 明日20日(金)より、『キノスワールド』プレミアサービスへの参加者を募集開始しますが、これはいわゆるクローズドβテストとは異なります。すでに韓国『LUDIX Online』で様々なテストが行われていますから、あえて日本でもテストする必要はないとの判断からです。日本では、クローズドβテストを行って人を集め、テスト期間中に反応を見て調整し、正式サービスを開始するという流れが定着していますが、必ずしもその流れが全てのタイトルに合致するとは限らないでしょう。さらに言えば、テストというものは、私たちパブリッシャーが行うべきなのではないかと考えています。

 プレミアサービスという名称は、映画の先行上映会(プレミア)のように、いち早くユーザーの皆さんに楽しんで頂きたいという思いから名づけられ、内容についてもテストではなく楽しめるものに仕上がっています。プレミア期間のデータはすべて、その後のオープンβサービスにも反映されますから、安心して楽しんでいただけると思います。
 NFRONTとサムスン電子の両社からは、日本における『キノスワールド』の展開を、『LUDIX Online』よりも優先するというお約束をいただいており、関係者の皆様のご協力に大変感謝しております。今後もご支援をお願いいたします。

 次に、本作のライセンスを所有するサムスン電子のプロジェクトマネージャーであるホ・ミンク氏。続いて、開発元であるNFRONT代表取締役社長 チェ・ウチョル氏が挨拶した。

サムスン電子 プロジェクトマネージャーのホ・ミンク氏

●ホ・ミンク氏:
 同社がこれまでに送り出してきたタイトル同様、日本の皆さんに『キノスワールド』を楽しんでいただければ幸いです。皆さんが楽しめるように、GMO Gamesと協力して参ります。

NFRONT代表取締役社長 チェ・ウチョル氏

●チェ・ウチョル氏:
 この様な発表の場をいただき、また、皆さまに集まっていただいて感謝しております。『キノスワールド』の製作意図としては、「RPGの面白さ」をより多くの人に、もっと簡単に楽しんでいただこうというものです。GMO Gamesのような素晴らしいパートナーと共に、日本市場に特化したタイトルを提供できることを、ありがたいことだと思っております。引き続き、ご支援をお願いいたします。

ゲーム中のあらゆるものに意味づけがあり、物語の展開に関わる
 ここで、GMO Games取締役兼ジェネラルプロデューサーのユン・ジェス氏が登壇。『キノスワールド』のゲーム内容について紹介を行った。

GMO Games取締役兼ジェネラルプロデューサーのユン・ジェス氏

●ユン・ジェス氏:
 私たちが皆さまにお伝えしたいことは実にシンプルで、「楽しいゲームを提供したい」ということです。しかし、問題がありました。それは、『キノスワールド』の元となった韓国の『LUDIX Online』が商業的には失敗していたということです。ですが、私たちは『LUDIX Online』の核であるゲーム性については、素晴らしいものがあると確信していました。そういった意味で、『LUDIX Online』を日本市場向けにアレンジするという過程は、ダイヤモンドを研磨していく工程といえるかもしれません。

 『キノスワールド』のスタート画面では、キャラクタたちが動き回るといった、オンラインゲームでは珍しい演出が取り入れられています。


 続いてキャラクタメイクに移ります。ここでは、キャラクタにパジャマを着せることになります。『LUDIX Online』では、特に理由もなくキャラクタが裸の状態となっていましたが、『キノスワールド』ではこのパジャマをはじめ、ゲーム内のあらゆるものに意味合いを持たせました。それはクエストに関しても言えることで、重要な物語の展開に関わってくるクエストが用意されます。

『キノスワールド』 『LUDIX Online』

 そしてゲームが開始されると、まず、オープニングが流れます。このオープニングでは、プレイヤーがヒロインであるレイチェルの呼び声に従い、冒険の舞台となる「キノスワールド」を訪れます。レイチェルにはキャラクタボイスを用意し、家庭用ゲームのテイストを取り入れました。


 「キノスワールド」は夢の世界ということで、プレイヤーの操るキャラクタはパジャマを着て、マクラを持って冒険に出発するわけです。『LUDIX Online』ではキャラクタは特に理由付けのない装備を身に着けていましたが、『キノスワールド』では装備アイテムも物語に根ざしたものになっています。

『キノスワールド』 『LUDIX Online』

 レイチェルは、オープニングだけではなく、ゲーム中にも登場します。この世界の案内役のような存在です。プレイヤーは物語を進める上で彼女と何度も出会うことになるでしょう


 先ほど紹介したように、物語は特定のクエストをプレイすることで体験することになるわけですが、各クエストのマップでもレイチェル以外のNPCキャラクタたちが待っています。


レイチェルはデビューしたてのアイドルのように、色々なところに登場
 ここでは、GMO Gamesオンラインゲーム事業本部本部長・松木 善史氏が登壇し、今後の『キノスワールド』の展開について紹介した。

GMO Gamesオンラインゲーム事業本部本部長・松木 善史氏

 冒頭で述べたように、正式サービス開始は10月上旬が予定されており、その前に1,000人のユーザーに先行して本作を楽しんでもらうプレミアサービスが行われる。詳細な日程は以下のとおりだ。
 
★プレミアサービス
実施期間:6月30日(月)~7月6日(日)【1週間】
毎日17:00~23:00の6時間
募集人数:1,000名(抽選にて決定)
募集期間:6月20日(金)19:00~6月26日(木)17:00まで  

 プレミアサービスには参加特典も用意されており、参加者全員に限定オリジナルアイテムが進呈されるほか、アンディ・クォン氏の発言にもあったように、ゲーム内データは、全てオープンβサービスに反映される。 
 オープンβサービスは7月の開催。そして、10月上旬よりアイテム課金で正式サービスが開始される。毎回メンテナンス時に、武器、スキル、システム強化などを追加することでゲームに変化を与え、ユーザーを飽きさせない施策も行われるという。数ヶ月に1度のペースで新規マップも追加されていく予定だ。

★オープンβサービス
登録開始:7月9日(水)17:00~
オープンβサービス開始:7月11日(金)17:00~
★正式サービス
開始時期:10月上旬(予定)
課金モデル:アイテム課金(予定) 

 また、ヒロイン・レイチェルの音声を担当するキャストとして、アニメ「D.C.S.S. ダ・カーポ セカンドシーズン」のアイシア役や、「すもももももも~地上最強のヨメ~」の巳屋本いろは役で知られる声優の宮崎羽衣さんが起用されていることも明かされた。

レイチェル役の声優・宮崎羽衣さん

 ちなみに、松木氏によれば「レイチェルはデビューしたばかりのアイドルのように、色々なところに登場させて周知させていきます」とのことで、ラジオやテレビCMなどで彼女に出会う機会も多くなりそうだ。
 また、「現在、大手PCメーカーとのタイアップ企画が進行中で、パッケージの販売も予定しています。具体的な内容はまだお話できませんが、オリジナル壁紙などの特典も同梱する予定です」ということだ。

キャラクタデザインは、特に女性ユーザーを意識した
 これで終わりかと思いきや、最後に予想外なゲストが登場。その正体は、登壇者の話にも出ていた『キノスワールド』のキャラクタデザインを手がけている、イラストレーター・平尾リョウ氏。

イラストレーター・平尾リョウ氏

●平尾リョウ氏
 顔出しNGなんて、「どこの大先生だよ!」とつっこまれてしまいそうですが、これも『キノスワールド』のイメージを守るための措置ですのでご容赦ください(笑)。今回は、特に女性ユーザーを意識してデザインを手がけていますので、よろしくお願いいたします。  

 平尾氏は現在、プレミアサービス時に登場するキャラクタに関するデザイン作業はほぼ完了しており、引き続きロード画面や告知用のイラストを手がけている最中だという。
 平尾氏の『キノスワールド』におけるデザイン作業に触れておくと、完全な描き下ろしはレイチェルと、プレイヤーキャラクタ。そのほかのNPCなどに関しては、韓国版の頭身に基づきリファインを行っている。松木氏の発言にもあったオフライン展開に際しても、平尾氏の新たなイラストが使用されていくことになるだろう。

最終的には、目標ユーザー数:100万 & 同時接続数:15,000
 記者からの質疑応答では、「売り上げ目標はどれ位か」「本作のターゲット層は」「『LUDIX Online』への対応はどうなる」といった質問が出た。これに関しては、松木氏とアンディ・クォン氏が以下のように回答している。


●「売り上げ目標はどれ位か」

●松木氏:
 ユーザー数でいえば半年で30万人を集めたい。最終的には100万人を集めることが目標。同時接続数で言えば、10,000から15,000くらいです。

●「本作のターゲット層は」

●松木氏:
 第一に21歳から25歳の男性、次いで26歳から30代の男性、そして低年齢ユーザーと女性ユーザーです。安心してゆっくり楽しめるゲームを提供していきます。同時接続数が10,000から15,000クラスに達した場合、より低年齢層もターゲットにしていくかと思います。

●「『LUDIX Online』への対応はどうなる」
 
●アンディ・クォン氏:
 基本的には、私たち3社は日本の『キノスワールド』を最優先するというところで意見が一致しています。今後しばらくは『LUDIX Online』のアップデートは行われないでしょう。また、『キノスワールド』で得た成果を『LUDIX Online』に反映するかについては、可能性はありますが、まだ具体的なことをお話しする段階ではありません。まずは、『キノスワールド』に注力していきます。



『キノスワールド~パジャマの騎士~』
ハード: PC
メーカー: GMO Games
ジャンル: 3D冒険アクションMMORPG
正式サービス開始: 10月上旬
料金: アイテム課金制

(C) 2008 GMO Games, Inc. All Rights Reserved | (C) 2008 Samsung Electronics Co., Ltd. All Rights Reserved |
(C) 2008 NFRONT Corp. All Rights Reserved

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