プレイレポート
 
まんが、アニメ、TCGを展開―『イナズマイレブン』クロスメディア発表会
2008.05.14
関連URL:『イナズマイレブン』公式サイト
 
 レベルファイブは2008年5月14日(水)、東京・秋葉原にて「イナズマイレブン クロスメディア プロジェクト発表会」を開催し、同社のDS用最新作『イナズマイレブン』に関し、マンガやアニメ、カードゲームといった、ゲーム以外のメディアへの展開について発表を行った。

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます



 発表会は、レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏や、小学館 キャラクター事業センター センター長の久保雅一氏をはじめ、各方面へ展開するにあたってのキーパーソンが続々登壇し、それぞれが担当するプロジェクトについて意気込みを語る、という形式で進行。
 また速報でお伝えしたとおり、最後にはサプライズ要素として、現在鋭意製作中という据え置き機版についても発表が行われた。ここではイベントの様子を、順を追ってお伝えしていくことにしよう。


早期購入者特典は、情報満載の「秘伝の書」

 最初に登壇したのはもちろん、レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏。日野氏はまず、「通常、こうした発表会はソフトが完成してから行うものだと思いますが、今回は特別に、明日5月15日(木)より、プロジェクトの第1弾としてコロコロコミックでのまんが連載がスタートするということで、発表の場を設けさせていただきました」と、開催のねらいについて説明し、次いでDS版のゲーム内容を最新映像とともにあらためて紹介。「最高のコンテンツは、人の人生に影響を与えるものだと思います。かつて某サッカーマンガから多くのサッカー選手が生まれていったように、このゲームから未来の日本代表が生まれてくれれば」と、ソフトの出来映えについて自信をのぞかせた。

レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏

最新のゲーム映像とともに、あらためてゲーム内容紹介が行われた


 また日野氏はさらに、DS版の早期購入者特典として、小学館「コロコロコミック」編集部との協力による「秘伝の書」が付属することを発表。「ゲームを始める前に読むことで、ゲームをより一層楽しめるようになる」とのことだった。内容については不明だが、資料には「ここでしか読めない貴重な情報満載」とあるので、発売日から友達に差を付けたい人はお見逃しなく。

早期購入者特典として付属する、イナズマイレブン「秘伝の書」(※画像は仮のもの)


マンガを皮切りに、多方面へと展開

 続いて登場したのは、今回のクロスメディアプロジェクトの中心人物とも言える、小学館 キャラクター事業センター センター長の久保雅一氏。同氏は「ミニ四駆」や『ポケットモンスター』のヒットの立て役者としても知られる、まさにキャラクタビジネスの第一人者。『イナズマイレブン』についても、「重要なのは各コンテンツをどのようにつなげていくか。今回もコロコロコミックやおはスタをはじめ、様々なメディアと有機的に連動させていきます」と心強いコメントを寄せてくれており、今回もその手腕に期待したいところだ。 

 具体的なクロスメディア展開の内容として、今回発表されたのは主に「まんが」「アニメ」「カードゲーム」の3点。ステージではそれぞれの展開内容について、小学館 コロコロコミック編集長・佐上靖之氏(まんが担当)、オー・エル・エム代表取締役社長・奧野敏聡氏(アニメ担当)、三井物産 メディア事業部 映像コンテンツ事業室 室長・森内譲氏(カードゲーム担当)がそれぞれ登壇し、説明を行った。 

 まず、日野社長の説明にもあったとおり、3つの中でもっとも早くスタートするのが、明日5月15日(木)発売のコロコロコミックより連載開始となる、マンガ版『イナズマイレブン』だ。執筆するのは漫画家のやぶのてんや氏で、1話目はより多くの人の目に触れるよう、68ページの別冊という形で付属するとのこと。

小学館 キャラクター事業センター センター長・久保雅一氏

「勝負に勝つこと、あきらめないこと、努力することなど、そういう普遍的なテーマをたくさん盛り込めた。どんな男の子にも響くマンガになったという手ごたえを感じています」(佐上氏)


 続いて、クロスメディア展開の第2弾となる「アニメ」について発表。制作は劇場版&TVアニメ版「ポケットモンスター」の制作会社として知られるオー・エル・エムが担当し、監督は「モンキーターン」などを手がけた秋山勝仁氏、シリーズ構成は「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」の冨岡淳広氏、キャラクタデザインおよび創作が監督は、「コロッケ!」の池田裕治氏がそれぞれ務める形となる。スクリーンではキャラクタの設定画や、また迫力ある試合シーンを演出するために作られたという、3Dのサッカースタジアムなどの映像も公開され、放送に向けてこちらも期待が高まるところだ。

「作品としては2Dとなりますが、その中に弊社の得意な3Dをいかに盛り込んでいけるかがポイント。最終的には劇場での公開も視野に、クロスメディアプロジェクトの中での役割をきちっと果たしていきたいと思います」(奧野氏)

アニメ版のキャラクタはゲームに比べ、ややシャープになった印象


 そして最後、第3弾として発表された「カードゲーム」は、こちらも「デュエルマスターズ」などの人気カードゲームを手がけてきた三井物産株式会社が製品化を担当。詳細についてはまだ不明だが、資料によると「カードゲームの常識を覆す驚きの仕掛け」が盛り込まれているとあり、一体どんなカードゲームになるのか、今後のさらなる情報を待ちたいところだ。

「TCGの成功の鍵は、原作の強さ、メディアのサポート、そして商品としての魅力の3点です。カードについてはまだ試作段階ですが、今後テストを重ねて、納得のいくものに仕上げていきたいと思います」(森内氏)


『イナズマイレブン ブレイク!』 電撃発表!

元・日本代表で、現JFAアンバサダーの小倉隆史氏


 クロスメディア展開の発表に続いては、なんと元・日本代表で、現在はJFAのアンバサダーを務める小倉隆史氏がスペシャルゲストとして登場。
 小倉氏は、自身の体験を振り返りながら「自分も昔、サッカーマンガに影響されて必殺シュートを練習したことがありましたが、そんな経験を思い出しました。先ほどの映像を見ると、実際のサッカーではありえないようなシーンもありましたが、子供たちの可能性は無限大ですからね(笑)。JFAのアンバサダーとしてだけでなく、今後は『イナズマイレブン』のアンバサダーとして、全力で応援していくつもりです」と、し、ソフト発売に向けて応援のコメントを寄せてくれた。

会場では、小倉氏がサッカー少年団と一緒に『イナズマイレブン』をプレイする様子を治めた特別映像も放映された


 そして最後には、速報でもお伝えしたとおり、サプライズ発表として、据え置き機版『イナズマイレブン』の映像が公開に。 日野社長によれば、「今回公開するのはあくまで、もしも据え置き機で作るとしたらどうなの? という映像」とのこと。開発スタッフ的にはまだ見せたくなかったとのことだが、さらに多方面へ展開してく準備が整っていることを伝える意味で、あえて公開に踏み切ったのだという。 

 というわけで、映像については残念ながらお見せできないが、少なくとも公開された映像を見るかぎり、DS版よりも格段に美しいグラフィックに生まれ変わっていることが見てとれた。現時点でわかっているのは、タイトルが『イナズマイレブン ブレイク!』であるということのみで、対応ハードや発売日、ゲーム内容など詳細については一切不明だが、DS版と合わせて、続報に期待したいところだ。 

 明日からスタートするマンガ版を皮切りに、今後ゲーム、アニメ、カードゲーム、そして初公開となった据え置き機版と、多方面へと展開していく『イナズマイレブン』。おそらくゲーム発売前からここまで大規模なクロスメディア展開を見据えて作られたタイトルは、ゲームの歴史を遡ってみても前例がなく、果たして狙い通りの成功を収めることができるか、今後の動向を楽しみに見守っていきたい。




『イナズマイレブン』
ハード: ニンテンドーDS
メーカー: レベルファイブ
ジャンル: 収集・育成サッカーRPG
発売日: 2008年8月22日(金)予定
価格: 4,800円(税込)

(C)LEVEL-5 Inc.

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