インタビュー
 

600人で行われる種族間戦争 未知なるダンジョンの実装 新生『ナイトオンライン』

2008.05.09
関連URL:『ナイトオンライン』公式サイト
関連URL:エムゲームジャパン
 
 以前その模様をお伝えしたカンファレンスでも発表されたように、MMORPG『ナイトオンライン』の運営がゴンゾロッソからエムゲームジャパンへと移管される。

 そこで5月8日(木)から始まるオープンβサービスを前に、エムゲームジャパンの本社に赴き、移管の経緯や今後の動向について伺ってきた。

 ここではエムゲームジャパン第一事業部の田中択真氏、同社マーケティング室ヘッドマネージャーの遠藤哲也氏のふたりによる、新たな『ナイトオンライン』についてのインタビューをお届けする。

運営移管によって生まれ変わる『ナイトオンライン』
——まず最初に、それぞれ『ナイトオンライン』で担当されている仕事を教えてください。

「田中択真氏/エムゲームジャパン第一事業部」

「遠藤哲也氏/エムゲームジャパンマーケティング室ヘッドマネージャー」

田中氏:
 企画の立案から、ゲーム運営、カスタマーサポートなど、色々行なっています。

遠藤氏:
 外部に向けたプロモーション全般、たとえば広告の実施や他サイトとの共同キャンペーンなどを担当しています。

——それでは、まだ『ナイトオンライン』を触ったことのない読者に向けて、ゲームの概要を教えてください。

田中氏:
 『ナイトオンライン』は、基本的には対人戦を目的としたMMORPGです。ゲーム内ではパーティやクランなど、ユーザーがコミュニティを作るシステムも充実しています。もとは韓国のエムゲームとノアシステムが共同で開発したゲームなのですが、日本での歴史も結構古く、オープンβテストを行なったのが2003年10月、正式サービスが始まったのは2004年の春です。

遠藤氏:
 あと基本プレイは無料です。ただ、ゲーム用のアイテムを購入するために「ナイトポイント」(KP)という仮想通貨が必要ですが、運営移管後はエムゲームジャパンの仮想通貨「Mint」を使ってKPを買っていただくことになります。ほかに特徴としては、短時間でレベルが上がりやすいというのもありますね。

——世界観的にはどのようなものでしょうか。

田中氏:
 中世ヨーロッパの雰囲気ですね。5月下旬の大型アップデートで和風のフィールドが追加されますけど(笑)。『ナイトオンライン』というタイトルから想像できるように、いわゆる剣と魔法のファンタジーです。

——5月8日に運営移管がなされたわけですが、その理由を教えてください。

遠藤氏:
 契約期間の満了によるものです。以前からよいサービスを提供するために模索をしておりましたが、いよいよ契約期間が満了するときに、ユーザーにとって今後よいサービスを提供するための選択を検討した結果、運営・開発・マーケティングを一元化できる弊社が行なうのがベストだろう、という判断です。

——運営移管に関して気をつけたことはありますか?

遠藤氏:
 マーケティング的には、運営移管後も違和感なく、また期待感を持てるようなプロモーションをしようと心がけました。コンセプトは同じですが、目新しさが加わるように考えています。

田中氏:
 すでに長期間運営しているゲームなので、「今から新しいものを開発していこう」という意気込みでユーザーにアプローチしていこうと思っています。

——エムゲームジャパンが提供するゲームのラインナップのなかで、『ナイトオンライン』はどのような位置づけでしょうか。

遠藤氏:
 非常に重要なタイトルですね。売り上げや会員数、同時接続者数など色々な基準はありますが、そのすべてにおいて『ナイトオンライン』は弊社の柱の一本になれるゲームだと考えています。運営移管に際して、これまでプレイを止めていたユーザーのなかで復帰される方も多いようですし。

——4月24日(木)にプレオープンテストが行なわれましたが、ユーザーの反応はいかがでしたか?

田中氏:
 五分五分というところでしょうか。期待半分、不安半分という。新しいことをしようという部分はユーザーの皆さんも受け入れてくれているようです。ただ今の段階でも新戦争システムのバランスなどについての要望はいただいておりますので、今後オープンβサービス、正式サービスまでに修正できる部分は修正していきます。

——今後のアップデートについて話をお伺いします。まず5月下旬のアップデートで『ナイトオンラインクロス』というタイトルになりますが、その由来は何でしょうか?

遠藤氏:
 「クロス」は「Xross」という造語ですね。“未知数”という意味の「X」と、“交わる”という意味の「cross」を合わせたものです。この“交わる”には、ゲーム自体がPvPをメインにしたものですし、世界観的に国家間や種族間、さらにユーザー同士、既存ユーザーと新規ユーザー、ユーザーと運営側など、さまざまな“交わり”の意味を込めています。

——ちなみに、「クロス」のほかに没になったタイトルはあるのでしょうか?

遠藤氏:
 もともとは50個くらい候補がありました。たとえば『ナイトオブナイツ』であるとか、某人気格闘アクションゲームのような呼称を倣おうとして「F」は「フィニッシュ」にしようか「フォース」にしようか、とか色々考えていたのですが(笑)。ほかにも『クロス』に近いのですが、『ナイトオンラインエックス』というのもありましたね。そもそも変えなくてもいいんじゃないかという意見もありましたし。

——ただ、変えたほうが一新感はありますよね。

遠藤氏:
 メインビジュアルを変えたのもそうですが、変えることで弊社の意気込みを示したかったのもあります。ロゴも50個くらい作りましたよ。ロゴ全体が盾になっているものや、人気大作RPG風にロゴの後ろにイラストがあるものなど、なかには突飛なものもありました。そんななかで最終的には熟成されたプレミアム感を出すためにゴールドになりました。

※決定稿の元になった『ナイトオンラインクロス』のロゴデザイン。ブラッシュアップされ下に掲載したロゴデザインに

※『ナイトオンラインクロス』のロゴは、5月下旬に予定されている アップデートをもって適用される予定だ


「新戦争」「ダンジョン」5月以降のアップデート
——5月下旬に実装されるアップデートのなかで、まず新戦争システムについて概要を教えてください。

田中氏:
 現在6つのサーバーがあるのですが、全サーバーから2種族50人ずつのプレイヤーが別のサーバーに移動し、種族ごとにふたつの陣営に分かれて全600人で戦争を行なうシステムです。戦争を行なう頻度はまだ検討中なのですが、これまでの戦争のように毎週開催するのではなく、一定のシーズンで戦争を行ない、その期間中にポイントを溜めてアイテムと交換するというシステムになる予定です。

——このシステムを導入される狙いを教えてください。

田中氏:
 対立をコンセプトにしたゲームなので、より多くの人数で戦争を楽しんでほしいと思い導入しました。これまで違うサーバー同士で戦うということはほとんどできなかったので。

遠藤氏:
 
新しいサーバーで「Xross」できるということですね(笑)

——新戦争システムは誰でも楽しめるものなのでしょうか?

田中氏:
 既存のユーザーに比べると、新規ユーザーが入りづらいのは否めません。ですが、プレイヤースキルを重視したシステムになっていますので、今までの戦争よりは新規の方も楽しんで頂けると思います。と言ってもレベル60以上のプレイヤーしか参加できないのですが。

——レベル60以上というのは、大体どれくらいのプレイ時間が必要なのでしょうか?

田中氏:
 1日1時間プレイすると、多くても3か月くらいでしょうか。

遠藤氏:
 経験値が増えるアイテムを使えばもっと早くできるでしょうけどね。

——同じ時期に追加されるコスチュームアイテムのミネルバ装備について教えてください。

田中氏:
 バハムートのミネルバ装備はこれまでふたつありましたが、追加されるのはその新作になります。名前のとおりドラゴンをモチーフにしているので、角などとがった部分が多いのが特徴ですね。これはエムゲームジャパンの開発チームがデザインしたものです。

——やはりミネルバ装備のユーザー人気は高いのですか?

田中氏:
 そうですね、募集をすると「こんなのを作ってほしい」という要望は多くいただきます。

遠藤氏:
 今回追加されるミネルバ装備については、運営移管後最初ということで、「こういったものが期待されているのでは」とこちらで考えて準備したものになります。

田中氏:
 
ほかにも5月下旬にはパトスグローブというアイテムが導入されます。これは装備すると腕が光るグローブで、各職業に対する攻撃力や耐性がアップするという、これまでにない新しいアイテムになります。

——なぜグローブは光ってるのでしょうか?

田中氏:
 やっぱりファンタジーは光、というイメージがあったからですね(笑)

——7月以降のアップデートについても教えてください。

田中氏:
 まずダンジョンシステムを実装する予定です。そのなかでユーザーはモンスターから手に入る欠片などの素材アイテムを手に入れ、アイテムを生成するというシステムが導入されます。

——アイテムはどんなものが生成できますか?

田中氏:
 今回、初めて装備アイテムを作れるようになります。もちろんこのダンジョンでしか作れないものもありますよ。ほかには、今まではペットシステムがユーザーにあまり活用されていなかったので、それを改善します。たとえば現在はペットが変身するとモンスターのフォルムになるのですが、新しい姿に変身できるようにします。

——カンファレンスでは、アイテムのオークション機能も実装されるということでしたが。

遠藤氏:
 実装はまだしばらく先になりそうですね。今年中には実装できるよう頑張ります。

——これからどんどん色々な機能が追加されて、新しいプレイヤーも増えそうですね。そんなプレイヤーにオススメするプレイスタイルはありますか?

田中氏:
 ソロプレイならログでのプレイがおすすめです。速く移動できるスキルが得意なので、『ナイトオンライン』の特徴であるスピード感がより楽しめると思います。あとみんなでプレイするなら、ひとりは回復役のプリーストがいると楽になりますね。

——最後に、今後の展開についてお聞かせください。

遠藤氏:
 まず早稲田大学と明治大学の学生に、『ナイトオンライン』の夏のプロモーションプランを出してもらうという企画が進行中です。5月の中旬にはプランがあがってきて、内容によっては共同実施したいと思っています。これは弊社から両大学に話を持ちかけたのですが、若い人ならではの視点を得られて、結構刺激を受けています。あと Windows Live メッセンジャー や各ISPと連携したキャンペーンも実施します。

田中氏:
 ゲーム内では運営移管関連のイベントがありますね。まず移管してくださったユーザー全員に弊社のマスコット・エモをモチーフにした武器をプレゼントします。武器としての性能は……特殊な能力があるというくらいで、詳しくは秘密なのですが(笑)。あとは新規ユーザーやカムバック組に向けた応援イベントも用意していますので、このインタビューを読んでいる読者の皆さんにも、新しくなった『ナイトオンライン』をぜひプレイしてほしいですね。

——本日はどうも、ありがとうございました



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『ナイトオンライン』アップデートで多人数によるPvP充実!

【プレスリリース】
『ナイトオンライン』運営移管に伴うサービススケジュールを公開
運営移管『KNIGHT ONLINE』 オープンβクライアントの配布はじまる
『KNIGHT ONLINE』24日からのプレテスト用クライアントを先行配布
レベル70より冒険開始『KNIGHT ONLINE』4月24日よりプレテスト実施
データは継続『ナイトオンライン』5月8日よりエムゲームジャパンが運営

【『ナイトオンライン関連リンク】
『ナイトオンライン』公式サイト

『ナイトオンライン』
ハード: PC
メーカー: エムゲームジャパン
ジャンル: MMORPG
プレイ料金: 無料(※アイテム課金方式)


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