イベントレポート
 
新作『Z』が初お披露目!興奮のLIVEも!「スパロボ感謝祭2008」レポート
2008.04.21
関連URL:『スーパーロボット大戦Z』公式サイト
関連URL:スーパーロボット大戦 公式サイト[SRW]
 
 2008年4月で誕生から17年が経ち、さらに累計販売本数が1,260万本を超えるという超人気シミュレーションRPG『スーパーロボット大戦』(以下『スパロボ』)シリーズ。
 
 そのファンを集めたイベント「スーパーロボット大戦感謝祭2008」が、2008年4月19日(土)に開催された。オールスタンディング状態での長丁場となったが、新作の映像公開、白熱のライブなどで会場は終始熱気に包まれ、同シリーズらしい熱いイベントとなった。ここではその模様を紹介していこう。

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます



アニキがプロデューサー就任! そしていきなりの『Z』情報!!

 イベントは、雄々しい和太鼓の響きとともに始まった。男性ふたりによる演奏がひと段落すると、“アニソン界の帝王”こと水木一郎氏が舞台脇のタワー上に登場。今回のイベントの総合プロデューサーとなった水木氏は、自らも和太鼓を叩き「1日2時間も練習した」という腕前を披露してイベントの開幕を盛り上げた。

雄々しい和太鼓の演奏を披露してくれた水木一郎氏

 そして声優の置鮎龍太郎氏、かかずゆみ氏のふたりを司会に、イベント本編が開始。まずはバンダイナムコゲームスの鵜之澤伸副社長による主催者代表挨拶が始まる。鵜之澤氏はバンプレストがバンダイナムコゲームスのいちブランドとなったことを「三体合体」になぞらえ、皆さんの熱い想いを受けて、これからも開発に力を入れていきたいと挨拶をおこなった。

写真上・左から置鮎龍太郎氏、かかずゆみ氏、写真下は鵜之澤伸副社長

 続いて、おそらくこの日集まったファンがもっとも期待していたであろう『スーパーロボット大戦Z』(以下『Z』)の映像が上映された。映像の内容は「オーバーマン キングゲイナー」の主役ロボット・キングゲイナーの起動から始まり、『Z』に登場するロボットが襲い来る敵を次々と倒すというもの。この日までにすべての登場作品が明かされていなかったため、ゴッドシグマやビッグオーなどがムービーに登場するたびに観客からは驚きの声が上がっていた。

◆ファンも声優も、原作者も歓喜! “究極”に進化した戦闘アニメ

 映像の上映後はシリーズのチーフプロデューサーである寺田貴信氏が挨拶に現れ、「「“Z”というアルファベットは『スパロボ』最終作に使う」と若かりしころの僕が言ったそうですが、それは改めて」と会場の笑いを誘った。

シリーズのチーフプロデューサーである寺田貴信氏


 さらにステージ上には、『Z』での新規参戦作品のひとつ「超重神グラヴィオン」の監督・大張正己氏、同じく新規参戦作品の『創聖のアクエリオン』の主要キャラクターの声優である寺島拓篤氏、杉田智和氏、かかずゆみ氏、そして業界屈指の『スパロボ』好きとして知られる声優の緑川光氏が加わって、トークショーが始まった。

 今回の登場作品について寺田氏は「2000年前半の作品——「超重神グラヴィオン」や「オーバーマン キングゲイナー」等は以前から参入させたかった。『Z』ではそれらと、あと最近の作品が新規参戦作品として入っていて、考え抜いたものです」と登場作品のラインナップに自信を見せた。

「超重神グラヴィオン」の監督を務めた大張正己氏


 続いて、寺田氏が「イベント当日の朝5時まで編集していた」という、『Z』の戦闘シーンをまとめたVTRが上映された。毎回目を見張るほどの進化を遂げ、いまや2Dグラフィックとしては最高峰に位置する『スパロボ』の戦闘アニメーションだが、『Z』ではさらにパワーアップ。
 グラフィックの描き込みがかなり細かくなり、アップ時もドットの“粗”がほとんどなくなって、アニメと見紛うような美麗さになっている。もちろん『α』シリーズ以降おなじみとなった、グリグリとした動きは『Z』でさらになめらかに。『交響詩篇エウレカセブン』のニルヴァーシュの空中サーフィンなどは、アニメと同じ爽快さが再現されていた。
 
 またグラフィック面以外では、この時点で初めて『機動新世紀ガンダムX』と『∀ガンダム』の登場が明かされ、会場からは歓声が上がった。残念ながら撮影はできなかったが、今回の進化は究極と言っても過言ではないほど。街角やテレビなどで観られる機会があればぜひじっくりとご覧になってほしい。

写真上・左から、『創聖のアクエリオン』の主要キャストである寺島拓篤氏、杉田智和氏、写真下が業界屈指の『スパロボ』好きとして知られる声優の緑川光氏


 あまりの完成度に会場が騒然となったVTRの上映後、トークショーが行なわれた。戦闘アニメーションについて緑川氏が「カットインのバリエーションがすごく増えていた」と、さすがのマニアぶりを見せると、寺島氏も「手に汗握った」と『スパロボ』好きなところを覗かせた。また杉田氏も「『機動新世紀ガンダムX』や『∀ガンダム』のときに盛り上がってくれてよかった、僕も嬉しいので。(「君、出てるの?」のツッコミに)いや出てないけど」とこちらも“らしさ”を発揮。

「テスラ・ライヒ研究所」は実在した! ネットラジオの面々が各地に出没

 『Z』に関するトークショーのあとには、『スパロボ』ともとても縁が深いネットラジオ「うますぎWAVE」の面々が登場。寺田氏を探して『Z』の制作現場を訪ねるというVTRを観ながらのトークコーナーが始まった。
 VTR内で寺田氏を探すのは、ラジオのパーソナリティである遠藤正明氏と相沢舞氏。ふたりがなぜか浅草の遊園地「花やしき」を訪ねたところ、そこには「テスラ・ライヒ研究所」があった。「テスラ・ライヒ研究所」とは『スパロボ』に出てくる研究所の名前だが、現実にもあってプラモデルなどを作っているそうだ。

「うますぎWAVE」のパーソナリティ陣(左から遠藤正明氏、相沢舞氏、斉藤梨絵氏、杉田智和氏)


 ふたりはその後、録音スタジオに立ち寄りつつ、「未来研究所」ことバンダイナムコゲームスの本社に到着。そこで寺田プロデューサーを発見し、『Z』の制作現場を見てまわっていた。先ほど驚嘆の声も漏れていた戦闘アニメーションは、パーツを組み合わせて制作しているそうで、その製作途中の様子が見られるという貴重な場面もあった。一つの戦闘アニメーションのすべてのカットに原画があるわけではなく、その間の動きは「根性で作っている」そうだ。


 次に『スパロボ』のもうひとつの魅力である声について探るため、ふたりは収録スタジオに向かった。すると緑川光氏そっくりの姫川光氏というオカマ(?)の音響担当がおり(もちろんネタ)、声優の相沢氏を指導する展開も。

◆スーパープレミアムライブには 「サプライズゲスト」 も参戦!

 『スパロボ』とも関連する『無限のフロンティア』のプロモーション・ビデオの上映、プレゼント抽選会を挟み、イベントはいよいよクライマックスへ。「スーパーロボット大戦感謝祭」恒例の「スーパープレミアムライブ」には、おなじみのメンバーに加えてサプライズゲストも登場した。

オープニングに続いての登場、水木一郎氏。「マジンガーZ」メドレーを熱唱!


 まず最初に現れたのは水木一郎氏。「Zのテーマ~空飛ぶマジンガーZ~おれはグレートマジンガー」という「マジンガーZ」関連のメドレーで、会場は瞬時にヒートアップ。さらに歌い終わったあとには、水木氏が「アニメ業界での戦友」と呼ぶ神谷明氏も登場。映画の試写会を終えてすぐに駆けつけたという神谷氏は、「初めて『スパロボ』の声を収録したときは、(車弁慶役の)八奈見乗児さんと(神隼人役の)キートン山田さんと3人で、「20年も前の作品のキャラをまたできるなんて幸せだね」なんて話した」というエピソードを語った。

「北斗の拳」ケンシロウ、「名探偵コナン」毛利小五郎役などで知られる神谷明氏


 続いてステージ脇に現れた寺島氏ら、アニメ「創聖のアクエリオン」チームによる「念心! 合体! ゴー! アクエリオン!!」の叫びとともにサプライズゲストのAKINO【bless4】が登場! 「創聖のアクエリオン」は『スパロボ』初参戦だが、昨年末から某CMで流れまくっているだけあって知名度は抜群。前期オープニング「創聖のアクエリオン」と後期オープニング「Go Tight!」を、激しいダンスとともに披露。特に「創聖のアクエリオン」は、通常の日本語版と「Genesis of Aquarion」(英語版)のメドレーというこの日だけの特別アレンジで、兄弟ユニットならではの抜群のハーモニーを堪能できる貴重なステージとなった。

「創聖のアクエリオン」を歌う、サプライズゲストのAKINO【bless4】


 同じくサプライズゲストとして、次に登場したのがケーシー・ランキン氏。『Z』の新規参入作品のひとつ「超時空世紀オーガス」のテーマソングを歌ったケーシー氏だが、自身のライブでは歌ったことがないらしい。そのためこういった場で「オーガス」の曲を歌うのが初めて。しかしオープニング「漂流~スカイハリケーン~」ではエレキギターを、エンディングテーマ「心はジプシー」ではアコースティックギターを手に、貫禄のパフォーマンスを見せ付けてくれた。

アニメ「超時空世紀オーガス」でOP曲、ED曲を担当したケーシー・ランキン氏


 哀愁漂う「心はジプシー」で少し落ち着いたところで、「オーバーマン キングゲイナー」のオープニング「キングゲイナー・オーバー!」の激しいイントロとともに福山芳樹氏が登場。福山氏は自身が4月までのツアーで右鎖骨を骨折して肩を動かせないためか、有名な“ゲイナーダンス”を「代わりに踊ってくれー!!」とファンを煽りまくる。それに応じてファンも両腕を上下に激しく振り、ヒートアップ。ふたたび会場は熱気に包まれた。

「キングゲイナー・オーバー!」を熱唱する福山芳樹氏。ダンスはファンが担当


 そして福山氏の呼びかけで、『スパロボ』のテーマソングを担当し続けるJAM Projectのメンバーが現れた。挨拶代わりに「超重神グラヴィオン」2作品のオープニングである「嘆きのロザリオ」、「紅の牙」で会場を熱狂の渦に巻き込むと、「『スパロボ』の感謝祭では恒例となった」(影山ヒロノブ氏)新作のテーマソングのプロトタイプをワンコーラスだけ発表。さらに立て続けに『スーパーロボット大戦OG』のテーマソング「Rocks」、そして以前のメンバーである水木氏も加わって「鋼の救世主」を熱く歌い上げた。
 

『スパロボ』テーマソングといえば、もちろんJAM Project。新作も少しだけ披露


 最後はこの日の出演者全員がステージに登場し、水木氏を中心に全員で「マジンガーZ」を熱唱! 最新作『Z』が発表されたこの日のイベントにふさわしい締めくくりで、3時間以上にも及んだイベントが終了した。

(C)BANPRESTO 2008

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