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イベントレポート
 
『シムシティ DS2』イベント 高橋ジョージ・三船美佳夫妻が環境を語った
2008.03.18
関連URL:『シムシティ DS2 ~古代から未来へ続くまち~』公式サイト
 
左から村上貴宏氏、三船美佳さん、高橋ジョージさん、大黒栄ニ氏
 エレクトロニック・アーツは、2008年3月19日(水)にニンテンドーDS専用ソフト『シムシティ DS2 ~古代から未来へ続くまち~』(以下『シムシティ DS2』)が発売になることを記念し、3月18日(火)に東京・大手町で報道陣向けのスペシャルイベントを開催した。 

 『シムシティ DS2』は、都市育成シミュレーションゲーム『シムシティ』シリーズの最新作。本作最大の特徴は、ゲームが「古代時代」から開始され、「中期」「近代」「現代」を経て「未来」へ―、といったように、いくつもの時代を超えて都市づくりを行っていくという点にある。
 
 また、過去に建造した建物が時間を経て別の役割を持った建物に変化したり、単純に街を近代化させるだけでは公害や汚染が発生してしまうなど、過去シリーズに比べて「環境」へのアプローチも必要となってくる。 
 今回のイベントは、「環境問題」に高い意識を持っているということから、「OTEMACHI Cafe」が会場となった。この「OTEMACHI Cafe」は、再生木材を利用した家具を店内で使用したり、エネルギーの再利用に関するプレゼンテーションなども実施している新しいタイプのカフェだ。

※各写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます


■「どうやったら、キレイな街を子どもたちに残せるのか」村上氏
 まず、最初に登壇したのは、本作のプロデューサーである村上貴宏氏。『シムシティ DS2』について、次のようにコメントした。

村上氏:
 前作からあっという間だったので、駆け足での開発となりましたが、皆さんにお披露目できてホッとしました。この『シムシティ DS2』は、今までと違って、「古代」からゲームが始まります。まず家を建てるというところからスタートして、農業に着手し、近代化、現代となり、さらに未来へと続いていきます。
  時代によって街には変化が生じます。例えば、江戸時代に入ると寺子屋ができてシム(住民)たちの頭がよくなり、病院を建造できるようになります。すると、シム(住民)たちの寿命が延びていく、といった具合です。
 そのうち、近代化が推し進められ、文明が発達すると、マップは建物で埋め尽くされてしまいます。そこで、建造物を高層化して、より多くのシムが暮らせるようにしていくわけですが、ここで「環境問題」に直面するわけです。 『シムシティ DS2』は、そのような「環境問題」と向き合って、どうやったらキレイな街を子どもたち、その孫たちに残せるのか考えてもらうきっかけになるはずです。


■「身近に環境問題を感じるきっかけになれば」高橋ジョージさん
 引き続き、村上氏に3人のゲストを加えて、「環境問題」をテーマとしたトークショウが行われた。この日ゲストとして登場したのは、日本環境教育フォーラムの代表を務める大黒栄ニ氏、そしてミュージシャンの高橋ジョージ・女優の三船美佳夫妻。まず、村上氏がテーマを投げかけ、トークショウは開始された。

村上氏:
  僕は以前、ペットボトルを分別している時に、「あれ、こんなことをしても意味があるのかな…」と思ったことがあります。確かに地球環境のことを考えれば、分別して処分するべきなんですが、対象が「地球」という余りにも大きな存在で、「環境保全に役立っている」という実感が沸きづらかったりするんですよね。

大黒氏:
 「環境問題」と一言でいっても、様々なものがありますが、大まかに分けて2種類です。まず、温暖化や異常気象などの非常に広い範囲で問題が発生する「地球環境」。そして、大気汚染や水質汚染など、自分たちが暮らす地域に問題が密接に関わる「ローカル環境」です。

三船美佳さん:
  色々なメディアで、とても広い範囲での問題として「環境問題」が取り上げられていますが、やっぱり私は生活に密着した事が気になりますね。我が家でも環境のためにいくつか実践していることがあって、ひとつには、私はなるべく油を使った料理を作るのを控えるようにしています。油で汚れた食器なんかを洗って、流された汚水がまたキレイになるには、それ以上の水が必要になりますから。

高橋ジョージさん:
 僕も食卓に油モノがあんまり並ばないっていうのは、メタボ対策として大歓迎です(笑)

三船美佳さん:
 そーいう意味だけじゃないんです。例えば、食用油にしても、何度も何度も使えますし、地域によっては真っ黒になった食用油を利用してマイクロバスを走らせているところもあるんです。

高橋ジョージさん:
 娘が生まれてからは、無駄に消費してはいけない、と思うようになりましたね。娘と、その後の世代に「環境問題」なんていう大きな枷を負わせてはいけない、と。小さいことですけど、我が家も小まめに電気を消すようにしたり、牛乳は瓶にしたり、エコバッグで買い物に行くとか、そんなことをするようになったんです。


大黒氏:
 環境を守るには、京都議定書のような「規制」、ソーラーパネルのような「新しい技術」が欠かせません。しかし、最も大事なのは「ひとりひとりの意識」です。いくら規制を厳しくしようと、どんなに新しい技術が開発されようと、人間ひとりひとりの生活の全てにおいて、それらが環境保全をしてくれるわけではありません。結局は、「ひとりひとりの意識」から生まれる取り組みが大事なんです。

村上氏:
 ジョージさんや、美佳さんが、ミュージシャンとして、あるいは女優としてメッセージを発信してくれることって、とても良いことだと思うんですよね。やっぱり、今までの生活を変えて、何かに取り組むのってなかなか大変だと思うんです。でも、こうやって色んな場でメッセージを発してもらえると、励みになるというか、自分も環境を守るために何かしようという気になります。

大黒氏:
  私も著名な方が「環境のために何かしましょう」といメッセージを投げかけてくれることに感謝しています。環境を守るため、何かを節約するということは、場合によっては単なるケチみたいで、恥ずかしい、かっこ悪いと思ってしまう方も結構多いんです。でも、ジョージさんや、美佳さんがご自身の体験を披露してくれることで、そういったマイナスイメージを払拭してくれます。今回のゲームも、そのようなメッセージを伝える一端を担ってくれることを期待しています。

三船美佳さん:
 我が家でも電気を小まめに消すようにしていると、さっきジョージさんが言いましたけど、最初は上手くいかなかったんです。電気のスイッチの横に「必要ないなら消す!」みたいな張り紙をしていたんですけど、それが評判悪くて。お友だちからも「なんかカンジ悪い…」とか言われてしまうありさまで…。それで、張り紙をカラーペンで綺麗に書いたんです。イラストも入れて。そうしたら、娘も喜んでくれて、家族も省エネに協力してくれるようになったんです。だから、環境を守るにも、悲観的にならずに楽しくやることって大事だと思いますね。

高橋ジョージさん:
  僕は今までロックバンドをやってきて、音楽で「戦争反対」というメッセージも伝えてきましたけど、戦争って、究極の環境破壊なんじゃないか、と思うんです。多くのものが消費されて、破壊されて、大勢の人間が命を落とすわけですから。今度はメッセージを「反戦」から「環境」に代えて、しっかり伝えていきたいですね。この『シムシティ DS2』は、身近に環境問題を感じるきっかけになるはずですから、ぜひ手にとってください。

 以上のようにトークショウは、かなり熱の入ったものとなり、各登壇者はそれぞれの環境に対する取り組みを語ってくれた。最後に村上氏は、「このような街の中にありながら自然に囲まれていて、環境について考えられる場所で、『シムシティ DS2』を披露できたこと、登壇者の皆さんとお話できたことを嬉しく思います。今後も作品を通してメッセージを伝えていきたいですね」と締めくくった。


『シムシティ DS2 ~古代から未来へ続くまち~』
ハード: ニンテンドーDS
メーカー: エレクトロニック・アーツ
ジャンル: 都市育成シミュレーション
発売日: 2008年3月19日(水)予定
価格: 4,980円(税込)

 

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